ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.15(2009/08/22〜23) D

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(Update:2008/08/27)

  

【雪渓上部 T】

雪渓上部全景
上部は昨年並み、下部は一〜四週間早い雪解け

それでは、雪渓上部の様子をお伝えします。上部付近の雪解けは、先週の一週間早い状況から、ほぼ、昨年並みになりました。下部に関しては、右側部分では、昨年より一週間ほど早い状況と、これまでと大きく変わらないものの、モーグルコースのある左側部分では、今週はさらに雪解けスピードが増して、昨年より四週間ほど早い雪解け状況を見せています。

 

昨年同時期より一週間遅い雪渓上部右側
2008ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.16(2008/08/29〜31) D

今週の雪渓上部右側全景
昨年より一週間早い雪解け

こちらは雪渓上部右側の様子。昨年同時期より一週間遅いの画像と比較してみると、ほぼ同じ様子であることがわかります。横幅は先週の87メートルから80メートルになり、先週と同様、昨年より一週間早い雪解けを見せています。

 

リフト土台 − 昨年より一週間以上早い雪解け

雪渓上部から雪渓中段への連絡部分

こちらは雪渓上部右側の右下(北東)付近にあって、雪渓中段の上部に位置するリフト土台。雪渓からリフト土台まで41メートルで、昨年よりも一週間以上早い状況です。また、右の画像のリフト土台から雪渓中段への連絡部分は、三週間前の段階で完全に雪解けが終了しています。

 

雪渓上部右側の上部の砂地エリアが多くなってきた

雪解けとともに、雪渓上部では中央付近の砂地が目立つようになって来ました、

 

雪渓上部右側の上端 − ほぼ、昨年並み

こちらは雪渓上部右側の上端部分。上端部分は、先週より25メートルほど下がり、雪解けが目立つ状況ですが、先週と同様、昨年並みの雪解けの推移です。

 

昨年の上端から
2008ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.15(2008/08/23〜24) D

今週の上端から
全体的には昨年よりやや早い雪解け

上端から雪渓上部の下端までの距離は、先週の232メートルから185メートルに、そして、リフト土台までの距離は190メートルから185メートルとなっています。横幅・長さともに、昨年よりも短く、雪渓上部右側全体としては、昨年より、やや早い雪解けといえます。

 

雪渓上部は中央の尾根で、左右の雪渓が分離
昨年より一週間以上早い雪解け
雪渓上部右側の下部でも岩の頭が多くなる

左の画像は、雪渓上部を左右に分ける尾根の部分。ご覧のように左右のそれぞれの雪渓が分離してしまいました。昨年より一週間以上早い雪解け状況で、雪渓上部右側の下部でも、右の画像のように、岩の頭が多くなってきました。

 

実質的な滑走距離は98メートル

そのため、雪渓上部右側の実質的な滑走距離は98メートルとなっています。

 

【雪渓上部 U − トレーニングあるのみ】

雪渓上部右側 − ジャンルを問わず練習に最適

雪渓上部右側は、比較的、中緩斜面で、ジャンルを問わず練習には最適なバーンが広がっています。

 

フリー滑走のバーン

かつては、フリーで滑る方々のほうが多かった状況ですが、このように綺麗にバーンを仕上げれば、ゲレンデで基礎練習している状況と、全く変わらないトレーニングをすることができます。

さて、こちらはいつものジュニアレーシング。

 

先週覚えたことをすっかり忘れ、コーチの顔が斜めになる

どのジュニアも、先週末は的確な動きができたのに、今週はその動きができず、コーチも少しやきもきした表情...

 

何とか先週のイメージを取り戻そうと...

スタートエリアでは、先週のイメージを何とか取り戻させたいコーチと、何とか期待に応えたいと思うジュニアとの、お互いの掛け合いがあります...

 

みんな真剣そのものです。

 

うまく行かない自分に悔しがる

なかなか、イメージを頭に描きなおしてスタートするものの、うまくいかない自分に悔しがる状況では、綺麗な青空が広がっていても、そんなものに目を向ける余裕はありません。

 

何度も何度も繰り返して...

スキーは、継続して練習を重ねていると、ある瞬間を境に自然と自分の物となるときがあるものの、次の日はそれが全くできないというスランプを繰り返す競技かもしれません。

 

できたりできなかったりを繰り返すところが、スキーの奥深さであることを、ジュニアたちは、少しずつ、感じ取っているようです。

 

スキーは体力と感覚のスポーツ

スキーは個人競技のスポーツの一つで、上級レベルとなれば、体力と感覚が両立しなければなりません。トレーニングの量という面で言えば、ゲレンデでの練習に勝るものはありません。

 

遅くまで練習を重ねます

ゲレンデと雪渓の雪質は、やはり、違いがあり、どんなに整備しても、思うように雪渓の上でトレーニングができないジレンマもあります。 Next

 

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