ノリクラ 雪渓カレンダー
 
Vol.14(2013/08/10〜11) C

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(Update:2013/08/15)

  

【雪渓下部 V、モーグルコース】

モーグルコース

ここからはいつものようにモーグルコースの様子をお伝えします。

 

モーグルコースは2本 気温16℃ − 雪渓から流れてくる空気の心地よさは格別

ラインは2本で先週と変わりありません。左の画像の雪渓右下に立つスキーヤーがいますが、そのあたりに1本あって、左の奥のほうに長いラインがあります。この日の気温は16℃。日差しはあるものの灼熱感はまったくありません。雪渓から流れてくる空気の心地よさは格別で、のんびりと休憩するにはもってこいのコンディションです。

 

右側のライン

こちらが右側のライン。7月のシャトルバス運行開始以来、整備を続けながら維持してきたラインです。

 

絶えず整備を続けて滑りやすいコブ形状

多くのスキーヤー・ボーダーの方が滑り込むため、バーンはすぐに深く掘れてしまいます。ちょうど、この撮影の前にモーグラー同士でデラ掛けして整備を行ったばかりです。そのため、かなり綺麗な形状になっています。

 

昨年のモーグルコーススタート付近
2012ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.14(2012/08/11〜12) B
先週のモーグルコーススタート付近
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.13(2013/08/03〜04) D
今週のモーグルコーススタート付近
昨年より1週間遅い雪解け

こちらはスタート付近の雪解け状況。先週のこの付近はスタートから数コブほどのところでしたが、ご覧のように周辺の岩場が多くなって、ちょうど今週はこの付近がスタート位置となりました。また、昨年と比べると今年の積雪量の多さは一目瞭然で、昨年より1週間遅い雪解けとなっています。

 

スタート地点より上部には岩場−ラインはこれ以上伸ばせない  ラインの長さ − 14コブ×63メートル
(ピッチ:4.3メートル)

左の画像の通り、スタート地点より上は岩場が迫っていて、ラインを上部に伸ばすことはできなくなってきました。そのため、今後は雪解けと同時にラインも短くなって行くことと思います。現在の長さは14コブ×63メートル(ピッチ:4.3メートル)です。

昨年より2〜3週間ほど遅い雪解け状態ですが、50メートルを切ると、滑走には少し物足らなさを感じる状態となってくると思います。

 

今後、2週間程度はまだ滑走可能

現時点の状況を考えると、今後、2週間程度は滑走可能な状態が続くかと思います。

左のライン − 雪渓中段から続く長いライン

こちらは左のライン。雪渓下部の下端から中段の中間付近までつながっています。

 

とにかく長い − 下からではスタート位置がわからないほど

先週もお伝えしたようにとにかく長いライン。ラインの中間付近から見たスタート位置がわからないほどです。

 

あまりの長さに完全に疲れ果てる

「今日はお見せできる芸がありません...」と、おっしゃるモーグラーの方。完全に疲れきってしまって、アクションを見せてくれる余裕なんで残ってないようですね...

 

長さ160メートル×46コブ
(ピッチ3.5メートル)
先週より大幅に長くなっている
コブの間に岩の頭

こちらのラインは先週よりもスタート位置がさらに伸ばされましたので、大幅に長くなって、46コブ×160メートルです(ピッチ:3.5メートル)。こちらも雪解けが進んで、コブの間に岩が出てきましたので、おそらく、次週末はこのあたりがゴール地点となるはずです。

 

今日も最後まで滑り続ける

この日も終日滑り続けるモーグラーの姿が最終バスがやってくる時間帯まで見られました。

 

【雪渓中段】

雪渓中段全景

雪渓下部の北端のモーグルコースの岩と南端の石碑の岩の間を上がったエリアで、雪渓上部の雪渓下部を結ぶ緩斜面です。

 

昨年の雪渓中段全景
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.14(2012/08/11〜12) C
先週の雪渓中段全景
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.13(2013/08/03〜04) D

右の先週の画像では中央の大岩の周辺に積雪がありました。しかし、今週は大岩の左側の雪解けが進んでいます。しかし、左のが昨年の画像を見るとお分かりの通り、左半分が完全になくなっていて、今週は昨年より1週間遅い雪解け状態が続いています。

 

昨年の中央の大岩
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.14(2012/08/11〜12) C
先週の中央の大岩
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.13(2013/08/03〜04) D
今週の中央の大岩
昨年より1週間遅い雪解け

こちらは中央の大岩。左上の画像は昨年同時期より1週間早いもので、ほぼ同じ状況から、こちらでも昨年より1週間遅い雪解けであることがわかります。

 

昨年の雪渓中段北端部分(登山道付近)
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.14(2012/08/11〜12) C
先週の雪渓中段北端部分(登山道付近)
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.13(2013/08/03〜04) D
今週の雪渓中段北端部分(登山道付近)
昨年とほぼ同じ積雪状況

こちらは雪渓中段の北端。肩の小屋への登山道がこの付近を通過しています。この辺りは昨年とほぼ同じ積雪状況です。

 

雪渓中段全景−例年、7月下旬から8月上旬まで上部からの滑り込みが可能

雪渓中段は全体的に昨年より1週間雪解けが遅い状況と言えます。

雪渓中段は雪渓上部と下部とを結ぶ連絡路ですが、例年、7月下旬から8月上旬まで上部からの滑り込みが可能で、それ以降の雪渓上部からの下山はスキーヤー専用道を歩いて降ります。

 

雪渓中段の中央付近
翌日にはバーンが途切れました

雪渓中段の中央付近でバーンが途切れ始めています。かろうじて雪渓上部から雪渓下部へ下山滑走可能ですが、撮影した翌日にはさらに雪解けが進んで、完全に途切れてしまいました。

睡眠不足 − 足取りが重たそう...

夏バテ気味なのでしょうか...睡眠不足でしょうか...登る足取りがいつもよりもかなり重そう...

 

昨日はどれ位寝たんだ? 8時間くらいかな〜

「昨日は一帯何時間寝たんだ?」と、メンバーから聞かれると「う〜ん...8時間くらいかな!」。

 

「寝すぎじゃないか!」 − 周囲からも笑い声が 楽しい会話を繰り返しながら

「寝不足じゃなくて、寝すぎじゃないか!」という声に周囲からも笑い声が...いつものように楽しい会話を繰り返しながらの練習が続けられています。

 

何度も反復練習 − 上達の近道

登って滑るの繰り返しと同時に、スキー操作も課題をクリアできるまでは何度も反復練習です。できたりできなかったりを繰り返しながら上達して行きます。

 

お昼休み直前に「もう1本滑りたい!」 うまくできたイメージを早く身体に刷り込みたい...

お昼休憩直前に、「もう1本滑りたい!」と、申し出るメンバーもいます。ちょっとでもよいイメージをつかみかけたら、その動きを早くカラダに刷り込みたいところですね。

 

お昼休みは青空の下で この心地よさはノリクラでしか味わえない

お昼休みは青空の下で...おそらく、すぐに熱中症に陥ってしまう猛暑の市街地では考えられない光景でしょう。この心地よさはノリクラでしか味わうことはできません。 Next

 

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