ノリクラ 雪渓カレンダープレリリース版

(2015/03/21) A

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(Update:2015/03/26)

 

【リフトに乗ってツアーコース入口へ】

リフト乗り場へ

それではリフトに乗車してツアーコース入口へ向かいます。

 

リフト乗り場まで滑り降りる やまぼうしリフト

最初に乗車するのはやまぼうしリフト。前のページで申し上げたように、リフト乗り場まで滑り降りる必要があります。滑走用具を持たない登山者の場合は、歩いて降りることになりますが、緩斜面でそれほどの距離ではありませんので、あえてスノーシューやわかん(かんじき)を装着する必要はないと思います。

 

夢の平クワッドリフト ノリクラが一望できるビューポイント − ぜひ記念写真を

そして、次に乗車するのは夢の平クワッドリフト。

右の画像のように夢の平クワッドリフトの乗り場周辺は、ご覧のようにノリクラの峰々が一望できることに加えて、鳥居尾根コースまで見渡せます。Mt乗鞍で記念写真を撮影されるなら、ぜひとも、このスポットがお勧めです。

 

夢の平クワッドリフトまでゲレンデを歩く登山者

やまぼうしリフトを乗車せずに歩いて登ってくる登山者も夢の平クワッドリフトに到着します。

 

今日は先輩方をお連れして... 地元の人に作ってもらった大切なかんじき

「今日は先輩方をお連れして山に登ります。」と、おっしゃるこちらの方の背中には木製のわかん(かんじき)...「地元の人に作ってもらったものなんですが、作る人がもういなくなっちゃって...大切に使っています。」とのこと。

スノーシューやアルミ製のわかんが市販される中、あえてこんな古めかしいものを使わなくても...と、思う方もいらっしゃるかもしれません。大きな爪がしっかりとグリップしてくれて、なかなか優れものです。

 

雪面には無数の縦溝 − かなりの雨量があった証拠

さて、夢の平クワッドリフトに乗車して、すぐに気づくのは、雪面に無数の縦溝ができていること。これはかなりの雨量が雪面を流れ落ちた証拠です。リフト乗車中にゲレンデ外の雪の状況をチェックするのも、ツアーコース入山に当たり、事故を未然に防ぐことにつながって行きます。

おそらく、ツアーコース内も同じように雨による影響からバーン状態が良くないことが想像できます。

 

のりくら観光協会女性部の方 − 4月に観光協会公式サイトをリニューアル予定

さて、リフトに偶然乗り合わせたのりくら観光協会女性部の方。「本当はツアーコースにも登ってみたいんですが、なかなか機会が作れなくて。」と、お忙しそう...そのようにおっしゃるのは「4月にのりくら観光協会の公式サイトをリニューアルするんですよ。もう時間がなくて...」とのこと。

どんなホームーページになるのかお聞きしたところ、「新しい風を感じるようなページにしたいんです。」と、少し照れ笑いされながら答えてくださいました。のりくら観光協会の公式サイトは、http://www.norikura.gr.jp/ です。どんな風にリニューアルされるのか楽しみですね!

 

いつもで迎えてくださるスタッフの方々

さて、夢の平クワッドリフト降車口に到着。今日も出迎えてくださったのはいつものスタッフの方。リフトから降りるほんの一瞬ですが、この一週間の状況などをいつも教えてくださいます。(ありがとうございます!)このようにいろいろな方々の手助けをいただきながら、記事作成の参考にさせていただいております。

 

かもしかリフトへ

そして、最後に乗車するのはかもしかリフト。

 

スノーシューやシールは外して乗車 1回券・回数券を回収

かもしかリフトの運行開始は9時ですが、その時点で30名近くの方が列を作っていて、その大半がツアーコース入山者の模様で、その大半が1回券や回数券利用者で、ご覧のようにリフト乗車前に回収が行われます。また、左の画像の看板に明記されていますが、スノーシューやシールを装着した状態では、リフトに乗車できませんので、ご注意ください。

 

一人ずつ乗車 大きなザックは手前に

二人乗りのペアリフトですが、ツアーコース入山者はザックなど荷物を背負っていますので一人ずつの乗車となり、ザックは乗車前におろして手前に持った状態のほうが、不安なく乗車できると思います。

 

かもしかゲレンデ 終点が近づくと目の前にツアーコース

いつもなら、かもしかリフトの運行開始直後は、「我先に...」と、かっ飛ばして滑り出すスキーヤー・ボーダーの方々の様子が見られるものの、今日は朝一番の乗車は大半がツアーコース入山者。そのため、誰も滑り降りてきません。大きく取り上げるほどの話題ではないものの、こんなことはかなり珍しいことです。

そして、降車口が近づき、目の前にはツアーコースが確認できるようになってきました。「かもしかリフト降車口=ツアーコース入口」という認識でよいでしょう。

 

【ツアーコース入口、大勢の方がやってくる】

ツアーコース入口 − すでに30名以上の方々が

こちらはツアーコース入口。朝一番のリフトでお越しになった入山者が登るための準備を始めていますが、すでに30名以上の姿があって、かもしかリフトからは続々と入山者が続いています。

毎年、春分の日前後の週末になると、入山者が急激に増加する様子が見られます。もっとも入山者数は天候に大きく左右されます。それでも、やはり、冬から春へと季節が移り替わるこの時期を待っていたという方も多いのではないでしょうか?

 

シール・スノーシューを装着 − ビーコン・プローブ・スコップなどの冬山装備は必ず携行

ツアーコースを登るための登攀用具はさまざまです。スキーの方はシール(クライミングスキン)を装着し、ボードや登山の方はスノーシューが一般的です。

この先のツアーコースはスキー場管理区域外です。一旦、事故が起きれば山岳遭難の扱いとなります。ゲレンデ内のようにスノーモービルでゲレンデパトロールが救助にやってくることはありません。スノーシューやアイゼンなどの登攀用具はもちろんのこと、ビーコン・プローブ(ゾンデ棒)・スコップなどの雪崩遭遇時の装備。ツェルトなどの遭難時の装備は、各自で必ず携行するようお願いいたします。

 

春先は日差しが強い − 日焼け対策も万全に いつも見てます − 入山するときの参考に

快晴無風の天候が続き、日差しの強さが肌に突き刺さるようになってきました。スノーシューを装着したら、日焼け予防の対策も...一年で最も紫外線が強くなる春は要注意です。雪上の場合は、雪面からの反射もあり、途中で何度も塗りなおす方もいらっしゃるほどです。

「(WebSiteを)いつも見てますよ。」と、おっしゃる右の方はツアーガイドの方。「ツアーで入山するときの参考にさせてもらっています。」と、おっしゃってくださいました。ツアーに参加されるお客様の安全確保は、もっとも神経を使うものと思いますが、その一助になれば幸いです。

 

快晴無風でプラス6℃ - アウターなんて着てられない暑さ

気温はプラス6℃。アウターなんて着ていられる状況ではありません。体温調節において気をつかう点は汗をかかないようにすること...もう少し正確にいうならば、汗で肌やインナーウエアーが濡れないようにすることといったほうがよいかもしれません。そのため、速乾性の衣類を着用することはもちろんのこと、体温調整しやすいように、厚いアウター1枚ではなく重ね着で調整するほうがよいでしょう。

 

ノリクラの常連も今日の人出の多さに驚く

第一陣がツアーコースへ出発した後も、続々と入山者が訪れます。冬のノリクラの常連の方も「冬のツアーコースでは見られないほどの人出で、今日はびっくり...」 静かな冬のノリクラとは比べ物にならない にぎやかな雰囲気は春山シーズン突入の証拠で、そんな風に静かな雰囲気から移り変わって行く様子は毎年のことではありますが、やはり冬のノリクラが過ぎ去って行くのは いささかさみしさすら感じるものです。

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