ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.13(2011/08/04〜05) C

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(Update:2011/08/11)

 

【雪渓中段】

雪渓中段

雪渓下部の北端のモーグルコースの岩と南端の石碑の岩の間を上がったエリアで、雪渓上部の雪渓下部を結ぶ緩斜面です。

 

昨年同時期より一週間遅い中央の大岩
2010ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.14(2010/08/13〜15) C
今週の中央の大岩
昨年より一週間早い雪解け
昨年同時期より一週間遅い雪渓中段
2010ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.14(2010/08/13〜15) C
今週の雪渓中段
昨年より一週間早い雪解け

上段の画像は、雪渓中段の中央に見える大岩で、先週よりもは高さ1.5メートルほど雪解けが進んでいます。上段・下段とも昨年同時期より一週間遅い画像と比較すると、ほぼ同じ状態であることがわかり、昨年よりも一週間早い雪解け状況を示しています。

 

初めてノリクラにやってきました ソフトブーツは滑りやすい

今回、初めてノリクラにお越しになったというこちらの方。ボードのソフトブーツでは結構スリップしやすいと、雪渓の雪質についておっしゃっています。ゲレンデでの滑走は、登ることを想定していませんが、夏スキー(夏ボード)の場合は、半分以上の時間を登ることに費やし、滑走技術以上に、安全に登る技術・装備が必要です。

今後、雪渓中段や、後述する雪渓上部右側の積雪がなくなると、急斜面の広がる雪渓上部左側しか滑走できるエリアがなくなります。お盆が終わって、秋口になると、バーンが硬くなり、登ることが困難な状態となります。しかし、次のウインターシーズンのために、秋口に初めてノリクラにお越しになる方がいらっしゃいますが、夏スキーすら経験のない中では、危険極まりない行為といえます。もちろん、滑走することのみ注目していますので、登るための技術・装備などへの配慮が必要であることに、思いもつかなかったと、おっしゃる方が大半です。

そのため、雪渓上部左側しか滑走できない状態になる9月ごろから、初心者の方や初めての方にはご遠慮いただくよう、WebSite上で注意喚起させていただいております。

 

スプーンカットがひどくて、エアー練習に変更

雪渓中段に来る前に、一旦、雪渓上部右側に行ったものの、スプーンカットがひどくて、エアー練習に変更とのこと...雪渓中段は、面積が狭くなりつつあるものの、緩斜面であることから、エアーに特化した練習ならもうしばらく可能かもしれません。

 

北端部分

こちらは雪渓中段北側にある肩の小屋への登山道付近。こちらも昨年よりも一週間ほど早い雪解け状況です。先週からの雪解けは高さ1メートルほどです。

 

雪渓中段全景
昨年より一週間早い雪解け
雪渓中段の上半分は雪解け完了

雪渓中段は、全体的に昨年より一週間早い雪解けの推移を見せ、右の画像のように、上部は完全に雪解けが完了しました。

 

大雪渓〜肩の小屋 登山道は高山植物がいっぱい − 8月下旬まで楽しめます

雪渓中段の北側にある大雪渓〜肩の小屋 登山道は、手に届くところに高山植物が咲き誇っています。おそらく、これほどまで間近に高山植物の回廊を眺めるエリアは、それほど多くありませんので、ぜひ、夏のわずかな時期しか見られない高山植物たちの勇士を眺めてください。

大雪渓〜肩の小屋 登山道は、花期の異なる数種類の高山植物が自生していますので、8月下旬までは楽しめるはずです。

 

【雪渓上部 T】

雪渓上部全景

それでは、雪渓上部の様子をお伝えします。これまでの各コーナーでも申し上げているとおり、雪渓上部と雪渓中段をつなぐ部分での雪解けが完了したことから、上部からの下山滑走ができなくなりました。スキーヤー専用道を歩いて下山することとなります。昨年より一週間早い推移となっています。

 

昨年同時期より一週間遅い雪渓上部右側
2010ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.14(2010/08/13〜15) D
今週の雪渓上部右側
昨年より一週間早い雪解け

こちらの画像は雪渓上部右側で、中斜面が続き、ポールレッスンが盛んに行われるエリアです。昨年同時期より一週間遅い画像とほとんど同じ状況から、先週と同様、昨年より一週間早い雪解けです。

 

昨年同時期より一週間遅い鉄塔土台
2010ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.14(2010/08/13〜15) D
今週の鉄塔土台 − 雪渓からの距離は20メートル
昨年より一週間早い雪解け

雪渓上部右側エリアの下部で、ちょうど雪渓中段につながる位置にある鉄塔土台です。土台と雪渓との距離は約20メートル。こちらに関しても、昨年より一週間早い雪解けです。

 

雪渓上部から雪渓中段への連絡部分 − 雪解け完了
昨年より一週間早い状況

鉄塔土台の下部で、雪渓上部右側から雪渓中段へと滑り降りるエリアです。先週は滑走できる状態ではなくなりましたが、積雪は残っていました。しかし、今週はご覧のとおり、完全に雪解けが完了しました。昨年より一週間早い状況です。

 

雪渓上部右側の上端 − 昨年より一週間以上早い雪解け

こちらは雪渓上部右側の上端部分。先週は昨年よりも一週間早い雪解け状況でしたが、今週は再び雪解けスピードが速くなって、昨年より一週間以上早い状況となっています。

上端からの画像
雪渓下端まで269メートル − 昨年より一週間以上早い雪解け

上端から雪渓下端までの距離は269メートル。昨年同時期より一週間遅い時の距離は276メートルでしたので、前述の上端部分の雪解け推移と同様に、昨年より一週間以上早い状況を示しています。 Next

 

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