ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.13(2012/08/04〜05) F
【8月5日(日)、今日も夏空・ヒルクライム】
8月5日(日)観光センター前駐車場 − 今日も快晴の朝 |
取材二日目、8月5日(日)早朝6時の観光センター前駐車場は、昨日同様に雲ひとつない快晴の朝を迎えています。
シャトルバス |
いつものようにシャトルバスは始発便から通常運行が始まります。
ノリクラで山ガールデビュー! |
今回初めて山ガールデビューのこちらのお二人。初めての登山はノリクラから...高山植物の本も持参して出発です。
雲が湧き上がると夏の雰囲気 |
8時過ぎからモクモクとした入道雲がわき始めます。立ち止まってカメラを取り出すヒルクライマーの姿が絶えません。
青い空、白い雲 − 夏のノリクラ! |
青い空、白い雲...申し分ない夏のノリクラが訪れています。
位ヶ原山荘 − たくさんのヒルクライマーが集まる |
観光センターから約15kmの地点にある位ヶ原山荘。今日もたくさんのヒルクライマーがやってきています。
自転車置き場がいっぱいになるほど |
位ヶ原山荘には、自転車の方がたくさんお越しになってもよいように、自転車置き場が常設されています。通常のママチャリは自転車にスタンドがありますが、ロードサイクルはスタンドがないのが一般的。そのため、左の画像のようにサドル部分をバーにかけるスタイルで自転車を仮固定する方法がよくとられます。
しかし、今日は常設の自転車置き場が満車になるほどのヒルクライマーがやってきて、あふれた自転車が横になっています。
湧き水の冷たさがうれしい |
位ヶ原山荘のすぐとなりには沸き水が引かれていて、空になったボトルの補充や喉を潤す様子が見られます。
ゴールまで約5km・標高差350m |
位ヶ原山荘からゴールの県境(畳平)までは約5km、標高差350mです。遠方にはゴールの1km手前の富士見沢を横切る車道が確認できます。
ゴールを指差して | カメラに収める |
実際に位ヶ原山荘から確認してみると、結構高いところまで登らなければならない様子が見られ、若干不安そうな表情をされる方もいらっしゃいます。確かにこの先の森林限界を超えると、さらに空気が薄くなり、思ったよりもペダルが回らないものです。
森林限界を超えて |
それでも、このロケーションの中に身を置いて見ると、その辛さも忘れてしまうものです。
雲を同じ高さの目線で眺める |
雲と同じ目線の中をヒルクライムすることは、おそらく国内最高標高を誇る県道乗鞍岳線(エコーライン)と乗鞍スカイラインしかありません。
ノリクラのヒルクライムの楽しさ − 笑顔がほころぶ | 通過の際に交わす挨拶がうれしい... |
ノリクラにたくさんのヒルクライマーが集まるのは、国内最高標高のコースがマイカー規制されていて自転車が走りやすいという理由があるからだと思います。また、それに加えて、国内のヒルクライムレースの草分け的存在である、全日本マウンテンサイクリングin乗鞍が毎年8月末に開催され、そのトレーニングにやってくる選手もたくさんいらっしゃいます。
トレーニングにお越しの選手はシャトルバス並みのスピードでこの劇坂をノンストップで疾走して行きます。そんな中、わざわざ、脚を止めて笑顔でピースサインに応じてくださるこちらのヒルクライマーの方。「この風景は最高...」と、おっしゃってくださいました。その後も飄々とした余裕の表情で登って行きます。
その後も、数多くのヒルクライマーがここを通過し、そのたびにちょっとした再会の挨拶がうれしいものです。
大会までには何回か走りに来ますよ! |
飲むために走るのか、走るために飲むのか...と、言ったら失礼でしょうか(笑)。いや、やはり本命は全日本マウンテンサイクリングin乗鞍のためのトレーニングです!
ステージアップのために変化のあるヒルクライムコースがノリクラの魅力 |
まぶしいばかりの森林の中を登る楽しさももちろんですが、森林限界を超えた山岳風景に加えて、この大雪渓を真横に眺めながらのヒルクライム...こんなドラマティックに変化するコースは、おそらくこのノリクラ以外には存在しないでしょう。
距離20km、標高差1200mのヒルクライムは、決して楽なものではありません。しかし、ステージアップするたびに変化を見せてくれるコースだからこそ、多くの方がノリクラのヒルクライムに魅了されていると言えます。(→ Next)
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