ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.20(2010/09/24〜26) E
【紅葉情報
− 位ヶ原山荘付近】
★始まりました(昨年より一週間遅い)★
標高2350メートルの位ヶ原山荘付近もご覧のように色合いに変化がはっきりとわかるようになり、紅葉が始まったといえる状況となりました。
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昨年同時期より一週間早い位ヶ原山荘周辺 2009 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2009/09/19〜20) F |
今週の位ヶ原山荘周辺 昨年より一週間遅い状況 |
昨年同時期より一週間早い画像とほぼ同じような状態になってきました(昨年より一週間遅い状況)。数日前までは明らかに色合いが薄かった状態でしたが、ようやく始まった冷え込みに、ダケカンバも少しずつ反応を始めているようです。
現段階の位ヶ原山荘エリアは、例年よりも早めに紅葉が始まった2009年・2008年より一週間遅い状態で、2007年とほぼ同じ推移です。例年、紅葉が始まっても、大雪渓・位ヶ原エリアのように急激に推移してゆくことはありませんが、これから徐々に進んで行くことは間違いないと思います。
<参考>
● 昨年同時期 → 2009
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.20(2009/09/26〜27) F 【紅葉情報
− 位ヶ原山荘付近】 ★ピークです(昨年より一週間早い)★
● 昨年同時期の一週間後 → 2009 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.21(2009/10/03〜04) F 【紅葉情報 − 位ヶ原山荘】
★ピークです(昨年より一週間早い)★
【紅葉情報
− 冷泉小屋〜摩利支天付近】
★始まりました(昨年より一週間遅い)★
標高2220メートル付近の冷泉小屋付近でも紅葉が始まりました。
上部エリアの大雪渓・位ヶ原と比べると色づいている部分は、まだごく一部といったほうが良いでしょう。
そのため、紅葉が始まった言うには少し早い箇所もあります。
冷泉小屋と魔利支天バス停の中間付近にあり荒田橋(あれたばし)を少し下ったあたりの28号カーブ付近。冷泉小屋から摩利支天までのエリアの中で、もっとも紅葉が進んでいて、ビューポイントの一つです。ようやく紅葉が始まったといえる状況となりましたが、昨年よりも一週間以上遅い状況です。
はっきりと始まった様子を見せるミネカエデ。
完全に黄色の状態のものと、まだこれから紅葉になるものが織り交ざり、まだまだこれからが楽しみな状況です。
ウラジロナナカマド − 緑から赤へ | しかし、枯れ始めるものも見られます |
こちらはウラジロナナカマド。緑から赤に変化が連続して見られます。しかし、先週と比べて、葉の状態が良くないものが若干増えてきている点が心配です。
現段階の冷泉小屋〜摩利支天エリアは、例年よりも早めに紅葉が始まった2009年より一週間以上遅い状態で、例年よりもやや早かった2008年よりも一週間遅い状態で、2007年とほぼ同じかやや遅い推移です。前述の位ヶ原山荘付近と同様に、上部エリアのように一気に紅葉が進むことはありませんが、これから楽しみな時期となってきます。
<参考>
● 昨年同時期 → 2009 ノリクラ 雪渓カレンダー 2009シーズン Vol.20(2009/09/26〜27) G 【紅葉情報−冷泉小屋〜魔利支天付近】★ピークです(昨年より1週間早い)★
● 昨年同時期の一週間後 → 2009 ノリクラ 雪渓カレンダーVol.21(2009/10/03〜04) G 【紅葉情報−冷泉小屋〜魔利支天付近】★見頃です(昨年より1週間早い)★
【昨年の今ごろは?】
昨年は紅葉の当たり年で、ちょうどこの週が大雪渓から三本滝まで全山に渡って紅葉のピークを迎えたことは記憶に新しいかと思います。
先週あたりから全山に渡って紅葉が始まりだして、それ以降は気温の低下が比較的緩く、霜の影響を受けなかったことが色合いをさらに深めてくれたのかと思います。また、例年なら黄色系統の色合いにとどまるウラジロナナカマドが真紅にまで染め上がったものが多く、数年前までは当たり前に真紅だったウラジロナナカマドの紅葉に久しぶりにめぐり合えた年でもありました。
<編集後記>
今週も紅葉の状況に一喜一憂する週末となりました。週の前半はまだ冷え込みがなく、23日(木)あたりからようやく冷え込んで徐々に紅葉が進んできました。これからようやく日々刻々と色合いが濃くなってくるというときに、26日(日)に霜が降りてしまい、ウラジロナナカマドに霜の影響が見られるようになったのは少し残念です。
今週は比較的気温の下がり方が鈍い状況ですが、昨年も紅葉が始まってから気温の下がり方が少なかったことから、綺麗な紅葉となったように記憶しております。そのため、霜の影響を受けずに残っているものに期待したいところです。
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