ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.2(2005/05/21) B

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(Update:2005/05/26)

 

【畳平周辺】

先週は通行止めのため、畳平周辺の様子をお伝えすることはできませんでした。したがって、この画像が今年最初のものになります。この時期、鶴ヶ池の内部に雪が残っていたのは、ここ数年では2003年、2001年、2000年で、その2シーズンよりも今年は池の中の残雪量は多いようです。また、鶴ヶ池周囲の雪の量も多く、左の不動岳(ふどうだけ−2875m)についても、今までになく多い積雪量です。

 

【肩の小屋へ】

畳平から大雪渓に行くには、県道乗鞍岳線を2kmほど下って大雪渓の下端に向かうルートと、大雪渓上端にある肩の小屋へ向かう専用道を登って行くルートがあります。大雪渓よりもさらに上の稜線をめざすには肩の小屋から山頂に向かう登山道を登る必要がありますので、まずは肩の小屋を目指して、専用道を登っていきます。

 

こちらが肩の小屋に向かう専用道、左の画像のように道路上にはまだ積雪が残っています。この時期に積雪が所々、残っていてもおかしくないのですが、残っている量・箇所ともやはり多いです。

 

不消ヶ池と富士見岳

乗鞍の主峰が見えてきます。

不消ヶ池と富士見岳の間を通りすぎ、肩の小屋とコロナ観測所の分岐点に差し掛かると、視界の中に乗鞍の主峰が見えてくるようになります。

 

分岐点に到達すると一気に視界が開け、大雪渓が一望できます。初めてお越しになった人などは、重たい荷物を背負ってここまでやってくるだけでも大変ですが、この風景に巡り合えるとその苦労も忘れてしまうほどです。何度眺めていても飽きない景色の一つです。画像中央から少し右の一番高い頂(いただき)が主峰の剣ヶ峰(けんがみね−3026m)で、その右側が蚕玉岳(こだまだけ−2979m)、朝日岳(あさひだけ−2975m)です。

 

分岐点ー肩の小屋は左、コロナ観測所は右へ

スキーヤーはブーツに履き替えて進みます。

こちらが肩の小屋とコロナ観測所の分岐点です。正面に見えている頂は摩利支天岳(まりしてんだけー2873m)です。肩の小屋へは左の雪渓を進んでゆきますので、ここからは雪の上でも安全な靴でないと滑落などの危険があります。多くのスキーヤーはここでブーツに履き替えていました。

 

ご覧のように積雪で道路がありません。肩の小屋まで全線に渡ってこのような状況ではありませんが、雪渓上につけられたルートもかなり狭く、危険ですので、スニーカーで登っていくことは絶対にやめたほうが良いでしょう。

 

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