ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.12(2014/07/26〜27) A

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(Update:2014/07/31)

 

【観光センターから大雪渓へ、ヒルクライムと沿道の風景 U】

三本滝ゲート − この先はマイカー規制

観光センターから7km先にある三本滝ゲート。この先はマイカー規制となり、警備員の方が通過車両のチェックを行います。

 

通行できるのは朝6時から夕方6時まで(10月は朝7時から夕方6時)

通行可能時間は7月から9月は朝6時から夕方6時まで。10月は朝7時から夕方6時までです。特にヒルクライムの場合、夕方6時までにこちらのゲートまで戻ってこられるようにしなければなりません。今回も夕方5時くらいになっても登っていらっしゃるヒルクライマーの姿が見られました。

また、畳平を越えて反対側へ通り抜けする場合も同様です。閉鎖時間は岐阜県側の乗鞍スカイラインも長野県側の県道乗鞍岳線も夕方6時です。この時間までに山麓側のゲートを通過しなければなりませんので、自転車でツーリングの方は時間に余裕をもって登るように計画してください。

 

かもしかゲレンデ ヤナギランはまだつぼみ

こちらは三本滝ゲートからさらに登ってかもしかゲレンデ。そろそろ気になる時期になってきたのはヤナギラン。大半のものはまだつぼみ状態です。

 

咲き始めたヤナギランにベニシジミ

それでもごく一部では開花が見られ、蜜を求めて色々な昆虫が飛び交う様子が見られました(ベニシジミ)。開花状況としては、ほぼ例年並と言ったところでしょうか?

 

日差しが強くなる 川のせせらぎも暑さをやわらげてくれない

朝一番から空気感に暑さを感じる上に日差しがさらに強くなって、暑さに慣れていないカラダには辛いところ。橋の欄干にたたずんでいると、川のせせらぎから流れてくるひんやりとした空気を感じるところですが、今日はそんな気配は一向に感じられません。

 

今日もヒルクライマーが駆け上がる

今日も多くのヒルクライマーが駆け上がって行きます。
中にはシャトルバスに近いスピードで上がって行く方もいらっしゃいます。おそらく、その多くが9月に行われる全日本マウンテンサイクリングin乗鞍に参加されるためにトレーニングにお越しになっているものと考えられます。これからは、そんな俊足の選手の走りを何度もに拝見できるようになることでしょう。

 

冷泉小屋 冷泉

これだけ強い日差しと暑いコンディションが朝一番から続くと、あっという間に雲が沸きあがるものですが、今日はそんな様子は一向にありません。

 

位ヶ原山荘

そして、標高2350メートルの位ヶ原山荘。観光センターからは15kmの距離にあります。

 

今シーズン初めてのノリクラ 来週からTTで追い込み

この時期は多くのヒルクライマーが立ち寄るスポットです。先ほど振り向きざまにこたえてくれたヒルクライマーもいらっしゃいますね〜。「今年のノリクラは今日が初めてです。ですから、足慣らしに...来週からはTT(タイムトライアル)で追い込みますよ!」とのこと。おそらく、来週のTTではこんな風に休憩している場合じゃありませんよね!(笑)

登りは立ち寄らなくても、下山時に立ち寄る方も多く、中には乗鞍スカイラインから畳平まで登り、お昼休みのためにわざわざ位ヶ原山荘まで降りてくるというヒルクライマーもいらっしゃいます。

 

この先、森林限界 − 風景が変化する

位ヶ原山荘より先は、森林限界に差し掛かるエリア。周囲の展望や風景が少しずつ異なってきます。

 

眼下を眺めながら「よくここまで登ってきたものだ〜」

見晴らしがよくなって、自転車の足を止める方もたくさんいらっしゃいます。そして、これまで登ってきた九十九折れを眺めながら、「よくここまで登ってきたものだ〜」と、感慨深そうにこの光景を眺めています。

 

九十九折れ(冷泉小屋〜位ヶ原山荘)

こちらがその九十九折れ部分。ちょうど、冷泉小屋から位ヶ原山荘の区間を指しています。

 

バスが大回り − 対向の自転車に近寄る バスは大きく回らないと後輪がクリアできない

実はここで注意していただきたい点は、ヘアピンカーブでの大型バスとのすれ違いです。左の画像は自転車が登りの右カーブ(外側カーブ)で、シャトルバスが下りの左カーブ(内側カーブ)でのすれ違い場面です。しかし、シャトルバスは右側(外側)へ大きくせり出して、自転車側に寄っています。
しかし、次の場面(右画像)を見るとお分かりのお通り、ここまで大回りしないとバスの内側後輪がクリアできないのです。狭小な山岳路線ですから、どちらが優先ということではなく、譲り合いの気持ちを持ち、このような現象があるものだと認識して自転車走行されたほうが、ご自身の安全確保につながるものと思います。

 

位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口 昨年同時期の11号カーブ − 残雪はほぼ同じレベルに
2013ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.12(2013/07/27〜28) A

位ヶ原山荘から1.5kmほど先の11号カーブ、ツアーコース入口付近。右は昨年同時期ものです。今週と比べて残雪は同じレベルです。昨年は1週間後に積雪はほとんどなくなりましたので、今年も同じように来週には積雪がなくなるものと考えられます。

 

空の青、ハイマツの緑、残雪の白 − 最高のコントラスト

ハイマツの緑一色の世界よりもやはり残雪のアクセントがあったほうが風景としては楽しめるものです。

 

位ヶ原お花畑 5号カーブ

位ヶ原お花畑とその先の宝徳霊神バス停がある5号カーブの積雪量も、ほぼ昨年並みの状況です。

 

4号カーブの積雪はほとんどなくなる 雪景色が見られるのもあとわずか

そして、大雪渓の手前の4号カーブの積雪はほとんどなくなりました。車窓やヒルクライムで雪景色を楽しむことができるのもあとわずかとなってきました。

 

【大雪渓に到着】

大雪渓に到着しても相変わらずの快晴が続きます。

 

気温18℃、大雪渓らしからぬ灼熱感

気温は18℃ですが、気温以上の暑さがあって、大雪渓らしからぬ灼熱感があります。そんな中、子供さんと一緒にやってきたこちらの親子。

 

冷たさにびっくり! − 雪解け水に興味津々

暑いとは言えども、熱気に包まれた都会と比べれは、涼しい状況。特に雪渓から流れる風に当たっていると冷え込んでくる様子もあって、シャトルバスから降りると長袖に着替えられたほどでした。そして、今日の目的は雪解け水に触れること。あまりの冷たさにびっくり!そして、何度も恐る恐る水に触れては冷たさにびっくり様子を繰り返し、雪解け水に興味津々でした。

 

市街地とは15℃以上の気温差

この日の松本の最高気温は34.5℃を記録し、ほぼ猛暑日となりました。それと比べて15℃以上も気温が低いにもかかわらず、「暑い!」なんて言ったら罰でも当たるところですが、大雪渓にとっては、記録的な暑さといってもよい一日です。

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