ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.13(2015/08/01〜02) D
【雪渓上部 T】
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雪渓上部全景 |
それでは雪渓上部の様子をお伝えします。
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昨年の雪渓上部右側 2014ノリクラ 雪渓カレンダーVol.13(2014/08/02〜03) C ↓ |
先週の雪渓上部右側 ノリクラ 雪渓カレンダーVol.12(2015/07/25〜26) D ↓ |
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今週の雪渓上部右側 −
全体的には昨年並み 上端は昨年より雪解けが早く、下部は遅い |
雪渓上部は中央部分で上部から尾根が延びてきて、バーンは左右に分離してくるようになります。こちらの画像は雪渓上部右側で、中斜面が続き、ポールレッスンが盛んに行われるエリアです。上端部分は昨年よりも雪解けが早い傾向が見られますが、下部は昨年よりも雪解けが遅い状況で、全体的にはほぼ昨年並みといったところです。
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昨年の鉄塔土台 2014ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.13(2014/08/02〜03) C ↓ |
先週の鉄塔土台 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.12(2015/07/25〜26) D ↓ |
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今週の鉄塔土台 昨年より1週間遅い雪解け |
雪渓上部右側エリアの下部、ちょうど雪渓中段につながる位置にある鉄塔土台です。左上は昨年同時期の1週間前の画像で、右上は先週の画像です。この1週間で1メートル以上も雪解けしていることが分かります。また、右上と今週はほぼ同じ積雪状態ですから、昨年と比べて1週間ほど遅い雪解けであることが分かります。
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今日は二人だけ...ちょっと寂しそう |
雪渓上部右側にショートポールをセットして滑走するボーダーの二人。先週までは何十人ものグループでゲートを設置していたものの、今日はお二人のみ...ちょっと寂しそう。
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振り返って夏空 |
ふと振り返ると、今まで気が付かなかった夏雲が綺麗な青空に浮かぶ見事な光景。夏スキー・夏ボードは滑るだけが目的ではありません。こんな風景に出合う事がもう一つの目的。
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雪渓上部右側上端−昨年より1〜2週間早い雪解け、例年並み |
こちらは雪渓上部右側上端部分。先週より1〜1.5メートル程度の雪解けが見られます。昨年より1〜2週間早い雪解けで、例年並みの状況です。
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上端から−雪渓下端まで477メートル 昨年より短く、例年より長い |
上端から雪渓入口までの距離は477メートル、2014年は507メートル。2013年は336メートル。2012年は282メートル、2011年は269メートル、2010年は280メートル、2009年は252メートル、2008年は250メートルです。昨年より短く、例年より長い状況です。
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ステップソールで登ったり下りたりコース整備 | コース整備完了 |
さて、こちらのグループ、雪渓上部右側の上端からデラがけしてコース整備の実施中。登っては斜滑降、上っては斜滑降の繰り返し、でも、上ったり滑ったりを繰り返すのが得意なステップソール。
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フリー滑走でもバーン整備したほうがよい |
綺麗にコース整備が完了したら、後は滑りに徹するだけ。フリー滑走もバーンをきれいにすれば快適に滑走できますので、人数がある程度いらっしゃるなら、ちょっと整備したほうが良いでしょう。
【雪渓上部 U、モーグルコース】
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雪渓上部左側 − 上級者限定 |
さて、今回から雪渓上部左側の情報もお伝えします。
こちらは雪渓上部左側。大雪渓の中でも急斜面のバーンが広がり、シーズン終盤まで積雪の残るエリアです。
大雪渓エリアの中でも最も遠方に位置することから、他のエリアが滑走可能なこの時期は訪れる方は少ない状況です。しかし、今後、他のエリアが滑走できなくなって、雪渓上部左側しか滑走できなくなる8月下旬頃になると、冷え込みの影響からバーンは硬くなってきて、スプーンカットのほか、大きな氷の柱が一面に現れ、初心者の滑走は困難な状況になって行きます。さらに、雪渓上部左側は他のエリアよりも急斜面であることに加え、バーン下部は全面岩場であるため、滑落すれば大怪我となる可能性もあります。
したがって、8月下旬以降になって雪渓上部左側しか滑走エリアがなくなるとノリクラデビューは出来ませんので、初めての方は雪渓下部や雪渓上部右側が滑走できる8月中旬までにお越しになったほうが良いでしょう。
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コブ管理人 − バーン整備中 |
「一週間誰も来なかったようで、コブが完全になくなっていました。作り直しです」と、おっしゃるのはコブ管理人。
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モーグラーが果敢に... |
コース整備が終われば、果敢にコブを攻めまくります。
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上端のクレパス部分がなくなる |
先週、クレパス状になっていた箇所では、上端部分の雪解けが完了しました。
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上端部分 − 例年より1〜2週間早い雪解け |
こちらは上端部分。上端部分に残っている積雪がその下とつながっていれば、例年より1〜2週間早い雪解けですが、上端に残る部分を除いて考えると、かなり早い雪解けという事になります。
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上端から−雪渓下端まで230メートル、過去最長 |
雪渓上部左側の上端から下端までの距離は230メートル。2014年は170メートル、2013年は160メートル。2012年と2011年は147メートル、2010年は125メートル、2009年は125メートル、2008年は151メートル、2007年は150メートルでしたので、過去最高の長さとなっています。
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急斜面 − 昇るのがつらい |
これまで雪渓下部のモーグルコースで滑走されていた方々が、こちらに移動されてきましたが、急斜面で登るのがかなりつらそう。
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体が順応するまで辛抱 |
そんな中を果敢に滑る方々もあって、この斜度・高度に体が対応するまでしばらく辛抱が必要です。
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ハイクアップは辛くても滑りはパワフル |
ハイクアップはややつらそうなご様子でが、滑走のほうはいつも通りパワフル!
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群を抜いて早い! |
そんな中で群を抜いて早く安定した滑りを見せてくれるモーグラー。
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毎週通いたいけど、来週から海外合宿で... |
「本当は毎週ノリクラに通いたいけど、来週からオーストラリアの強化合宿が入っていて、今年はこれで最後かな?」とのこと。オーストラリアは南半球ですから今はウインターシーズン。こんなところでスキーできるなんて羨ましい限り...それでどんな合宿かって?こちら(SAJ第1次フリースタイル・モーグル遠征 − 外部リンク)をご覧ください。国内はもとより世界での活躍を皆さん期待しています。
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常連たちの雪渓上部左側での滑走は10月上旬まで続く |
ラインの長さは一日目の段階では、57メートル×17コブでした。おそらく二日目はもう少し延長されたものと思いますが、常連たちの雪渓上部左側での滑走は10月上旬まで続き、まだ2ヶ月も滑走できます。ただし、冒頭にも申し上げたように上級者限定です。
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