ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.22(2010/10/09〜10) D
【紅葉情報
− 大雪渓付近】
★ピークをやや過ぎた状態です(昨年より一週間以上遅い)★
先週あたりから見頃〜ピークを迎えましたが、一週間でもう終わりに近い状態となっています。大雪渓付近から始まるノリクラの紅葉の概要を記載した 乗鞍紅葉情報(紅葉の歩き方) は、2010年版に更新いたしましたので、ぜひご覧ください。
トイレ付近 | 半数以上が葉を落とす |
大雪渓エリアの紅葉の見頃は一週間も持ちません。ご覧のように半数以上が葉を落としている状況。
葉を残しているものでも、色合いがはっきりしないものも多い状況です。
ただ、一部ではあるものの、ご覧のような真紅のものもあって、そんなウラジロナナカマドに出会えると、うれしいものです。
このような状態の良いウラジロナナカマドは、宝徳霊神バス停の5号カーブから大雪渓手前の4号カーブ付近で、比較的多く見られます。
取材途中で声をかけてくださったこちらの方。WebSiteで紅葉の状況をいつもチェックしてくださり、今日もお越しになりました。なかなか発色の良い物がなく、やや苦労されているようですが、そんな状態でもじっくりと腰をすえて、一枚一枚フィルムを巻いて撮影することは、デジタル全盛の今日では、ちょっと贅沢な楽しみかもしれませんね...
大雪渓エリアは、ようやくピークを迎えました。例年よりも早めに紅葉が始まった2009年より一週間以上遅い状態で、例年よりもやや早かった2008年とほぼ同じ状態で、2007年よりやや遅い推移です。まだ、綺麗な色合いを残しているウラジロナナカマドも、次の週末にはほぼ完全に終了してしまうことが予測されます。
<参考>
● 昨年同時期 → 2009
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.22(2009/10/10〜11) D 【紅葉情報 − 大雪渓付近】★完全に終了★
【紅葉情報
− 宝徳霊神〜位ヶ原付近 T】
★ピークをやや過ぎたところ(昨年より一週間遅い)★
こちらは10月6日(水)の宝徳霊神バス停付近の様子。ピークを迎えた時の様子です。このコーナーでは10月6日(水)の臨時速報をお届けした時の様子をお伝えします。したがって、週末の10月9日(土)・10日(日)になると、かなり落葉してしまいました。その様子は、【紅葉情報 − 宝徳霊神〜位ヶ原付近 U】 にてお伝えします。
こちらも10月6日(水)の富士見沢・鶴ヶ沢の様子です。
ウラジロナナカマドがあと一息という色合いです。この箇所の本当のピークは1〜2日後だったのではないかと思います。
こちらは定点でお届けしている富士見沢のウラジロナナカマド。9月26日(日)の霜の影響から、先週あたりから枯れ始め、今週は完全に落葉しています。周辺では同様のウラジロナナカマドが見られる状況となっています。
それでは、位ヶ原の車道沿いの様子を少し詳しく見てみます。
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先週のウラジロナナカマド ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.21(2010/10/02〜03) D |
今週のウラジロナナカマド ほとんど落葉 |
先ほどの富士見沢のウラジロナナカマドと同様に、先週枯れ始めたものは、今週になってかなり落葉しています。
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先週のダケカンバ ノリクラ 雪渓カレンダーVol.21(2010/10/02〜03) D |
今週のダケカンバ 色合いがさらに濃くなる |
先週の段階のダケカンバでもまずまずの色合いを見せるものが多かったのですが、この数日でさらに黄色が濃くなり、ピークを迎えています。右の画像は10月6日(水)のものですが、10月9日(土)でもそれほど変化はありませんでした。
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先週の5号カーブ付近 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.21(2010/10/02〜03) D |
今週の5号カーブ付近 |
こちらは5号カーブの宝徳霊神バス停付近の様子を、先週と10月6日(水)の状態を比較します。三日間しか開きがありませんが、よく見るとガードレールのところのウラジロナナカマドが完全に落葉していることがわかります。それ以外はほとんど変わりはなく、枯れ始めると一気に状態が変化することがわかります。
宝徳霊神バス停から位ヶ原山荘方面への登山道は紅葉の絶景ポイントが数多くあります。
その中でも登山道の崖上のこの箇所は、ノリクラの中でももっとも優れた絶景といっても良いでしょう。一年に一度だけ見せる紅葉がピークを迎えた瞬間は何者にも変えがたい感動があります。
錦絵と形容しても良い絶景に、カメラをどこに向けてよいか迷ってしまうほどの状況です。(→ Next)
■ご注意■
今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンをご検討ください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。
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