ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.4(2004/06/05) B

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(Update:2004/06/10)

 

【稜線に向かって】

さて、稜線からの滑走は先週で終了の予定でしたが、ご覧のような晴天に誘われたため(笑)、もう一度だけ稜線まで向かうことと致しました。今シーズン最後の稜線からの滑走をご紹介いたします。

 

登山道(肩の小屋〜朝日岳) 魔利支天岳

肩の小屋から登り始め、登山道はもう完全に夏シーズンと同じ状況になっています。コロナ観測所のある魔利支天岳(まりしてんだけ)もほとんど雪がなくなり、昨年と比べて3週間〜1ヶ月ほど早い雪融けです。

 

この天候に誘われて登山に訪れる方々も多くなっています。それとは反対にスキーやボードを担いでいる方はほとんど見かけなくなりました。

 

【稜線へ】

大雪渓方面は既に雪はありません 朝日岳直下

こちらは大雪渓方面から直登してきたところの合流地点、といっても既に大雪渓方面には雪はありませんので大雪渓上端から稜線に向かって登ることはできません。間違っても大雪渓上端からを直登しないようにしてください。この付近は砂礫地帯で登れば登るほど下部の雪渓に石や岩を落とすことになります。また、もともと流動性の大きい地帯で高山植物など少ないようですが、それでも高山植物への配慮は必要です。

 

ここから50〜100メートルくらい、雪渓の上を歩きます。右の画像のように踏み跡がついていますので、登りは普通の靴でも問題ありませんが、一頃のように下まで踏み抜いてしまうほどやわらかくありませんので、今日にように陽射しがあっても下りは注意が必要です。

 

つづら折れの箇所

先々週まではつづら折れの箇所は右半分がまだ雪渓の下でしたが、今週は右左両端の切り返し箇所がほぼ完全に出ています。つづら折れの岩場を過ぎると、もう稜線です。

 

【蚕玉岳〜朝日岳稜線】

稜線から大雪渓方面へ 蚕玉岳〜朝日岳稜線

ご覧の画像には映っていませんが、稜線に出る少し手前の登山道には一部雪が残っていますがもう雪はありません。先々週の段階で既に滑走できなくなっていましたので、完全に雪がなくなってしまってもムリはありません。

 

権現ヶ池 朝日岳

こちらは権現ヶ池。だいぶ雪融けが進んで水深が出てきたせいでしょうか水の色がエメラルドグリーンを呈するようになってきました。朝日岳は一部の残してほぼ雪融けが完了しています。

 

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