ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.7(2015/06/19〜20) C
【6月20日(土)、観光センター前駐車場】
観光センター前駐車場 |
2日目は乗鞍高原の観光センターの様子をお伝えします。早朝6時の観光センターはご覧のようにちぎれた雲が青空が埋め尽くしています。気温は10℃とやや冷え込んだ雰囲気のある朝です。
乗鞍天空マラソン開催のため南側半分は規制 |
明日は第10回乗鞍天空マラソンが開始され、大会会場となる観光センター前駐車場はご覧のように南側半分が規制実施されています。
北側は通常通り利用可能 |
反対側の北側半分はいつも通り駐車が可能で、観光センター駐車場を利用される方には大きな支障はないと思います。
春山バスは道沿いのバス停から発着 |
駐車場が規制されると、その枠中にある乗鞍岳春山バスの停留場は利用できないため、道路沿いの路面バスからの発着となります。例年、6月乗鞍天空マラソンと8月末の全日本マウンテンサイクリングin乗鞍では、観光センター前駐車場が大会会場となるため、大会前日は道路沿いの路線バスの停留所を利用しています。乗鞍天空マラソンに伴う各規制については、6月13日付のおしらせ 6月21日開催の第10回乗鞍天空マラソンに伴う通行規制をご覧ください。
なお、観光センター以外の停留所には、変更点はありません。
始発便は2台 |
今日の春山バス始発便は2台。大雪渓に向けて出発します。
【乗鞍高原から大雪渓へ、沿道の風景】
もくもくとした雲に山頂は飲み込まれる |
先ほどまで見え隠れしていた山頂方面は、ご覧のようにすっぽりと飲み込まれています。
三本滝レストハウス前駐車場 − アスファルト部分は規制 |
観光センター前駐車場から7km先の三本滝レストハウス前駐車場。こちらも観光センターと同様に駐車規制が行われています。乗鞍天空マラソンのゴールは三本滝ゲートで、三本滝レストハウス前駐車場は、到着した選手を観光センター前に送り届けるシャトルバスの発着所として利用されます。
三本滝ゲート − この先冬季閉鎖中 |
こちらが三本滝ゲート。この先は冬季閉鎖区間で、マイカーはこの手前まで通行可能です。冬季閉鎖の期間中はゲートは締められていて、春山バスの通過のたびに開錠します。なお、冬季閉鎖は一般のバスやタクシーのほか、自転車・徒歩などすべての通行手段について適応されますので、ご注意ください。
低く垂れこめる雲 − 目線の高さまで近づく |
低く垂れこめる雲をよく見ると、目線の高さに近づいてきていることがわかります。
⇒ | ||
先週の29号カーブ上直線箇所 ノリクラ 雪渓カレンダーVol.6(2015/06/13〜14) @ |
今週の29号カーブ上直線箇所 芽吹きが出そろい 先週と変わらない状況に |
こちらは新緑の色合いの比較するために いつもお伝えする摩利支天上の直線道路。先週までは一週間単位で新緑の色調に感じられたものの、今週は変化が見られず、若葉の芽吹きは出そろったという感じに見られます。
冷泉小屋と冷泉 |
さらに登って標高2230メートルの冷泉小屋。低く垂れこめる雲に飲み込まれ、周囲は霧が漂っている状況。
⇒ | ||
先週の冷泉小屋上 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.6(2015/06/13〜14) @ |
今週の冷泉小屋上 残雪はほとんどなくなる |
春山バスの運行が始まった4月下旬から5月上旬はこの付近でも、バスの背丈以上の雪の壁が見られました。しかし、今週は残雪を見つける事すら難しい状況です。
位ヶ原山荘 | 濃霧が抜け始める |
そして、標高2350メートルの位ヶ原山荘に到達すると、周囲が明るくなってきて、山頂方面に青空がみられるようになり、雲の上に到達しつつあります。
位ヶ原山荘周辺全景 |
左の画像では山頂方面にはまだたくさん積雪が残り、位ヶ原山荘よりも下部では、ほとんど残雪が残っていない状況がはっきりしています。
残雪に若い緑・深い緑のコンビネーションはこの時期だけ |
残雪の白と針葉樹の深い緑、そして、広葉樹の若い緑の三つのコンビネーションは、この時期しか見ることができない貴重な瞬間です。
11号カーブ(ツアーコース入口) − 青空が広がる |
位ヶ原山荘から1.5km先のツアーコース入口、11号カーブではほぼ完全に霧が抜けて、高天ヶ原と剣ヶ峰がくっきりと青空に浮かぶようになってきます。山麓の乗鞍高原では想像もできない状況です。
今週の「ヤマザクラ前線」この付近(位ヶ原10号カーブ) |
さらに登ると紅色の葉を持つ木が目に留まります。ヤマザクラの葉は芽吹きはじめはピンク色。ご覧のヤマザクラにはそんな葉と同じく淡いピンク色の可憐な花が見られます。今週の「ヤマザクラ前線」は位ヶ原付近のようです。
激しく湧き上がる雲 | 雪の壁(位ヶ原5号カーブ) |
さらに登ると、雲が上げしく湧き上がり、ご覧のように雪の壁がみられるようになります。
大雪渓下4号カーブ − 雪壁は4.6メートル |
今年は雪解けが早く、例年もっとも高いとされる大雪渓下にある4号カーブでは、現時点で4.6メートルで、昨年よりも3メートル近く低い状態。
バスの背丈以上の積雪 |
それでもバスの背丈以上の積雪があって、まだまだ雪の壁を車窓から楽しくことは可能です。
Next>> Page5 【乗鞍岳春山バス、大雪渓に到着】 ■
Copyright (C) 乗鞍大雪渓WebSite |
|