ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.11(2005/07/24) C

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(Update:2005/07/28)

 

【雪渓下部 U】

石碑の岩

石碑の岩の周辺は先週まで多少の雪が残っていましたが、今週はすっかりなくなりました。2003年とほぼ同じくらいの雪解けの状況です。

 

先週は雪渓上部からごらんの箇所を滑って降りることができましたが、ごらんのように途切れてしまいました。雪解けの状況としては2003年とほぼ同じような感じです。また、雪渓上部から雪渓下部に滑って下りるには、この後、お伝えする雪渓中段方面へまわる必要があります。

 

【雪渓中段】

先週と比べて、高さで50センチから1メートルくらい雪解けが進んでいます。2003年とほぼ同じ状況です。

 

画像の右側には肩の小屋に通じる登山道があり、先週はその近くまで雪がありました。しかし、ごらんのように画像の手前部分は雪解けがすすんでいます。おそらく先週と比べて雪渓の右端は10メートル近く左へ移動していると思います。それでも、まだ、広さは十分ありますので、滑走には問題ありません。

 

雪渓中段から雪渓下部へ

先ほどもお伝えしましたが、雪渓上部から雪渓下部へ滑り降りるには雪渓中段を経由するルートしかありません。ただ、雪渓中段そのものはまだ、雪があるものの、雪渓下部につながる部分ではごらんのようにだいぶ岩が出てきています。来週あたりはおそらく雪渓よりも岩の数のほうが多い状態になっていると思いますので、滑走には注意が必要になってくると思います。

 

【雪渓上部 T】

先週は雪渓上部から雪渓下部へルート画像の中央付近から左下方向へありましたが、ご覧のとおり、雪解けが進んでいます。雪渓の面積については2003年とほぼ同じか1週間ほど早い雪解けの状態ですが、雪渓上部のを左右に分ける尾根だけを見ると、2003年よりも2週間程度早い雪解けです。これまで2003年と比較して1週間程度早い箇所はありましたが、2週間も早くなっているところはここが初めてで、2003年よりも急速に雪解けが進んでいることがうかがえます。

 

雪渓上部右側

こちらは雪渓上部右側。先週まではほとんど人影が見られませんでしたが、ご覧のようにポールがいくつか立ち並んでいる様子が伺えます。画像の左上に見える尾根は、先週の段階ではまだ、上部の岩場としっかりつながった状態になっていませんでしたが、一体化した状態になっています。

 

リフト土台

雪渓上部右側バーンの右寄りにあるリフト土台は、先週と比べて、高さで70センチ程度雪解けが進み、リフト土台の周辺にもいくつか岩の頭が見られるようになって来ました。

 

肩の小屋方面 雪渓上部から雪渓中段への連絡部分

肩の小屋方面はまだ滑走可能ですが、ご覧のようにだいぶ雪解けが進んでいます。また、雪渓上部から雪渓中段へ移動する連絡部分については、まだ十分な面積があり、雪渓上部からここを通過して雪渓下部へ滑り降りることができます。ただ、この付近はスプーンカットがほかのエリアよりもひどく滑りにくい状態になっています。

 

ポールトレーニング

今日はたくさんの方々がポールを張ってトレーニングを行っています。4〜5レーンほどあるかとおもいます。日差しのきつい日にポールトレーニングを行うと、滑走ラインがすぐに掘れてしまいますが、今日のような固めのバーン状態ではそれほど掘れないので、スプーンカットをきれいに処理すれば、まずまずのコンディションを作ることができるのではと思います。

 

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