ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.20(2018/09/22) B
【雪渓上部】
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雪渓上部全景 |
現在積雪が残っているのは雪渓上部左側のみ。雪渓上部右側は3週間前に雪解けが完了しました。
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昨年の雪渓上部左側 2017ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.20(2017/09/23) B |
今回の雪渓上部左側 |
こちらは雪渓上部左側。大雪渓の中でも急斜面のバーンが広がり、シーズン終盤まで積雪の残るエリアです。
大雪渓エリアの中でも最も遠方に位置することから、他のエリアが滑走可能なこの時期は訪れる方は少ない状況です。しかし、今後、他のエリアが滑走できなくなって、雪渓上部左側しか滑走できなくなる8月下旬頃になると、冷え込みの影響からバーンは硬くなってきて、スプーンカットのほか、大きな氷の柱が一面に現れ、初心者の滑走は困難な状況になって行きます。さらに、雪渓上部左側は他のエリアよりも急斜面であることに加え、バーン下部は全面岩場であるため、滑落すれば大怪我となる可能性もあります。
昨年と比べると、かなり小さくなっていることがわかり、すでに昨年10月末よりも小さくなっています。
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落書きの岩−雪渓下端まで77メートル |
落書きの岩から雪渓下端までの距離は77メートル。すでに昨年10月末よりも長くなっていています。
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2016年の雪渓下端(上方75m) 2016ノリクラ 雪渓カレンダーVol.16(2016/08/26〜27) C |
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2011年の雪渓下端(10月上旬、72m) 2011ノリクラ 雪渓カレンダーVol.22(2011/10/08〜09) B |
2012年の雪渓下端(10月下旬、72m) 2012ノリクラ 雪渓カレンダーVol.24(2012/10/20〜19) B |
一昨年は今年よりももっと雪解けの早い(積雪の少ない)年で、8月下旬には今回と同じレベルになっています。また、2011年と2012年も例年よりも雪解けが早く、今回と同じレベルまで雪解けが進みましたが、いずれも9月下旬で、今年は2016年に次いで積雪の少ない状態となっています。また、2004年も2016年並に少ない年でした。
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北寄りのエリア | 長さが20メートル − 滑走できるレベルではない |
こちらは北寄りのエリア。長さが20メートル程度しかありませんので、もう滑走できるレベルではありません。
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こちらは上端部分。
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上端部分−昨年より2〜3週間早い雪解け | 上端から下端まで29メートル すでに昨年の10月末よりも短くなった |
上端部分は昨年より2〜3週間早い雪解け。上端から下端までの距離は29メートルで、すでに昨年の10月末よりも短くなっています。
2017年は100メートル。2016年は測定箇所の積雪が消滅し、2015年は118メートル、2014年は92メートル、2013年は108メートルです。2012は53メートル。2011年は35メートル、2010年も60メートル、2009年は82メートル、2008年は100メートル、2007年は72メートルでした。
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南寄り部分 − 雪面のうねりがひどい |
こちらは南寄り部分。滑走可能ですが、今週は滑走するスキーヤーがいなかった模様で、うねりがひどくなっています。
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先週の上端部分 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2018/09/15) B |
今回の上端部分 先週から大きく変わっていない |
雪渓上端の位置は先週と大きく変わっていない様子です。
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上端から下端まで40メートル |
上端から下端まで40メートルで、先週とほとんど変わりありません。雪解けスピードがやや遅くなってきた感じがありますが、9月中はまだ雪解けが進みますので、まだまだ小さくなるはずです。
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