ノリクラ 雪渓カレンダープレリリース版
Vol.2(2019/04/13) B
【ツアーコースT − 入口急斜面】
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ツアーコース入口 |
バックカントリーエリアの詳細 |
ツアーコース入口からは、シールやスノーシューといった新雪用の登攀用具を使って、標高2500メートルの位ヶ原まで目指します。状況が許せば、その先の大雪渓・すべり台・富士見沢といったパウダーエリアに向かいます。
ツアーコースから大雪渓・すべり台・富士見沢などのバックカントリーエリアの地図は、ノリクラガイドマップ冬スキー版<対象時期:12月末〜4月末> をご覧ください。なお、雪崩多発地帯も合わせて掲載しておりますので、入山される際にはぜひ参考になさってください。
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2018年のツアーコース入口急斜面 2018ノリクラ 雪渓カレンダー プレリリース版 Vol.3(2018/04/14) B |
先週のツアーコース入口急斜面 ノリクラ 雪渓カレンダー プレリリース版 Vol.1(2019/04/06) B |
今回のツアーコース入口急斜面 |
こちらは入口急斜面の全景です。左は昨年の様子、中央は先週の様子、右は今回の様子です。全体的には大きな違いは見られません。
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新雪5〜10センチ | パウダーではなくモソモソとした片栗粉のような雪質 |
数日前の降雪が5〜10センチ程降り積もっています。パウダーではなくモソモソとした片栗粉のような雪質。冷えて固まったものが日中の日差しで緩んだ状態です。
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下地も柔らかくシールで問題なく登られる |
新雪の下の部分の雪質もアイスバーンではなく、シールでも問題なく登ることができます。
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ツアーコースの下山滑走は例年5月中旬ごろまで (積雪情報は当WebSiteで随時発信) |
さて、ツアーコースの滑走可能時期は、例年5月中旬頃までです。雪解けが進むと人の背丈以上の密林状態になってしまします。とても歩いて下山できる状態ではなくなり、そうかといって、ここから再び登り返すわけにも行きません。
そのため、当WebSiteでは、4月下旬ごろからツアーコースやその下部のかもしかゲレンデの積雪状況をお伝えしておりますので、入山時にご覧くだされば参考になるかと思います。なお、ツアーコースでの下山滑走ができなくなった後は、位ヶ原山荘より乗鞍岳春山バス下り便に乗車して下山してください。
【ツアーコースU − 1〜6番標識付近】
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入口急斜面を登り切ると、なだらかな緩斜面が続きます。
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1番標識付近のビューポイント(左:高天ヶ原、右:剣ヶ峰) |
こちらは1番標識付近。高天ヶ原と剣ヶ峰が並ぶビューポイント。ゲレンデ内からでもみることのできる二つの山ですが、ツアーコースからだと、さらに近く感じられます。
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ノリクラデビューにはまたとない一日 | 1番標識(積雪量150センチ) 3月上旬並みの積雪 |
初めてノリクラにお越しの方をお連れしての山行。しかも、バックカントリーそのものが今日初めてとのこと。完璧な快晴無風のコンディションのもと、またとないノリクラデビューとなりました。春山シーズンは始まったばかりですので、二度三度とお越しくだされば幸いです。
1番標識付近(標高 約2130メートル)の積雪は150センチ。先週と同じで、昨年より90センチ多く、3月上旬並みです。
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2018年の3番標識(積雪105センチ) 2018ノリクラ 雪渓カレンダー プレリリース版 Vol.3(2018/04/14) B |
先週の3番標識(積雪155センチ) ノリクラ 雪渓カレンダー プレリリース版 Vol.1(2019/04/06) B |
今回の3番標識(積雪160センチ) 3月上旬並みの積雪 |
こちらはツアーコース中間付近にある3番標識(標高約2235メートル)。現在の積雪は160センチ。先週より5センチ増加、昨年より55センチ多く、3月上旬並みです。
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今日は日が高くなっても、澄んだ青空が続いています。ここまで綺麗な状態が続くのは厳冬期でもなかなかありません。
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2018年の5番標識(積雪220センチ) 2018ノリクラ 雪渓カレンダー プレリリース版 Vol.3(2018/04/14) B |
先週の5番標識(積雪240センチ) ノリクラ 雪渓カレンダー プレリリース版 Vol.1(2019/04/06) B |
今回の5番標識(積雪250センチ) 3月中旬並み |
こちらはツアーコース上部付近の5番標識(標高約2305メートル)。現在の積雪250センチ。先週より10センチ増加、昨年より30センチ多く、3月中旬並みです。
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2018年の6番標識手前の谷 2018ノリクラ 雪渓カレンダー プレリリース版 Vol.3(2018/04/14) B |
先週の6番標識手前の谷 ノリクラ 雪渓カレンダー プレリリース版 Vol.1(2019/04/06) B |
今回の6番標識手前の谷 |
5番標識を過ぎて6番標識付近に差し掛かると、ウェーブ状になった箇所があります。
この谷が埋まるのは2月以降で、それまではこの付近を通過するだけでかなり時間を要する状況でした(画像以外に2〜3ヶ所ほど谷があります)。今年は1〜2月の積雪が少なかったため、なかなか埋まりませんでしたが、現在は問題なく通過できます。ただし、下山滑走時にウェーブに対応できず、転倒して骨折負傷する事案が過去には発生していますので十分注意してください。
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そして、6番標識を過ぎれば、ツアーコース最後の位ヶ原急斜面へと向かいます。
■ご注意■
今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)
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