ノリクラ 雪渓カレンダープレリリース版

Vol.2(2017/04/08) A

 

 

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(Update:2017/04/13)

 

【リフトに乗ってツアーコースへ】

やまぼうしリフト 「今日はどこまで行くだい?」

それでは今シーズン最後のリフトに乗ってツアーコースに向かいます。「今日はどこまで行くだい?」と、声をかけてくださるスタッフ。

 

ゲレンデコンディションは良好 エッジをしっかり効かせてターンを

ゲレンデコンディションは、表面は水分を含んで若干緩んだ感触がありますが下地はかたく、エッジをしっかり効かせてターンを楽しむことができます。感覚的にはまだ春スキーという感触ではありません。

 

青空が広がって日差しが差し込むと蒸し暑い

結構、青空が広がってきて日差しが差し込むタイミングも見えてきました。湿った空気のせいもありますが、蒸し暑さを覚える状況です。

 

スタッフの方々ともしばしお別れ 「早く自転車シーズンが来ないかな〜」

こちらのスタッフの方々ともしばしお別れ、「早く自転車シーズンが来ないかな〜」と、グリーンシーズンが始まるのを首を長くして待ちます。ノリクラのヒルクライムシーズンは、県道乗鞍岳線(エコーライン)の全線開通からとなりますので、7月からの開幕となりますが、それが待ちきれないという方は、岐阜県側の乗鞍スカイラインが5月15日(月)よりオープンしますので、そちらもお勧めです。毎年、オープン日の5月15日の初ヒルクライムを慣行とするヒルクライマーもいるほどです。

 

リフト下を流れる小大野川 雪解け水が激しく流れる − 春の訪れ

リフト下を流れる小大野川。今まで意識して眺めることはなかったものの、轟々と音を立てて激しく雪解け水が流れていることに気づきます。もうそんな季節になって来たんですね。

 

かもしかリフト

そして、最上部のかもしかリフト。先週まではまだパウダーランが楽しめたほどですから、ゲレンデコンディションに全く問題はありません。

 

こちらのスタッフともしばしのお別れ − また次のシーズンに会えるさ〜

こちらのスタッフの方とも今日でお別れ...約束はしなくとも、また次のシーズンに会えるさ〜。そんな感じがいいですね。

 

ツアーコース入口へ

かもしかリフト終点が近づくと、目的地のツアーコース入口が間近に迫って来ます。

 

【ツアーコースT −入口急斜面】

ツアーコース入口 出発の準備

こちらがツアーコースがスタートします。ツアーコースは標高2000メートルの入口から、標高2500メートルの位ヶ原までの約2kmの樹林帯を切りとおして作られたバックカントリーコースです。ツアーコースの全容は、ノリクラ雪渓カレンダー冬〜春スキー版 で確認できますので、ぜひ一度ご覧ください。

また、この先はスキー場の管理区域外になります。そのため、「自己責任」のもとでの行動が求められ、もし、万一、救助を求める場合は、山岳救助隊(警察110番)へ連絡することになります。また、多額な救助費用が必要な場合がありますので、山岳保険への加入をお勧めします。

なお、登山届のポストは、今シーズンより、三本滝レストハウス前からMt.乗鞍事務所前に移動されました。

 

バーンは雨で細かなギャップが − もう春の雪質へ

気温は10℃、日差しが差し込むととにかく暑い!。でも、日差しと小雨が周期的に交互に見られ、アウターを着たほうが良いのか迷うような状況でした。入口急斜面のバーン状態は昨日の雨の影響もあって、細かなギャップが無数に広がり、下地はかたいものの表面はザクザクとした春の雪質になっています。パウダーと呼べるところは皆無です。

 

昨年のツアーコース入口急斜面
2016ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版Vol.4(2016/04/09) B
先週のツアーコース入口急斜面
ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版Vol.1(2017/04/01) A
今回のツアーコース入口急斜面
=積雪量は昨年・一昨年よりも多い=

こちらは入口急斜面の全景です。左上は昨年同時期のもの、右上は先週のものです。先週との違いはほとんどありませんが、昨年はブッシュが目立つ状でいかに昨年が雪不足だったのかがわかります。また、今年は一昨年よりも多い状態です。

 

シールのグリップがよく効く雪質

シールのグリップが効く雪質で、厳冬期よりも歩きやすい状態。先ほどの青空は10時前には再びなくなり、どんよりとした雰囲気になってきました。

 

ツアーコースの下山滑走は例年5月中旬ごろまで
(積雪情報は当WebSiteで随時発信)

さて、ツアーコースの滑走可能時期は、例年5月中旬頃までです。雪解けが最も早いのはこちらの画像の入口急斜面ですが、雪解けが進むと雪の下に横たわっていたブッシュが起き上がり、人の背丈以上の密林状態になってしまします。とても歩いて下山できる状態ではありません。そうかといって、ここから再び登り返すわけにも行きません。

そのため、当WebSiteでは、4月下旬ごろからツアーコースやその下部のかもしかゲレンデの積雪状況をお伝えしておりますので、入山時にご覧くだされば参考になるかと思います。なお、ツアーコースでの下山滑走ができなくなった後は、位ヶ原山荘より乗鞍岳春山バス下り便に乗車して下山してください。

 

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■ご注意■

今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)

 

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