ノリクラ 雪渓カレンダー
 
Vol.19(2013/09/14〜15) C

Top-page > Index > Page:   1  2  3  4  5  6  7

(Update:2013/09/19)

 

【雪渓上部 T】

雪渓上部全景

それでは雪渓上部の様子をお伝えします。雪渓下部の積雪が少なくなり、滑走できるのは雪渓上部だけとなりました。今週は中央部分の雪解けが進み、左右の雪渓が分離しました。

先週の雪渓上段全景
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.18(2013/09/07〜08) C
昨年同時期より3週間早い雪渓上段全景
2012ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.16(2012/08/24〜25) D

左は先週の画像で左右がつながっています。右の画像は昨年同時期より3週間早いもので、この週に左右が分離しました。そのため、今週の雪渓上部は全体的に見て、昨年より3週間遅い雪解けということになります。

 

昨年の雪渓上段右側
2012ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2012/09/15〜16) B
先週の雪渓上段右側
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.18(2013/09/07〜08) C
今週の雪渓上段右側

こちらは雪渓上部右側。左上は昨年同時期のもの、右上は先週のもの、下が今週の画像です。昨年はこの週に完全に積雪がなくなりました。また、右上の先週から下の今週の画像を比べるとかなり雪解けが進んでいますが、横幅は60メートルあって、まだ滑走可能な状態です。

 

昨年同時期より3週間早い雪渓上段全景
=今週の雪渓上部右側は昨年より3週間遅い雪解け=
2012ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.16(2012/08/24〜25) D

 

昨年同時期より3週間早いの雪渓上部右側で横幅は82メートルあります。翌週にはかなり面積が小さくなりましたので、今週の雪渓上部右側は全体的にみて昨年よりも2〜3週間遅い雪解けということになります。

 

昨年同時期より3週間早い鉄塔土台
2012ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.16(2012/08/24〜25) D
先週の鉄塔土台
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.18(2013/09/07〜08) C
今週の鉄塔土台
昨年より3週間遅い雪解け

雪渓上部右側エリアの下部、ちょうど雪渓中段につながる位置にある鉄塔土台です。土台と雪渓との距離は約50メートルで、左上の昨年同時期より3週間早いものとほぼ同じ状態ですから、昨年より3週間遅い雪解けとなっています。

 

雪渓上部右側上端

こちらは雪渓上部右側上端。上端の位置は先週より20〜30メートルほど下がっています。

 

上端から−雪渓下端まで167メートル
過去10年間で最長

上端から下端までの雪渓の長さは先週の197メートルから167メートルになりました。

昨年と2011年はすでに積雪はなくなり、2010年は長さ20メートル×横幅20メートル、2009年は15メートル×5メートル、2008年は長さ15メートル×幅15メートル、2007年は長さ11メートル×幅4メートル、2006年がもっとも大きく、長さ65メートル×幅30メートルありました。また、2003年までさかのぼっても、今週ほどの面積のシーズンはなく、過去最長の大きさが続いています。

 

【雪渓上部U、トレーニング風景】

雨と霧の中でのポール練習

こちらは取材二日目の9月15日(日)の様子ですが、雨と濃霧が続き、バーンは比較的硬めの状況。しかし、表面のスプーンカットが少なく、ほとんど整備をしなくても滑走可能な状況でした。

 

気温10℃ − 動いていれば問題ないが、コーチ陣は寒さに震える

午前中は一時的に雨に見舞われることがあったものの、それほど激しい降り方ではなく、台風18号の影響はあまり感じられません。

 

滑走距離は50メートル − 基礎的練習には十分

滑走距離は50メートルほどですが、基本的な練習を繰り返すのであれば、体力的にもモチベーション的にも、ちょうどよいと言えます。

ボード、コブ練習

順序が逆になりますが、こちらは取材一日目のボーダーの方々の練習風景。

 

スタート付近 「こんなに雪が残っているとは思いませんでした」

「こんなに雪が残っているとは思いませんでした。(雪渓上部左側と比べて)雪渓上部右側は中斜面での練習が可能なので、こちらが滑走可能な限り、ここで練習を続けたい」と、おっしゃります。

 

バーンは柔らかめで、コブもしっかり成長

前述の取材二日目と異なって、かなりバーンは柔らかく、いつもなら、お昼を回ってもコブが成長できないものの、今日はかなりしっかりとしたコブに成長していました。

 

朝から夕方まで練習は続く だって上手になりたいもん〜

コブはやはりスキーヤーの独壇場という状況は一般的に変わりありません。ボードでのコブ滑走はまだニッチな存在かもしれませんが、少しずつ認知度が上がってきており、コブへの対応能力を向上させるべく、さらなる練習が続きます。

 

次のウインターシーズンに向けて

ボードでコブの練習を行えるシチュエーションがなかなか少ない状況もあるかと思います。そんな中、普段のゲレンデではできない練習を繰り返しノリクラで行い続けます。次のウインターシーズンに向けてカウントダウンが始まる時期にさしかかり、また、雪渓はさらにハードなコンディションとなってきました。怪我でシーズンを棒に振ってしまうことのないよう、より慎重なトレーニングが続けられたらよいですね! Next

 

Copyright (C)   乗鞍大雪渓WebSite

Top ||   <<Back  1  2  3  4  5  6  7  Next>>