ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.23(2009/10/17〜18) B

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(Update:2009/10/22)

 

【雪渓上部】

雪渓上部全景

雪渓上部の様子をお伝えします。10月後半に入り、雪解けがかなり少なくなってきました。

雪渓上部左側 
上は昨年並み、下は二週間早い雪解け

こちらは雪渓上部左側。大雪渓の中でも急斜面のバーンが広がり、シーズン終盤まで積雪の残るエリアです。ほとんど雪解けが進まず、この状態のまま、来シーズンに向けて年越しする確立が高くなって来ました。上端部分は先週と同様の昨年並み。下端部分は昨年より二週間早い雪解けです。

このエリアは30度近い斜度があり、雪渓の下端部分は岩場で構成されています。初めてノリクラにお越しになる方は、危険を伴うことが予測されますので、雪渓上部右側など比較的緩やかなバーンでの滑走をお願いします。

 

雪渓上部左側下端

先週の新雪は残っていません

先週、8日(木)・10日(土)に降雪があって、うっすらと雪化粧が施されましたが、その様子はもう残っていません。

 

モーグルコース − 全面アイスバーン

こちらはモーグルコース。ほぼ、全面アイスバーンです。バーンの硬さは先週以上で、アイゼンでも不安を感じるところもあるほどです。

 

今週の上端付近(モーグルコーススタート地点)
ほぼ昨年並み

先週の上端付近(モーグルコーススタート地点)
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.22(2009/10/10〜11) B

昨年の上端付近(モーグルコーススタート地点)
2008ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.23(2008/10/18〜19) D

 それでは、ここからはモーグルコース付近の様子をお伝えします。こちらはモーグルコーススタート地点上端付近。先週からの雪解けほとんど見られず、昨年並みの状況です。

 

今週の上端付近(モーグルコーススタート地点左)
ほとんど雪解けが進んでいません。

先週の上端付近(モーグルコーススタート地点左)
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.22(2009/10/10〜11) B

昨年の上端付近(モーグルコーススタート地点左)
2008ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.23(2008/10/18〜19) D

スタート地点よりやや左側部分。先週の新雪が少しばかり残っています。雪解けは20〜30センチ程度と、これまでと比べてかなり少ない状態になってきました。昨年とほぼ同じ推移です。

 

7コブ×39メートル

ほとんど雪解けが進まないため、バーンの長さも先週と同様、7コブ×39メートルです。

 

今週の上端 − 昨年並み

先週の上端
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.22(2009/10/10〜11) B

昨年の上端
2008ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.23(2008/10/18〜19) D

こちらは、モーグルコーススタート地点から10〜20メートルほど上にある雪渓上端部分。積雪量が少なくなっているため、雪解け面積が広くなっていますが、ほぼ昨年並みの状況です。

 

先週の上端
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.22(2009/10/10〜11) B

今週の上端
上端部分は先週とほとんど変わらず

 こちらは少し南側の部分ですが、積雪高のある箇所では、上端の位置が先週からほとんど変わっていないことがわかります。

 

上端から − 下端部分まで73メートル

この上端から雪渓上部左側の下端までの距離は、先週の77メートルから73メートルです。昨年は10月第3週の90メートルが最小でした。撮影した日の午後からまとまった降雪が続きましたので、今年はバーンがこれ以上小さくなることはないと考えられます。 Next


■ご注意■

今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンをご検討ください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。

 

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