ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.5(2004/06/13) B

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(Update:2004/06/12)

 

【雪渓下部 T(つづき)】

モーグルバーン

 先週作成したコブのラインに何人かのモーグルの方々が集まってきています。ラインの横には2つほどのエア台ができ、ワンメイクを決めています。

モーグルバーン上に横たわっているクレパスはほぼ先週と同様ですが、開口幅が広くなってきており2メートル近いところもあります。深さは先週とほぼ同じくらいです。

 

モーグルライン

モーグルラインはまだ1本しかありませんが、先週もお伝えしたようにある程度滑走距離を確保するためにクレパスのすぐ横に作っており、それ以外の場所では滑走距離が短すぎるといった問題があります。滑走距離を意識しなければ例年通り、数本のモーグルラインを作ることができます。因みにこのモーグルラインは作成者の方の話によると23ターンあるそうです。

 

結構、トリッキーなライン取り

果敢に!

ご覧のように結構ピッチの細かいライン取りでどんどん体を落としていかないとラインからはずれていってしまいます。でも今日の雪は先週と比べてやわらかくリカバリしやすいため、スキーがすっこ抜けてしまうことが少なかったようです。

 

モーグルテレマーカー モーグルボーダー

かなりトリッキーなラインであるにもかかわらず、テレマークの方やボーダーの方も果敢にラインを攻めていきます。ノリクラではジャンルにとらわれず、楽しみをみんなで共有する雰囲気があります。

 

【高山植物】

キバナシャクナゲ

Vol.2(2004/05/23)でつぼみの状態をキバナシャクナゲをご紹介いたしました。先週あたりからちらほらと咲きはじめ、ご覧のように淡いクリーム色の花をつけ始めました。

ご覧のキバナシャクナゲは実際のところ開花までもう少しといった感じです。おそくら翌日にはほぼ満開といった状態になっていることと思います。実際、前日は硬いつぼみの状態であったものが、強い日差しの下、翌日訪れると満開に近い状態にまで開いているケースがいくつもあります。

 

ベニバナイチコ(新葉)

先ほどのキバナシャクナゲのほかでは大雪渓エリアで花をつけている高山植物はまだまだです。それでも芽吹きをはじめている高山植物は先週、先々週に引き続き、どんどん増えてきています。こちらのベニバナイチゴは2週間ほど前までは単なる枯れ枝に過ぎませんでしたが、ご覧のようにきれいな明るい緑の若葉をつけ始めています。ベニバナイチゴの葉の縁はのこぎりのようにギザギザした形状で、そのギザギザに向かって葉の中心からはっきりとした葉脈がはしっています。変な言い方ですが、はっきりした顔立ちの葉っぱですので、見分けが容易でしょう。

もちろん花も咲きます。小さな濃い紅色の花です。恥ずかしげに下向きに咲き、もしかすると大きな葉に隠れているかもしれません。そっと葉をかき分けて探してみてください。

 

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