ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.11(2005/07/24) �F

【雪渓上部 �Uつづき】

モーグラーでいっぱい！

今日の雪渓上部左側はモーグラーの方々でいっぱいです。おそらく３０名以上の方々がお越しになっています。

昼食タイム	カメラ目線で．．．

滑るのはもちろん雪の上ですが、休憩も雪の上です。レーシングや基礎などのキャンプでは雪渓の外に出て休憩する場合が多いようですが、ここノリクラにおいては岩場の高山植物の影響を考えると、むしろ雪渓で休憩したほうがよいのかもしれません。
でもなぜ、皆さん雪渓の上なんでしょうか？それは休憩したい場所をモーグラーには欠かせないアイテムで階段状に仕上げているからです。モーグラーの方々にとって、スキー、ストック、ブーツなどの滑走用具と同じくらい、スコップは必須アイテムなのです。（笑）

エア台

コブラインの隣にはエア台があります。

先ほどのコブラインでもお伝えしましたが、今日は硬めのバーン。どーやら、エアを飛ぶ人にとって、雪が硬いとかやわらかいとかは、コブよりもシビアなようで、エア台がちょっとでも硬く滑走性がよいと飛びぬけてしまってタイミングが合わなかったり、また、ランディングバーン（着地地点）が硬くなると、着地時の衝撃が大きくなるなど、「その道」の人でないとなかなかわからないことがたくさんあります。

クロスヘリ、特訓中！！	スプレットイーグル

そんな難しい条件でも、今日も一生懸命、エアの練習に励みます。

学校関係の夏休みが始まって最初の週末ということもあって、今回はジュニアや学生関係のスキーキャンプが目立ちました。また、今週に入って、雪渓上部右側の尾根沿いにある程度整備された長めのフラットバーンができたことから、多くのボーダーやテレマーカーの方がここに集まり、久々のロングターンを楽しまれたようです。そして、モーグルでも、先にお伝えしたように雪渓上部左側にたくさんの方がお越しになっていました。

かつては「スプーンカットをフラットバーンに仕上げると、翌日、ポールを張られてしまった」などといったトラブルがありましたが、マイカー規制の影響もあってか、最近はお越しになる方々が減少してバーンの取り合いということはあまり見られません。また、以前は基礎スキー関係の人でもスプーンカットのひどいバーンをイチから整備してきれいに仕上げた上で練習する方もたくさん見えましたが、特に今年はフラットバーンをきれいに整備してまで滑走するという方は少ないように思います。

この時期、毎週大雪渓に通っている人は、冬のシーズンに向けてのトレーニングという意向をある程度持っていると思います。もう少し、日差しがきつくなって、バーンが緩んでくれば、あえてバーンをフラットに仕上げる必要性は少なくなってきますが、それまでの間はモーグルにせよ、ポールにせよ、フリーにせよ、何人か集って、ある程度条件のよいバーンに仕上げた上、滑走されるのもよいと思います。

【昨年の今ごろは？】

date:2004/07/24

これまで積雪量に昨年と１ヶ月近い開きがあると申し上げ、先週から２〜３週間程度とお伝えしました。今週も同じく２〜３週間程度の開きがありますが、だんだんその開きが縮まってきているようです。

今回も最後に畳平周辺の様子をお伝えします。続きはこちらから。