ノリクラ 雪渓カレンダー
 
Vol.13(2013/08/03〜04) C

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(Update:2013/08/08)

 

【大雪渓に到着、剣ヶ峰へ登山】

大雪渓前、シャトルバス到着

さて、話は戻りますが、大雪渓にシャトルバスが到着します。

 

スキーヤー・ボーダーの方々が下車

いつものようにスキーヤー・ボーダーの方々がここで下車する様子が見られます。

 

6〜7月は県内外の小中学校から集団登山

そこへ位ヶ原方面から登山道を登ってきた中学生の一団が到着です。6月から7月にかけて、県内外の小中学校から学校登山にお越しになりますが、多くは平日に実施されるため、ノリクラ雪渓カレンダーではあまりお伝えすることはできませんでした。

 

雪の上を慎重に歩く

多くの学校が大雪渓(標高2600m)か、畳平(標高2702m)から乗鞍岳山頂(剣ヶ峰)を目指しますが、こちらの学校は毎年、位ヶ原山荘(標高2350m)からスタートします。

 

乗鞍岳山頂(剣ヶ峰)目指して

それでもリタイヤする生徒さんは少ないとのことですので、運営や安全管理が行き届いていることと思います。

 

今度は小学生の一行が

そんな中学生の一団が大雪渓を後にしてからしばらくして、今度は小学生の一行が現地ガイドに引率されて出発です。

 

登山に雪遊び、そして、山小屋での夜 − 今日は盛りだくさんの体験を

登山に雪遊び、そして、山小屋での夜など、盛りだくさんの体験コースのようですが、皆さん、無地に山頂に到着されましたでしょうか?

 

【雪渓下部 T】

それではここから雪渓下部の様子をお伝えします。

 

昨年の大雪渓入口
2012ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.13(2012/08/04〜05) B
先週の大雪渓入口
ノリクラ 雪渓カレンダーVol.12(2013/07/27〜28) B
今週の大雪渓入口
昨年より3週間遅い雪解け

下端部分の雪解けは昨年より2〜3週間遅れていましたが、ご覧のように岩場が見られるようになって来ました。それでもやはり昨年より3週間も遅い状況が続いています。

 

昨年の大雪渓入口
2012ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.13(2012/08/04〜05) B
先週の大雪渓入口
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.12(2013/07/27〜28) B
今週の大雪渓入口
昨年より3週間遅い雪解け

こちらは雪渓下端部分から車道方面を見たところ。雪渓下端から車道までの距離は43メートルで、こちらも昨年より3週間遅い雪解け状況です。2007年以降の各年は65〜76メートルですから、過去最も遅い雪解け状況となっています。

 

スキーヤー専用道沿いのウラジロナナカマド ようやく開花 − 昨年より2週間遅い

スキーヤー専用道沿いのウラジロナナカマドは、ようやく花が咲き始めました。こちらは昨年より2週間遅れです。

 

昨年の登山道入口
2012ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.13(2012/08/04〜05) B
先週の登山道入口
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.12(2013/07/27〜28) B
今週の登山道入口
ほぼ昨年並みの雪解け

大雪渓入口から北へ50メートルほどの所に肩の小屋への登山道入口があります。こちらでは先週と同様、ほぼ昨年並みの雪解け状況が見られます。

 

【大雪渓→肩の小屋→山頂登山道のルート地図、各ルートのおおむねの残雪期間】

大雪渓→肩の小屋→山頂登山道(ピンク色)
★大雪渓〜肩の小屋間は一部積雪★

 こちらは大雪渓から肩の小屋を経由して山頂方面に向かうルートです。登山道上に一部積雪が残っています(下記参照)。

 

【登山道の積雪状況 − 大雪渓・肩の小屋口バス停から山頂方面へ登山される方へ】

2013/08/03
大雪渓・山頂方面全景

区間@↓ 区間A↓
2013/08/03
区間@ − 肩の小屋から山頂方面
<積雪はまったくありません>
2013/08/03
区間A − 大雪渓→肩の小屋 登山道(積雪区間60m)
<7月中下旬まで積雪あり、アイゼン携行>

区間@の肩の小屋・畳平から剣ヶ峰に向かうルートには積雪はありません。ただ、長野県側シャトルバスで大雪渓・肩の小屋口バス停(畳平の一つ手前のバス停)から山頂方面にお越しの場合は、区間Aの通り、大雪渓登山道入口付近から積雪箇所があります。
区間Aの積雪区間は先週よりも大幅に縮小されましたが、最も急勾配の箇所に積雪がが残っていて、その距離は約60メートルほどです(左下画像参照)。ご覧の左上の大岩の先の肩の小屋方面は、積雪区間はほとんどありません。
積雪箇所は短くなりましたが、天候によってかなり雪面が硬くなりますので、アイゼンなどの装備のない方は、畳平より山頂を目指すことをオススメします。

 

先週の登山道入口
ノリクラ 雪渓カレンダーVol.12(2013/07/27〜28) B
今週の登山道入口
昨年よりやや遅い雪解け

登山道入口付近の車道との間の隙間は12メートルで昨年よりやや短く、積雪量の多い状態が続いています。2007年以降もっとも積雪量の多い状況です。

 

昨年の登山道入口付近
2012ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.13(2012/08/04〜05) B
先週の登山道入口付近
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.12(2013/07/27〜28) B
今週の登山道入口付近
昨年よりやや遅い雪解け

登山道入口から少し入った所の様子を見ても、明らかに昨年より積雪量が多い様子が見られ、こちらも昨年よりやや多い状況になっています。

 

登山道脇のシナノキンバイ − 先週に続いてきれいに開花、昨年より2週間遅い

先週満開となった登山道脇のシナノキンバイ。今週もほぼ同じ状態が続いています。昨年よりも2週間遅い状態が続いています。

 

登山道入口から87メートルの地点 この先から積雪区間

こちらは登山道入口から87メートルの地点。この先から積雪区間が始まります。

 

積雪区間は60メートル これより先は積雪はありません

積雪区間は先週の90メートルから60メートルに短くなっています。昨年よりも2週間も遅い雪解けです。例年8月上旬には雪解けが完了しますが、おそらく次の週末以降も積雪が残ると考えられ、お盆休みを利用して乗鞍岳登山にお越しの際には足元の積雪にご注意下さい。

これより先の登山道には積雪はほとんどありません。 Next

 

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