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ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.19(2015/09/12〜13) A
【乗鞍高原から大雪渓へ、沿道の風景 U(三本滝ゲート〜大雪渓)】
三本滝ゲート − この先マイカー規制 | 三本滝レストハウス前駐車場 |
観光センターから7km先にある三本滝ゲート。ここからマイカー規制が始まります。三本滝ゲート前には三本滝レストハウス前駐車場があってシャトルバス停留所がすぐ隣にありますので、シャトルバスに乗り換えることも可能です。
道路右わきを注目しながら |
通過するヒルクライマー全員が道路右わきを注目して行きます...
ゲート番をしているのはタヌキの子供たち |
今日もゲートを通過する車両のチェックに余念のないタヌキの子供たち。少しずつですが、体格が大きくなり、順調に成長しているようです。
かもしかゲレンデ |
三本滝ゲートを通過して、かもしかゲレンデを横切ります。
ゲレンデを赤く染めるのはヤナギラン − 綿毛が飛び出してきた |
ゲレンデが所々で赤く変化していますが、ヤナギランの葉が紅葉し、実が弾けて、綿毛が飛び出しています。かもしかゲレンデは、ヤナギランをはじめ、ゴマナなど人の背丈ほどの山野草が生い茂っています。この状態だと、雪が降ってもブッシュだらけで滑走できません。あと1ヶ月ほどすると、かもしかゲレンデの草刈りが始まります(山麓のゲレンデはすでに除草が終わっています)。
今日はヒルクライマーが多い |
観光センター前駐車場の台数やシャトルバスの運行台数と比べると、今日はヒルクライマーが多い様子。
平湯に降りて国道を回る周回コースへ |
今日は三本滝レストハウスをスタートし、これから畳平まで上ったのち、乗鞍スカイラインを下って平湯温泉→平湯峠→国道158号線へと回って、再び、三本滝レストハウスに戻る周回コースを予定されているとのこと。さらには明日は移動して碓氷峠も登るとのこと。ゆっくりでも登る楽しさ・達成感がヒルクライムにはあって、山登りと同じような感覚で楽しんでいらっしゃるのでしょうね...
見事な快晴 | 歩調を合わせて |
早朝の鰯雲が抜けて見事な快晴。歩調を合わせてのんびり一緒に走るのも秋のヒルクライムらしい楽しみ方。
「WebSite、いつも見てますよ」 |
いつも細部までWebSiteをご覧下さり、本当にありがとうございます。ご覧下さる方がいらっしゃるからこそ、運営が継続できるのであって励みになります。
紅葉シーズンに向けて緑の森林に濃淡が現れる |
今日は紅葉の下見にお越しになりましたが、木々は紅葉に向けて準備が始まっています。この付近は針葉樹と広葉樹が混在する場所ですが、真夏はどちらも深い緑色で同一の色彩でした。しかし、8月下旬くらいから、広葉樹の緑が次第に薄くなってきました。ちょうど、6月に広葉樹の芽吹きが始まって、萌黄色の明るい緑がまぶしく輝きますが、それに近い雰囲気すら感じられます。
実際のところは僅かな変化ですが、よく観察していると、はっきり分かるようになってきます。
沿道の様子を楽しむのはヒルクライマーだけではありません。こちらは冷泉に停車したタクシー。
「こちらにヒロハツリバナがあります。変わった形の実でしょ!」と、高山植物を説明するのは常連の運転手さん。これから始まる紅葉は、車を降りなくても車窓から楽しむことができますので、どの運転手さんでも対応可能ですが、このようにピンポイントで楽しませてくれるのは、沿道を熟知している常連運転手さんだからこそです。
おしゃべり好きなこちらの運転手さんも、ビューポイントに車を横付けしています。「効率的な撮影ならにココ!」とこちらもピンポイントでクルマを止めてくれますので、、紅葉散策でもタクシー利用はお勧めできます。
標高2350メートルの位ヶ原山荘。
位ヶ原山荘で小休憩 | 紅葉のピーク前・ピーク後 − 迷ったらピーク前にお越しを! |
今日もヒルクライムの途中に立ち寄った方が位ヶ原山荘で一休み。こちらの方々も紅葉前に様子を確認にお越しになった模様。「紅葉は9月下旬と10月上旬ではどちらが良いでしょうか?」おそらく、多くの方が同じような悩みを持っていらっしゃるものと思います。
紅葉はその年の状況によって、見頃・ピークが前後し、また、標高や場所によっても異なります。特に大雪渓・位ヶ原は見頃・ピークが短いだけに、日にち選びが重要です。ただ、ひとつ言えることは、ピーク前は完全な色合いになってなくても、きれいな部分がありますが、ピークが過ぎると、ほぼ全滅してしまいますので、日程が限られている場合は、ピークよりも前にお越しになったほうがよいでしょう。
日差しは強くても空気感が最高! |
とにかく今日は良い天気。日差しは強くても空気感が最高!「パンクの時はお世話になりました!」と、声をかけてくださったこちらのヒルクライマー。昨年のことではありますが、パンク修理で携帯ポンプで一生懸命空気を入れている最中にお会いいたしました。またお会いできて何より...
標高差による気圧変化や小石などでタイヤがパンクするケースが多々ありますので、チューブや携帯ポンプなどパンク修理キットは必ずご持参ください。なお、携帯ポンプでは適正空気圧まで加圧することは困難です。そのため、炭酸ガスで適正圧まで瞬時に入れるキットがありますので、それも合わせて持参されるとよいでしょう。(ただし、炭酸ガスは数日で抜けますが、これをパンクと間違えないように...)
「パンクではお世話に...」ですが、空気補充のお手伝いをしただけのことで、当方で修理を請け負っているわけではありませんのでお間違いなきように...ノリクラへヒルクライムにお越しになるには、パンク修理が自らできることが必須です。一度もパンク修理の経験がない方は、実際にタイヤ・チューブを外して実践されることをお勧めします。
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先週の位ヶ原山荘上 ノリクラ 雪渓カレンダーVol.18(2015/09/05〜06) A |
今週の位ヶ原山荘上 ほとんど違いはないものの、随所で黄色味が感じられる |
左は先週の画像、右は今週の画像です。背後は鶴ヶ沢、富士見沢、屋根板で、紅葉のおすすめポイント。ダケカンバが黄色一色に染まります。二つにほとんど変化はありませんが、それでも随所で黄色味が感じられるようになり、少しずつ変化が始まっています。見頃は9月下旬〜10月上旬です。
見事な鰯雲 |
位ヶ原山荘から1.5km先の11号カーブ・ツアーコース入口。見事な鰯雲が広がり、こんな風景が続きますので、お越しになったヒルクライマーの方々は、風景に気を取られて、つらそうな表情はありませんでした。もっとも、こんな風景がずーっと続きますから、下を向いていてはもったいないですよね。
気温は14℃ −
アームウォーマーを着用 =腕に当たる空気が冷たい= |
気温は14℃、ほとんど風はありませんが、腕に当たる空気に冷たさが感じられる状況で、アームウォーマーを着用します。ちょっとしたアイテムですが、これだけでも結構違うもの。サイクルジャージの背中のポケットに忍ばせておけば、すぐに使えます。
ゆっくりとした歩調で − 秋のヒルクライムの鉄則 |
所々で色の変化があり、そんなところを見つけながら進みます。ゆっくりとした歩調で進むのが秋のヒルクライムの鉄則!
「小さい秋、見つけた!」 − 所々にきれいな色合いが... |
全面錦色の紅葉が一番素晴らしいことは間違いありません。でも、きれいな色合いを見つけた瞬間は宝物に出合えたように感じられ、まさに「小さい秋、見つけた!」という歌詞通りの喜びが味わえます。
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