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2010年5月分】
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5月
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■2010年5月30日(日)■
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今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー → ノリクラ雪渓カレンダー正式版
Vol.3
)
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@ 2010/05/30 06:55 快晴の朝 − 始発便はスキーヤー・ボーダーでにぎわう
(ほおのき平駐車場 − 乗鞍スカイラインシャトルバス始発便)
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A 2010/05/30 10:20 気温4℃、ヒルクライムにはやや寒いコンディション
(乗鞍スカイライン − 桔梗ヶ原)
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B 2010/05/30 13:10 時折戻ってくる日差しは真夏を思わせる雰囲気
(鶴ヶ池雪渓)
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C 2010/05/30 12:30 絶えずひんやりとした雲の流れに飲み込まれる
(鶴ヶ池雪渓)
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画像・記事の転載・引用・リンクについて
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早朝は快晴だったものの、上部エリアはひんやりとした空気に包まれ、絶えず雲が流れ行く冷たい一日となりました。
早朝のほおのき平駐車場はほとんど雲のない快晴の朝を迎えます。6時の気温は8℃、まるで6時の時報に合わせるかのようにほおのき平駐車場に力強い朝日が差し込むようになってきます。この時点で25台ほどの車がやってきて、いつものようにシャトルバス始発便に乗車するスキーヤー・ボーダーの方々が出発の準備を始めます。
この晴天に誘われるかのように、6時55分発の乗鞍スカイラインシャトルバス始発便の到着時刻が近づくにつれて続々と集まり、今日は一般の観光の方や登山の方のよりもスキーヤー・ボーダーの方が大半を占めています。そのため、乗車定員上は問題なく1台で運行可能な状況であるものの、トランクにスキー・ボードを収納することができず、最後部座席の後方スペースをトランク代わりにして、何とか全ての荷物を積み込んで畳平へ出発しました。
シャトルバス始発便が出発する頃には、太陽の暖かさを感じるほどの状態となりますが、ほおのき平から6kmほど先の乗鞍スカイラインの起点である平湯峠は、力強い太陽が燦々と輝くものの、冷たい空気が流れ、8時の気温は10℃。長袖でもブルっと来るほどです。
今日は平湯峠からヒルクライムに出発しましたが、長袖のサイクルジャージでも出発当初からやや肌寒さを感じる状態。平湯峠からいきなり急勾配となる夫婦松までの3km区間を過ぎて、しばらくすると周囲は霧が立ち込めるようになって、上空の青空がほぼ完全に失われます。9時の憩橋付近の気温は6℃。日差しがなくなった影響もあって、この付近でウインドブレーカーを着込まなければ、寒さで体が硬直してくるほど。汗を通さないウインドブレーカーを着ていても全く汗ばんでくる状態ではありません。
この霧も9kmポスト付近の森林限界を超えると再び雲間に青空がのぞく状態に天候は回復し、中腹付近だけ霧に包まれている状態であることがわかります。11kmポストの四ッ岳カーブを超えて大丹生岳の裾野を回る頃になると再び力強い太陽が戻ってきます。気温が低くても今日は全くといっても良いほど風がなく、車体が左右に煽られることもなく桔梗ヶ原へとペダルを回します。
この付近に到達するとそれまで以上に空気の冷たさが増すようになります。そのため、自転車から降りて撮影を続けていると身震いがとまらないほど。5月の乗鞍スカイラインはヒルクライムにはまだまだ寒いコンディションといえます。
融雪の進んで一面銀世界だった桔梗ヶ原には、ハイマツ帯の唐草模様が描かれ始め、ダイナミックな雪原の広がりと絶えず流れ行く雲の動きに、全く飽きさせることのない風景がとうとうと流れて行く雰囲気に包まれ、寒ささえなければここでその様子をいつまでも眺めていたいと思ってしまうほどです。
11時の畳平の気温は4℃。桔梗ヶ原と同様に雲がめまぐるしく流れ、冷たい空気に包まれている状況は変わりありません。
そして、岐阜県側で唯一スキー滑走指定地とされている鶴ヶ池雪渓では、スキーヤー・ボーダーの方々が静かにのんびりと時を過ごして入る様子がうかがえました。大雪渓・稜線方面の賑わいとか喧騒といった状況とは裏腹に、自分の好きな時間を過ごすにはピッタリの雰囲気といっても良いかもしれません。
そして、午後になって、時折青空が広がって力強い太陽が差し込み、そこに浮かぶ雲の様子を観察するとモクモクとしたダイナミックな雲があって、一瞬ではあるものの夏の雰囲気すら感じさせてくれました。
今日はその後もひんやりとした雲と空気に包まれ、14時の畳平は2℃まで低下し、一日が終わって行きました。
県道乗鞍岳線の除雪は大雪渓駐車場付近までは完了し、除雪の先端は2号カーブ手前の富士見沢まで進んでいます。そのため、富士見沢は切り通しが出来ていますので、上部から位ヶ原山荘への滑り込みはできませんのでご注意ください。
なお、今週取材分の ノリクラ雪渓カレンダー正式版 Vol.3
は今週末掲載を予定しておりますので、どうぞご覧下さい。(2010/05/30
17:05更新)
【6月から予定されている
春山バスの肩の小屋口バス停(大雪渓駐車場)への延長運行について】
乗鞍高原から位ヶ原山荘まで運行されている春山バスは、6月より肩の小屋口バス停(大雪渓駐車場)まで延長運行される予定ですが、現段階では未定となっています。決定されましたら、お知らせいたしますので、しばらくお待ちください。
【 新コーナー「ノリクラガイドマップ」について】
すでにお伝えしたとおり、新コーナー「ノリクラガイドマップ」の掲載を開始いたしました。また、ツアーコースのレイアウトの修正や、番号標識付近やビューポイント付近の画像を3月17日に更新いたしました。今後も新しい情報掲載て行きますので、これからの春スキーにご活用ください。
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■2010年5月29日(土)■
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今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー →
ノリクラ雪渓カレンダー正式版
Vol.3
)
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@ 2010/05/29 10:30 変幻自在な雲のキャンパス − 今日は終日雲に支配される
(肩の小屋〜稜線)
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A 2010/05/29 11:50 無風の穏やかな稜線
(蚕玉岳)
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B 2010/05/29 12:20 しっかり緩んだバーンは安心して滑走できる
(剣ヶ峰〜蚕玉岳稜線下)
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C 2010/05/29 13:50 午後になっても雲はめまぐるしく動き巡る
(剣ヶ峰〜蚕玉岳稜線下)
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画像・記事の転載・引用・リンクについて
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終日に渡って雲に支配されたはっきりしない天候でしたが、ほとんど無風で穏やかな一日を送ることができました。
日付が今日に変わる頃のほおのき平駐車場の気温は8℃。夜半前から一面は霧が立ち込めるようになり、幻想的な風景に包まれます。ほとんど空気の動きはなく、ボーっとした夜霧が静かな夜を演出している雰囲気です。
そして、一夜明けたほおのき平は昨晩から続く霧に包まれモノトーンの朝を迎えます。6時の気温は10℃。この朝霧の中からぼんやりと朝日が昇り始めると上空は次第に雲間が見え始めるようになり、乗鞍スカイラインのシャトルバス始発便の乗車しようとする方々が徐々に集まり始めます。始発便の6時55分が次第に近づくにつれ、所々に青空がのぞくようになり、天候の回復が期待できるような雰囲気となってきます。そして、始発便が到着する頃にはたくさんのスキーヤー・ボーダーや登山の方々が集まり、平湯温泉を出発したシャトルバス1台では乗車しきれず、急遽、もう一台配車して対応したほどでした。
畳平に向う乗鞍スカイラインは上空は雲が多くて遠景の山並みをはっきりと望むことができない状態でしたが、森林限界を超えた桔梗ヶ原に到達すると、雲間に穂高の頂を望むことができるようになり、畳平に入る手前の鶴ヶ池雪渓辺りで一瞬濃霧に包まれますが、畳平は再び視界が戻ります。
シャトルバス始発便が到着した7時30分ごろの畳平の気温は0℃。若干霧が残っていますが、青空が覗きはじめて、気温ほどの寒さは感じません。そして、いつものように出発の準備を整えた方から大雪渓・剣ヶ峰方面へ出発します。
9時の肩の小屋・コロナ観測所分岐点の気温は8℃。北からやや冷たい風が吹き、分岐点から眼下に広がる位ヶ原方面はゆっくりと霧が流れて行きます。天候は全体的には曇の範疇に入り、はっきりとしない太陽が滲んでいます。それでも天候が悪化するような状況ではなく、雲や霧の流れ方は穏やかな雰囲気。肩の小屋方面に向うトラバース箇所はやや固い所もあって、ルートが確保されているものの、アイゼンがあったほうが安全でしょう。
そして、時間の経過とともに、上空は青空と雲の変幻自在に描かれるキャンパスが広がる様子が絶えず繰り広げられるようになり、そんな空の演出を見ていると、今日一日がそれだけで満足してしまうほどです。
11時を過ぎる頃になると、春山バスでお越しになった方々が大雪渓を一列になって登ってこられる様子が見られます。稜線向けて登って来るバーンは、気温が低く
しっかりとした日差しが差し込まない天候であるにもかかわらずかなり緩んだ状態で、シールのグリップが効きにくいところもあって、急斜面で少し苦労されているスキーヤーもいらっしゃったほどです。
今日は稜線ですらほとんど無風。正午の蚕玉岳山頂付近は6℃と低めですが、薄着で問題ないような気候。寒いどころか少し蒸した感じすら覚える状況です。
シールでの登行ではグリップの効きにくい緩んだ雪質も、滑走ではむしろ安心してターンを繰り返すことのできる状態で、剣ヶ峰〜蚕玉岳稜線からは、気持ちよさそうに位ヶ原に向っていきおい良く飛び込んで行く様子がありました。
午後になっても雲の動きはめまぐるし状態が続きましたが、終日に渡って寒くも暑くもない過ごし易い一日となりました。
県道乗鞍岳線の除雪は大雪渓駐車場付近までは完了し、除雪の先端は2号カーブ手前の富士見沢まで進んでいます。そのため、富士見沢は切り通しが出来ていますので、上部から位ヶ原山荘への滑り込みはできませんのでご注意ください。
なお、今週取材分の ノリクラ雪渓カレンダー正式版 Vol.3
は今週末掲載を予定しておりますので、どうぞご覧下さい。(2010/05/29
18:15更新)
【6月から予定されている
春山バスの肩の小屋口バス停(大雪渓駐車場)への延長運行について】
乗鞍高原から位ヶ原山荘まで運行されている春山バスは、6月より肩の小屋口バス停(大雪渓駐車場)まで延長運行される予定ですが、現段階では未定となっています。決定されましたら、お知らせいたしますので、しばらくお待ちください。
【 新コーナー「ノリクラガイドマップ」について】
すでにお伝えしたとおり、新コーナー「ノリクラガイドマップ」の掲載を開始いたしました。また、ツアーコースのレイアウトの修正や、番号標識付近やビューポイント付近の画像を3月17日に更新いたしました。今後も新しい情報掲載て行きますので、これからの春スキーにご活用ください。
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■2010年5月23日(日)■
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今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー → ノリクラ雪渓カレンダー正式版
Vol.2
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@ 2010/05/23 08:20 春山バス − 今日は乗車される方の姿がまばら...
(三本滝ゲート)
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A 2010/05/22 10:35 ツアーコース、積雪はここまで
(ツアーコース − 入口急斜面)
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B 2010/05/23 11:25 ツアーコース、滑走できるのはここまで
(ツアーコース − 入口急斜面上)
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C 2010/05/23 13:50 今日は終日雨、E番標識が倒木 − 滑走注意
(ツアーコース − E番標識)
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画像・記事の転載・引用・リンクについて
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今日は終日に渡ってまとまった降り方を見せた雨の一日となりました。
日付が変わる頃から降り始めた雨で今日一日が始まります。6時の乗鞍高原の気温は10℃。梅雨時のようにしとしとと降り続く状態が続きます。
8時の三本滝レストハウス前の気温は8℃。普段の週末なら、8時20分発の春山バス始発便に乗車するために準備を進めるスキーヤー・ボーダーの方々の姿があるものの、今日は全く人影がありません。それでも春山バスは定刻どおり位ヶ原山荘に向けて出発します。
春山バスは通常通り運行されたものの、岐阜県側のシャトルバスは、乗鞍スカイラインが11kmポスト付近(四ッ岳カーブ付近)より上部で積雪のため全線通行止めとなり、運休となりました。
今日は三本滝レストハウス前のかもしかゲレンデからツアーコースに向けて出発します。9時を過ぎたあたりから、雨の降り方はひどくなり、アウターの裾からは絶えず雫がぼとぼとと垂れ落ちて行く状態。積雪の全くないかもしかゲレンデを進んで、ツアーコース入口付近では背丈程度のクマザサの中を泳ぐように掻き分けながら進んで、急斜面付近に到達すると、積雪が現れるようになってきます。ただ、シールをつけて登って行けるだけの積雪ではなく、ツボ足のまま登って行きます。
11時の入口急斜面の気温は4℃、この頃から霧が立ち込めるようになりますが、雨は止む気配を見せることはありません。急斜面を登りきった先のツアーコースも切り株が目立つものの滑走できる積雪状況で、ここからはシールで先を進みます。ただ、バーンはコブ状であったり、雨などの影響で細かなウェーブがあり、歩き易い状況とはいえません。
正午のB番標識付近の気温は2℃。バーンは少し硬さが感じられるようになり、時折シールが滑る感覚もあります。天候・視界は全く変わらず、ずぶ濡れとなったウェアは外気の冷たさがジンジンと伝わってくるほど。久しぶりに冬の冷たさを思い起こさせてくれます。
そして、ツアーコース最後の位ヶ原急斜面の13時の気温も2℃。少しばかり霙に近い降り方を見せますが、大粒の雨が降り続き、今日一日全く止むことのない雨に悩まされた一日が終わって行きます。
ツアーコースの詳細は、下記にてご紹介しますが、E番標識が倒木していてコースを半分以上塞いでいるため注意が必要です。また、滑走は入口急斜面手前まで可能ですが、今後、入口急斜面の積雪がなくなって、人の背丈以上のブッシュに覆われると歩いて下りることすら困難な状況となりますので、春山バスにて下山することをお勧めします。
なお、今週取材分の ノリクラ雪渓カレンダー正式版 Vol.2
は今週末掲載を予定しておりますので、どうぞご覧下さい。(2010/05/23
17:50更新)
【ツアーコースの積雪状況(2010/05/23 15時時点)】
この一週間でかなり雪解けが進んでいます。入口急斜面手前までは滑走でき、入口急斜面も歩いて降りてくることが現段階では可能ですが、入口急斜面の積雪がなくなると、全面に渡って人の背丈以上のブッシュに覆われるため、歩くことも不可能となります。そのため、今後はツアーコースを滑走することは避けた方がよいと考えられます。
したがって、14時56分位ヶ原山荘発の春山バス下り最終便に乗車されるようお願いいたします。
【積雪量】
B番付近では、先週よりも1メートル少なく、昨年より50センチ多い状態。
D番付近では、先週よりも80センチ少なく、昨年より30センチ多い状態。
位ヶ原急斜面では、先週より1メートル少なく、昨年とほぼ同じ状態。
【バーンコンディション】
<位ヶ原 → B番標識>
E番標識が倒木していて、コースを半分以上塞いでいますので注意してください。その他の部分では一部切り株がありますが、滑走には問題はありません。
<B番標識 → A番標識> A番標識付近で積雪が途切れ、一旦、スキー板をはずす必要があります。雨による影響でバーンは細かなピッチ・ウェーブがあって、足を取られ易いため、滑走には注意が必要です。
<@番標識 → かもしかゲレンデへ降りる急斜面手前>
切り株がバーン全体に現れて滑走エリアが制限され、滑走がかなり困難な状況です。スキー板をつけて滑走できるのは急斜面手前までです。
<かもしかゲレンデへ降りる急斜面>
急斜面の上半分まで積雪があって、現段階ではツボ足で降りてくることが可能ですが、積雪がなくなると全面に渡って人の背丈以上のブッシュに覆われるため、歩いて降りてくることすら困難になります。
<かもしかゲレンデ>
ほぼ完全に雪解けが終わり、歩いて下山となります。
【 新コーナー「ノリクラガイドマップ」について】
すでにお伝えしたとおり、新コーナー「ノリクラガイドマップ」の掲載を開始いたしました。また、ツアーコースのレイアウトの修正や、番号標識付近やビューポイント付近の画像を3月17日に更新いたしました。今後も新しい情報掲載て行きますので、これからの春スキーにご活用ください。
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■2010年5月22日(土)■
(
今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー → ノリクラ雪渓カレンダー正式版
Vol.2
)
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@ 2010/05/22 07:45 早朝は綺麗な青空
(畳平)
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A 2010/05/22 09:40 来場者を迎えるかのように至る所に雷鳥の姿が...
(肩の小屋付近)
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B 2010/05/22 13:05 曇り空でも遠景までくっきりと − 多くの方がのんびりと過ごす
(剣ヶ峰)
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C 2010/05/22 13:50 バーンは適度な柔らかさ − 位ヶ原に向って大滑降
(剣ヶ峰〜蚕玉岳 稜線直下)
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画像・記事の転載・引用・リンクについて
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しっかりと晴れ上がったのは早朝だけで、その後は曇り空が広がる天候でしたが、穏やかな気候の中、遠景まで見渡せる安定した一日を送ることができました。
日付が今日に変わる頃のほおのき平駐車場は半月が昇り、夜空を明るく照らしています。気温は12℃、東から吹き抜ける風には冷たさはなく、星も綺麗に瞬く落ち着いた夜が続いて行きます。
そして、一夜明けた早朝6時のほおのき平駐車場は、少し雲がたなびくもののしっかりとした青空の朝を迎えます。気温は12℃、乗鞍スカイラインのシャトルバスに乗車しようとされる方々の車は25台ほど。駐車場のあちこちでスキーヤー・ボーダー、そして、登山に向う方々が出発の準備を行い、6時55分発の始発便はほおのき平駐車場から40名以上の方が乗車して、補助席まで使用して満席で畳平へ向います。
乗鞍スカイラインを進むシャトルバスは、標高2000mを過ぎて森林限界の先の猫岳山腹を過ぎると風に冷たさを伴うようになります。少し雲量が多くなって来ても、笠ヶ岳や白山などがくっきりと聳える展望の中、畳平に到着します。
シャトルバス始発便が到着した7時45分頃の畳平の気温は5℃。シャトルバスから下車した観光客の方々は少し寒そうで上着をまとう様子が見られます。少しばかり上空の雲が気になりますが、それでもしっかりとした青空が続き、スキーヤー・ボーダーの方々は一斉に岐阜県側の滑走指定地の鶴ヶ池雪渓や長野県側の大雪渓・山頂方面へと向います。
畳平周辺はこの一週間でかなり雪解けが進んでハイマツの面積が多くなっていますが、朝一番はまだ締まったバーンコンディション。それでもシールが効かないというほどではなく、畳平から肩の小屋・コロナ観測所分岐点へと進みます。ここまでは大半が雪の上でスキーをはずす部分が若干ある程度です。
9時の肩の小屋・コロナ観測所分岐点の気温は12℃。南からやさしい風が吹き抜け、分岐点から大雪渓・位ヶ原方面を望むと周辺では雷鳥のけたたましい鳴き声が響いています。雷鳥は縄張り争いの期間を迎え、人間の動きすらじーっと眺めて警戒する様子は、傍から見るとまるで来場者を迎えてくれているかのように錯覚するほどです。そして、この頃から上空からは青空がなくなりますが、地面に影を落とす程度の日差しが残り、その後もこの天候が夕方まで続きます。
肩の小屋から稜線方面も一部ハイマツが見えていますが、夏道はまだなく、稜線に向けて直登することができます。雪面もかなり緩んでツボ足でも歩き易いコンディションとなりますが、アイゼンが必要な状況であることは変わりありません。
今日は大雪渓から稜線・山頂方面では、スキーヤー・ボーダーの方々が行列になって登ってくる姿が絶えず、剣ヶ峰直下の岩場では、曇り空でも穂高の山並みから中央アルプス、そして、御岳などが一望に見渡せる状況が続き、さらに風がほとんどなく、アウターを着込まなくてもお昼のひとときを過ごすことができるほどの状況でした。
正午の剣ヶ峰直下の気温は6℃。天候は先ほど申し上げたように曇ですが、バーンは適度に緩んで、滑るにも登るにも適当な状態。バーン表面も細かなピッチはなく、ほぼフラットな状態で、稜線からは位ヶ原に向って大滑降して行くスキーヤーの姿が続いて行きます。
そして、午後も天候・気候は安定し、この状態のまま今日一日が終わって行きました。
長野県側の県道乗鞍岳線の除雪は宝徳霊神バス停のある5号カーブを過ぎて、大雪渓駐車場から数百メートル下にある4号カーブ(通称:大カーブ)の除雪に取り掛かっています。この箇所は切り通しの高さが10メートル近くあり、大雪渓駐車場まで除雪が完了するにはもうしばらく日時が必要な状況です。
なお、今週取材分の ノリクラ雪渓カレンダー正式版 Vol.2
は今週末掲載を予定しておりますので、どうぞご覧下さい。(2010/05/22
19:10更新)
【 新コーナー「ノリクラガイドマップ」について】
すでにお伝えしたとおり、新コーナー「ノリクラガイドマップ」の掲載を開始いたしました。また、ツアーコースのレイアウトの修正や、番号標識付近やビューポイント付近の画像を3月17日に更新いたしました。今後も新しい情報掲載て行きますので、これからの春スキーにご活用ください。
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■2010年5月15日(土)■
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今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー → ノリクラ雪渓カレンダー正式版 Vol.1 )
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@ 2010/05/15 09:35 乗鞍スカイラインシャトルバス運行開始
(乗鞍スカイライン − 桔梗ヶ原)
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A 2010/05/15 10:35 乗鞍岳山開き祭 − 樽開き
(畳平)
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B 2010/05/15 13:35 大パノラマが広がる中、稜線目指す
(朝日岳〜蚕玉岳 稜線付近)
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C 2010/05/15 15:30 夕方になっても快晴が続く
(乗鞍環境パトロール −
肩の小屋・コロナ観測所分岐点)
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画像・記事の転載・引用・リンクについて
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5月にふさわしい快晴無風の天候がほぼ終日に渡って続き、今日のようなノリクラに巡り会ってしまうと絶対にもう一度やって来たいと思っても不思議でない一日を楽しむことができました。
毎年、5月15日は岐阜県側の乗鞍スカイラインの開通日です。そのため、本日は乗鞍スカイラインのシャトルバス乗り換え駐車場のほおのき平駐車場からスタートします。
早朝、6時のほおのき平駐車場は雲ひとつない快晴の朝を迎えます。気温は0℃、ひんやりとした空気に包まれているものの、力強い日差しにその寒さが和らいできます。そして、畳平の気温はマイナス6℃、例年、冷え込みの厳しい朝は乗鞍スカイラインは凍結が見られて、通行止めの措置が取られることが多く見られますが、今日は凍結箇所はなく、シャトルバスは6時55分発の始発便から通常通り運行が開始されました。始発便は1台、42名の乗客を乗せて畳平へ向けて出発しました。
乗鞍スカイラインオープン初日はほおのき平駐車場で、乗鞍スカイラインシャトルバス発車式が実施されます。花輪で飾られた3台のシャトルバスをバックにテープカットが行われた後、来賓・関係者を乗せて3台のシャトルバスは畳平へ出発します。
今日の乗鞍スカイラインはどこを見ても雲ひとつない絶好の天候に包まれ、遠景には笠ヶ岳や穂高といった名だたる山並みが白い屏風のように車窓をめぐり、四ッ岳カーブなどのバスよりも高い雪の切り通しを抜けて、雪原の広がる桔梗ヶ原は完全に青と白の世界が車窓に広がると、カメラから目を離せない方々の様子が多く見られました。
花輪をつけた3台のシャトルバスが畳平に到着した10時の天候も快晴無風が続き、コントラストが下界とは格段にビビッドな情景の中、一般の観光客・登山者が見守る中、10時より安全祈願の神事が執り行われ、それに続いて勢い良く樽開きの運びとなって乗鞍岳山開き祭へと続いて行きました。
10時の畳平の気温は3℃。しかし、力強い太陽の日差しで寒さは全く感じさせず、畳平での安全祈願祭がこのような晴天に恵まれるのも10年ぶりとのことで、穏やか天候がこの後も続いて行きます。
午後は肩の小屋から稜線方面へと向かいます。午後になっても硬めのバーンで、畳平から肩の小屋までは途中の急斜面のトラバースでアイゼンが必要なほど。それでも、肩の小屋から朝日岳・蚕玉岳方面は比較的緩んでいて、シールで稜線まで登ることが可能な状態でした。
今日は長野県側の春山バスやツアーコースを登って来られた方に加え、オープンしたばかりの乗鞍スカイラインのシャトルバスでお越しになったスキーヤー・ボーダーの方々も一斉に稜線目指して登って行く姿が見られ、朝日岳や蚕玉岳付近はかなりの人出が見られました。
一歩一歩登ってこられる眼下には全く霞のない穂高連峰などの遠景の白い屏風が間近に感じられるほどの透明感の溢れる空気の中に聳え、この景色を求めて多くの方がお越しになったようにも感じました。
そして、いつもなら冷たい風が吹き抜ける稜線も、今日は何事もなかったような穏やかな表情。そんな稜線でゆっくりと大パノラマを楽しみながらお昼を楽しむ方々もいらっしゃいました。
一時的に雲が流れることがあっても、夕方には再び雲の全くないビビッドな青と白のノリクラを背中に感じながら、いつまでもここで今日の光景を楽しみたいという衝動を抑えて帰路に着かなければならないもどかしさと充実感の中、今日一日が終わって行きました。
なお、今週取材分の ノリクラ雪渓カレンダー正式版 Vol.1
は今週末掲載を予定しておりますので、どうぞご覧下さい。(2010/05/15
19:10更新)
【ツアーコースの積雪状況(2010/05/14 15時時点)】
この一週間は比較的気温の低い日が続いたこともあって、雪解けが若干少ない状態ですが、バーンは細かなウェーブ・ピッチがあって、滑走しにくい箇所もあります。また、一部コース幅の狭い箇所があって、多くの方が滑走することでコブ状になっているところもあります。
重たい雪質を不得手とされる方やコブが苦手とおっしゃる方は、14時56分位ヶ原山荘発の春山バス下り便にて下山されるのも良いかもしれません。
【積雪量】
B番付近では、先週よりも20センチ少なく、昨年より50センチ多い状態。
D番付近では、先週よりも20センチ少なく、昨年より10センチ多い状態。
位ヶ原急斜面では、先週とほぼ同じで、昨年より30センチ多い状態。
【バーンコンディション】
<位ヶ原 → B番標識>
ブッシュ・切り株などは見られず、問題ありませんが、若干のうねりがバーン表面に見られます。
<B番標識 → A番標識>
B番標識付近・A番標識付近に一部切り株が見られますが、滑走には問題ありません。ただ、B番標識下の急斜面などではバーンがコブ状になっています。
<@番標識 → かもしかゲレンデへ降りる急斜面手前>
切り株がバーン全体に現れて滑走エリアが制限されていますが、滑走して下山は可能です。また、バーンが一部コブ状になっています。
<かもしかゲレンデへ降りる急斜面>
滑走時に若干ターンスペースが制限されることがあります。また、切り株も目立つ状況ですが、ゆっくりと滑走すれば、現段階では大きな問題となっていません。滑走できるのは急斜面入口までです。
<かもしかゲレンデ>
部分的に積雪があるものの、歩いて下山となります。
【 新コーナー「ノリクラガイドマップ」について】
すでにお伝えしたとおり、新コーナー「ノリクラガイドマップ」の掲載を開始いたしました。また、ツアーコースのレイアウトの修正や、番号標識付近やビューポイント付近の画像を3月17日に更新いたしました。今後も新しい情報掲載て行きますので、これからの春スキーにご活用ください。
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■2010年5月14日(金)■
(
今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー → ノリクラ雪渓カレンダー正式版 Vol.1 )
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@ 2010/05/14 10:20 滑走できるエリアはここまで − これより下部は歩いて下山
(ツアーコース − 入口急斜面)
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A 2010/05/14 13:00 適度な柔らかさに楽しい春スキー
(位ヶ原)
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B 2010/05/14 13:05 冷たい空気に包まれ、澄んだ青空に雲が浮かぶ
(位ヶ原)
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C 2010/05/14 13:35 小枝に霧氷 − まだまだ冬の顔を見せます
(位ヶ原)
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画像・記事の転載・引用・リンクについて
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通常、週末にお届けしておりますが、今回は前倒ししてお送りいたします。今日は終日に渡ってひんやりとした空気に包まれ、適度に緩んだバーンは自由自在にスキーを操作できる楽しさを感じさせてくれ、静かで綺麗な青と白の世界に包まれた一日でした。
日付が今日に変わる頃の乗鞍高原は、青空に怪しげな雲がたなびき始め、冷たい空気に包まれた夜が広がります。気温は4℃。ただ、体感的にはそれ以上の冷たさを感じ、全てのものが冷気に冷やされているような雰囲気に包まれています。
そして、一夜明けた早朝6時の気温は4℃。しっかりとした青空に雲が足早に流れる朝を迎えます。西の空に聳えるノリクラの峰々にも帯状の雲がまとわり付いていて、天候がしっかりと安定していないように感じます。
今日は平日ということもあって、8時の三本滝レストハウス駐車場には10台程度しか車はありません。この数日、乗鞍高原でも雪が舞う天候が続き、春山バスは朝の始発便が運休となる状況でしたが、今日は3日ぶりにに始発便が運行されました。
春山バスの始発便を見送った後、ツアーコースに向けて登行します。冷え込んだ日が続いているものの、かもしかゲレンデはかなり雪解けが進み、シールで登るエリアよりもスキーをはずしてツボ足で歩くエリアの方が多いほどで、実質的にシールで登ることができるようになるのは、ツアーコース入口からとなります。
10時のツアーコース入口急斜面の気温は10℃。上空は雲量が多く、しっかりとした日差しに恵まれる時間帯が少ない状況。ひんやりとした空気は相変わらずですが、登っている分にはアウターなしでちょうど良い状況。午前中はこの天候・気候はほとんど変わらず推移して行きます。
ツアーコースのバーンコンディションは少しうねりがあるものの、登る分にはほとんど問題はなく、適度に緩んでシールのグリップも程よく効きます。
正午の位ヶ原急斜面の気温は8℃。この付近に達するとバーン表面がフィルムパックされていて、一歩一歩
シールで登って行くとき、下地までしっかり踏み抜かないとフィルムパック表層がずり落ちて足を取られてしまいます。
この頃になると、上空の雲はすっかりと抜けて、綺麗な青空が広がって行きます。そして、ツアーコースより上部の位ヶ原はさらに冷たい空気があって、13時の気温は2℃。それでもバーンコンディションはツアーコースとほぼ同じ状態で、適度な柔らかさにしっかりとスキーを食い込ませ、板を自在に走らせて滑走するスキーヤーの方々の姿が見られます。
午後になって綺麗な青空が広がって、遠景は穏やかな雲が浮かぶ光景が広がります。そして、位ヶ原に広がるダケカンバの枝先を良く見ると細かな霧氷が無数に着氷し、青空に突き刺さるような白い花を咲かせていました。こんな光景を見ると、上部エリアではまだ冬が続いていることがわかります。
14時ごろになると、ほとんど風はやんで大雪渓の気温は0℃。雲もほとんどなくなり、天候が安定してきた雰囲気が伝わり、日差しの暖かさに一旦着込んだアウターを再びザックに押し込みます。
位ヶ原は青と白のサイレントな世界が広がりますが、そこに除雪の重機のエンジン音が唸りを上げています。除雪の先端は宝徳霊神バス停付近の5号カーブまで達しています。今月末には大雪渓入口付近まで除雪が完了することと思います。
今日は柔らかなバーンコンディションと綺麗な霧氷の景色が広がる位ヶ原の美しさを二重に楽しむことができた一日でした。
なお、今週取材分の ノリクラ雪渓カレンダー正式版 Vol.1
は今週末掲載を予定しておりますので、どうぞご覧下さい。(2010/05/14
18:30更新)
【ツアーコースの積雪状況(2010/05/14 15時時点)】
この一週間は比較的気温の低い日が続いたこともあって、雪解けが若干少ない状態ですが、バーンは細かなウェーブ・ピッチがあって、滑走しにくい箇所もあります。また、一部コース幅の狭い箇所があって、多くの方が滑走することでコブ状になっているところもあります。
重たい雪質を不得手とされる方やコブが苦手とおっしゃる方は、14時56分位ヶ原山荘発の春山バス下り便にて下山されるのも良いかもしれません。
【積雪量】
B番付近では、先週よりも20センチ少なく、昨年より50センチ多い状態。
D番付近では、先週よりも20センチ少なく、昨年より10センチ多い状態。
位ヶ原急斜面では、先週とほぼ同じで、昨年より30センチ多い状態。
【バーンコンディション】
<位ヶ原 → B番標識>
ブッシュ・切り株などは見られず、問題ありませんが、若干のうねりがバーン表面に見られます。
<B番標識 → A番標識>
B番標識付近・A番標識付近に一部切り株が見られますが、滑走には問題ありません。ただ、B番標識下の急斜面などではバーンがコブ状になっています。
<@番標識 → かもしかゲレンデへ降りる急斜面手前>
切り株がバーン全体に現れて滑走エリアが制限されていますが、滑走して下山は可能です。また、バーンが一部コブ状になっています。
<かもしかゲレンデへ降りる急斜面>
滑走時に若干ターンスペースが制限されることがあります。また、切り株も目立つ状況ですが、ゆっくりと滑走すれば、現段階では大きな問題となっていません。滑走できるのは急斜面入口までです。
<かもしかゲレンデ>
部分的に積雪があるものの、歩いて下山となります。
【 新コーナー「ノリクラガイドマップ」について】
すでにお伝えしたとおり、新コーナー「ノリクラガイドマップ」の掲載を開始いたしました。また、ツアーコースのレイアウトの修正や、番号標識付近やビューポイント付近の画像を3月17日に更新いたしました。今後も新しい情報掲載て行きますので、これからの春スキーにご活用ください。
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■2010年5月8日(土)■
(
今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー → 今回はありません。次週より正式版開始予定)
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@ 2010/05/08 08:20 春山バス始発便は路面凍結のため運休 −
登行準備を始める
(かもしかゲレンデ)
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A 2010/05/08 09:45 この一週間の雪解けが激しく切り株が目立つようになる
(ツアーコース − 入口急斜面)
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B 2010/05/08 10:40 すがすがしい気候とくっきりとした青空、まさに春スキー日和
(ツアーコース − A番標識付近)
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C 2010/05/08 12:15 変幻自在な雲が流れ行き、終日穏やかな一日でした
(位ヶ原)
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画像・記事の転載・引用・リンクについて
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今回は速報・ノリクラ雪渓カレンダーともにお休みの予定でしたが、速報のみお届けします。
今日は終日にわたって綺麗な青空とさわやかな心地よい空気に包まれ、まさに五月にふさわしい
さわやかな青空の一日となりました。
日付が今日に変わる頃の乗鞍高原は、日中の雨が止んで満天の星空が広がる夜を迎えています。気温は6℃、少しばかりひんやりとした空気が流れ、そんな中にノリクラの峰々がその輪郭をぼんやりと浮かんでいる様子がみられます。そして、路面は乾き始め、明日の好天を保障してくれるような夜が続いています。
そして、一夜明けた朝6時の天候は雲ひとつない快晴の空に迎えられます。気温は6℃、少しひんやりとした朝です。7時ごろになると少し風が吹き始め、安曇支所の広報放送が朝に空に響きます。その内容は路面凍結のため春山バス始発便が運休となったことを伝えるものでした。
観光センターから7km先の三本滝レストハウス前駐車場には、7時30分の段階で25台ほどの車がお越しになり、その後も続々とスキーヤー・ボーダーの方々が到着し、8時ごろにはレストハウス前のアスファルト駐車場は満車になります。
春山バス始発便が運休になったことから大半の方は、スキーをザックにくくりつけたり、スキーにシールを貼ってツアーコースへ向う準備に取り掛かります。
9時前後の三本滝レストハウス前のかもしかゲレンデはざっと見ただけでも30名以上の方が登って行きます。気温は12℃、強い日差しが燦々と降り注ぎ、この時期なら登り始めるとすぐに汗ばんでくる陽気ですが、ひんやりとした空気が頬をやさしくなでてくれて適度にクールダウンさせてくれるおかげで体力を消耗せずに先を進むことができます。
かもしかゲレンデの先にあるツアーコースは10時を迎えても気温は10℃までしか上昇せず、そのためバーンの緩み方は抑えられ、シールでもツボ足でも歩き易いコンディションです。ただ、雪面は少し水分が滲みはじめるようすが見られ、日差しの強さがそんなところから伺えます。
その後も綺麗な青空が続き、さらに筋状の雲がたなびき始めると、ひんやりとした空気に包まれている状況と相まって、まるで
すがすがしい秋の一日を思わせるもの。そよ風が強弱を繰り返しながら周囲の木々をやさしくなびかせ、そんな細かな動きをする木漏れ日を見ていると、まるで高原のさわやかさを思わせる情景が広がります。
正午の位ヶ原急斜面の気温は6℃。午後になると風は収まり、ツアーコースの先の位ヶ原もほとんど風を感じないほどになります。
そして、午後の位ヶ原は変幻自在な雲が絶えず流れますが穏やかな状況。位ヶ原山荘から続く県道乗鞍岳線の除雪もゴールデンウィーク明けから再開されて、ツアーコース上部の11号カーブの先まで除雪の先端がやって来ています。
今日はさわやかな気候としっかりとした青と白のコントラストの天候の中で春スキー本来の楽しさを味わうことができた一日となりました。
始発便が運休となった春山バスは、10時45分観光センター発の第2便、13時45分観光センター発の第3便は通常通り運行されました。
なお、ノリクラ雪渓カレンダー正式版の掲載再開の準備のため、今回のノリクラ雪渓カレンダーともお休みの予定です。ご了承ください。(2010/05/08
17:00更新)
【ツアーコースの積雪状況(2010/05/08 15時時点)】
この一週間でかなりの雪解けがあり、全体的にブッシュが目立つ状況となってきました。また、雪質的にもスキーが詰まる(滑走性が悪い)状況ですので、滑走面の手入れなどを実施されたほうが良いかもしれません。また、一部コース幅の狭い箇所があって、多くの方が滑走することでコブ状になっているところもあります。
重たい雪質を不得手とされる方やコブが苦手とおっしゃる方は、14時56分位ヶ原山荘発の春山バス下り便にて下山されるのも良いかもしれません。
【積雪量】
B番付近では、先週よりも70センチ少なく、昨年より10〜20センチ多い状態。
D番付近では、先週よりも80センチ少なく、昨年より20センチ多い状態。
位ヶ原急斜面では、先週よりも50センチ少なく、昨年より30センチ多い状態。
【バーンコンディション】
<位ヶ原 → B番標識>
ブッシュ・切り株などは見られず、問題ありません。
<B番標識 → A番標識>
B番標識付近に一部切り株が見られますが、問題ありません。
<@番標識 → かもしかゲレンデへ降りる急斜面手前>
切り株が目立つようになり、それに伴い、滑走エリアが若干制限されるため、バーンが一部コブ状になっていますが、ゆっくり滑走すれば問題ありません。
<かもしかゲレンデへ降りる急斜面>
雪解けが急速に進んでいて、午前中になかったブッシュが夕方には出現している状況で、滑走時に若干ターンスペースが制限されることがあります。また、切り株も目立つ状況ですが、ゆっくりと滑走すれば、現段階では大きな問題となっていません。
<かもしかゲレンデ>
雪解けが進んでクマザサなどが見えるようになってきましたが、上部ゲレンデ・下部ゲレンデとも何とか滑走可能です。
【ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版の終了と、正式版の連載開始予定について】
2010シーズン ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版 の連載は
4月29日(木)〜5月1日(土)取材分の ノリクラ雪渓カレンダープレリリース版 Vol.6
をもって終了させていただきます。5月9日(日)は、速報・ノリクラ雪渓カレンダーともに一旦お休みさせていただき、その次の週末より、ノリクラ雪渓カレンダー正式版のリリースを予定しております。
【 新コーナー「ノリクラガイドマップ」について】
すでにお伝えしたとおり、新コーナー「ノリクラガイドマップ」の掲載を開始いたしました。また、ツアーコースのレイアウトの修正や、番号標識付近やビューポイント付近の画像を3月17日に更新いたしました。今後も新しい情報掲載て行きますので、これからの春スキーにご活用ください。
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■2010年5月1日(土)■
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今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー → ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版Vol.6(最終号)
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@ 2010/05/01 07:10 昨晩の新雪が足裏に柔らかく感じる − 積雪20〜30センチ
(屋根板)
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A 2010/05/01 11:40 積雪のため始発便は運休 − 2便から運行開始
(位ヶ原山荘前 − 春山バス)
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B 2010/05/01 11:50 毎年春山バスの運行開始を心待ちに...鶴ヶ沢へ出発!
(屋根板)
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C 2010/05/01 14:00 変幻自在な雲の動きを銀幕が綺麗に捉える穏やかな午後
(位ヶ原)
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画像・記事の転載・引用・リンクについて
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昨晩の降雪で位ヶ原山荘は一面銀世界を迎え、しっかりした太陽が差し込むものの、終日に渡って冷たい空気に包まれて、季節外れのパウダーを味わうことのできた一日なりました。
早朝6時の位ヶ原山荘付近は雲が激しく北から流れる曇った朝を迎えます。気温はマイナス5℃、冷たい北風が流れて屋根板の向こうは鉛色の雲がノリクラの峰々の姿を覆っています。
昨日から夜半まで降雪が続き、位ヶ原山荘前の県道乗鞍岳線は5センチ程度の新雪に覆われています。この積雪は山荘付近だけでなく、さらに下部まで続き、標高2000mの摩利支天バス停付近の路面も積雪に覆われるほどで、本日より運行開始となる春山バスは観光センター8時5分発の始発便の運休が決まりました。
7時ごろになるとようやく青空がのぞくようになり、位ヶ原山荘に宿泊していた登山の方々が真新しい新雪の降り積もった屋根板を登って行きます。屋根板には20〜30センチの新雪が降り積もり、足裏から感じる感触は真冬のパウダーそのもの。春の締まったフィーリングやウェット感は全くありません。
7時を過ぎたごろには県道乗鞍岳線は除雪が行われ、アスファルトが見えるようになって太陽の陽を受けると見る見る間に融雪が始まりって路面が乾いてくるほど。そのため、観光センター10時45分発(2便)から運行開始が決定されました。
9時の気温はマイナス3℃と相変わらず冷たい風が吹き抜けます。しかし、上空の雲は完全に抜けて快晴の真っ青な空が広がります。
そして、今シーズン最初の春山バス、観光センター10時45分発(第2便)が11時30分過ぎに位ヶ原山荘に到着します。到着したバスは4台、140名の方がお越しになりました。いつもなら、多くのスキーヤー・ボーダーの方が降り立つ所ですが、始発便の運休が決まった時点で、大半の方が春山バスの利用を断念してツアーコースを登って行かれたため、一般の観光の方々の姿を多く見られました。
それでも、毎年春山バスの運行開始を心待ちにされていたスキーヤーの方々は、バスを降りてスキー板をザックにくくりつけて、鶴ヶ沢に向けて登り始める姿を見かけることができました。
正午の位ヶ原山荘付近の気温はマイナス2℃。今日は太陽の暖かさよりも空気の冷たさのほうが勝っていて、屋根板周辺は朝の新雪感が残っていて、シールで踏み込んでも十分な柔らかさがあり、いつもの締まった雪質は全く感じられません。
午後になって雲が穏やかに流れ、変幻自在に変化する影絵が位ヶ原の銀幕に映し出される様子が絶えず続き、真っ白な冬景色を十分楽しむことのでき、とても5月とは思えない一日を過ごすことができました。
4月29日(木)よりお届けいたしましたゴールデンウィーク中の速報は今日で最後です。なお、今週取材分の
ノリクラ雪渓カレンダープレリリース版Vol.6(最終版)
は今週末掲載を予定しておりますので、どうぞご覧下さい。
また、ノリクラ雪渓カレンダー正式版の掲載再開の準備のため、次週末の5月8日(土)・9日(日)は速報・ノリクラ雪渓カレンダーともお休みの予定です。ご了承ください。(2010/05/01
18:25更新)
【ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版の終了と、正式版の連載開始予定について】
2010シーズン ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版 の連載は 次週末掲載予定の
ノリクラ雪渓カレンダープレリリース版 Vol.6 をもって終了させていただきます。5月8日(土)・5月9日(日)は、速報・ノリクラ雪渓カレンダーともに一旦お休みさせていただき、その次の週末より、ノリクラ雪渓カレンダー正式版のリリースを予定しております。
【 新コーナー「ノリクラガイドマップ」について】
すでにお伝えしたとおり、新コーナー「ノリクラガイドマップ」の掲載を開始いたしました。また、ツアーコースのレイアウトの修正や、番号標識付近やビューポイント付近の画像を3月17日に更新いたしました。今後も新しい情報掲載て行きますので、これからの春スキーにご活用ください。
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