ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.25(2011/10/28〜30) A
【リフト搬器の取り付け、三本滝ゲート】
こちらは乗鞍高原温泉スキー場の休暇村ゲレンデ。ゲレンデ内の下草刈りがすでに終り、いつ雪が降っても良い状態に仕上がっています。
そして、休暇村第二ペアリフトでは、搬器の取り付けが行われました。
ワイヤー上に付けられているマーキングにあわせて、一つ一つ搬器を取り付けます。
取り付け状況や位置の確認をしっかりと行います。スキーシーズンが始まれば、よほどのことがない限り、運休することはできませんから、確実に行います。
74台の搬器の取り付けは、昼過ぎに終了。11月中旬には休暇村第一トリプルリフトの搬器取り付けも予定され、12月10日(土)のスキー場オープンに間に合うように、他のリフトでも準備が進められます。
こちらは、観光センターから7km先にある三本滝ゲート。この先からマイカー規制が始まり、バス・タクシー、自転車のみ通行できます。三本滝ゲートには、警備員の方が常駐しており、開門前の道路パトロールや許可車両の誘導を行っています。
通行できる車両は、バス・タクシー・自転車、及び、許可車両のみです。タクシーについては環境税などの徴収が行われます。
ゲートの管理する警備員の方々 | 長年の勤務も10月31日で最後、お疲れ様でした(右の方) |
そして、7月からゲートの警備をされていたこちらの方々も10月31日までの勤務。このゲートでの勤務を何年にも渡って続けられた右の方。その勤務も10月31日で最後...来年からお会いできなくなるのがちょっと寂しいです。本当にご苦労様でした。
【大雪渓までの沿道の風景 U】
それでは再び沿道の様子をお伝えします。三本滝ゲートを過ぎると、完全に落葉の終わった沿道は、ダケカンバの白い幹だけが青空に伸びる様子が続きます。
そして、標高2350メートルの位ヶ原山荘を過ぎると...
森林限界を超え始めて青空の広がる様子が見られます。
今日は終日綺麗な天候。水墨画のような遠景の山並みとしっかりと澄み切った青空のコンビネーションは、この時期にしか見られない光景でしょう。
とにかくどこまでも青い空...「空の彼方まで青く続く」という表現がぴったりの光景です。
どこをとってもくっきりと映し出されていて、いつも以上に遠景の山々が近くに見られます。
県道乗鞍岳線は三日後の11月1日より冬季閉鎖に入ります。位ヶ原周辺は、カーブミラーのポールがすっぽり埋まるほどの深い積雪となる箇所があります。そのため、積雪埋没による損傷や、春の除雪作業に支障となるため、降雪前にカーブミラーの撤去が行われます。
今回も位ヶ原山荘より上部の区間ではすでにカーブミラーの撤去が進められ、今後、位ヶ原山荘よりも山麓側の区間でも、カーブミラーの撤去が行われます。
どこまでも澄み切った青空。例年なら積雪凍結が続く10月末でも、このようにヒルクライムできる状態は稀であるといえます。
厳しい冷え込みに大雪渓付近では、水の流れはご覧のような氷結状態。日が高くなった日中でも溶けることがありません。
気温8℃、快晴無風の続く大雪渓に到着です。(→ Next)
■ご注意■
今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンをご検討ください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。
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