ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.24(2017/10/21) A

 

 

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(Update:2017/10/26)

 

【大雪渓までの沿道の風景 U(三本滝〜大雪渓)】

三本滝ゲート − この先マイカー規制

観光センターから7km先の三本滝ゲート。今日は訪れる人も少なく、三本滝レストハウスやゲート付近は閑散とした雰囲気。ゲート警備員の方々の話題も、薪の調達や次の仕事のことなど、冬に向けての話が多くなってきました。

 

かもしかゲレンデ付近 − 完全に落葉

紅葉の見頃エリアは休暇村より山麓の標高1500メートル以下の乗鞍高原エリアですから、標高1800メートルのかもしかゲレンデ付近はもう完全に落葉しています。

 

濃霧

さらに標高2000メートル付近の摩利支天より先では濃霧に見舞われる状況。ただでさえ寂しい状況なのに、追い打ちをかける雰囲気に...

 

冷泉小屋付近 − ダケカンバはまだまっすぐ 上部ではダイナミックkな枝ぶりに

標高が高くなるにつれて、ダケカンバの枝ぶりの大きく変化します。標高2200メートルの冷泉小屋付近まではまだまっすぐ伸びていた枝ぶりも、それより上部では右の画像のように毛細血管のようなダイナミックな雰囲気へと変わってきます。厳冬期の風雪によって耐え続けた力強さ・痛々しさが感じられます。

 

そして、標高2350メートルの位ヶ原山荘。

 

視界が良くなる

この付近まで達すると再び視界も良好となります。

 

山麓からは激しく雲が湧き上がる

そして、これまで登って来た道路を俯瞰してみると、乗鞍高原一帯を埋め尽くす雲海から激しく雲が湧き上がっている様子がわかります。

 

11号カーブ − ハイマツの緑が穏やかな雰囲気を維持している

森林限界を超えて常緑のハイマツの緑が心を和ませてくれます。このハイマツが無かったら本当に殺風景で、秋になっても穏やかな雰囲気を保っているのはハイマツのおかげといってよいでしょう。

 

冬季閉鎖に備えてカーブミラーも接収 天候の急変で一気に銀世界も

位ヶ原山荘より上部では、カーブミラーの撤去が始まっています。冬季閉鎖まであと1週間ほどで、森林限界以降は、天候の急変で、一晩で一気に銀世界となってしまうことも珍しくないからです。

 

2017/10/23 速報
台風21号通過に伴い降雪 − 気温0℃・積雪2センチ

実は今回の台風21号が通過した23日(月)は、寒気が入り込んで、ご覧のように一面雪景色となりました。この日は富士山でも初冠雪が観測されるなど、北海道などでもまとまった降雪となりました。

 

今日は誰にもお会いすることはないと思っていたところ...

 

何とか今シーズン中に念願のノリクラヒルクライム達成

3号カーブで山頂方面の写真を撮っていたヒルクライマーに出合うことができました。これまでノリクラにお越しになろうと計画されていたものの、シーズン終盤になってしまったとのこと。それでも、この時期のヒルクライムは、防寒対策が必要なことはお聞きになっていた模様で、冬用のサイクルウェア・グローブで完全防備です。

10月に入ってから暖かな日が多く、冷え込みが少ないことから、この時期になっても、積雪は19日(木)の一日だけで、防寒対策さえ整えれば、ヒルクライム可能な状態です。

 

「来年は紅葉の時期にもう一度来たいと思います。」

「来年は紅葉の時期にもう一度来たいと思います。」と、言い残して、下山されていきました。シーズン最後にノリクラヒルクライムが実現できて本当に良かったと思います。夏は青空とハイマツの緑のコントラストが美しく、秋は紅葉の回廊の中のヒルクライムは最高でしょう。ぜひ、また、来年お会いしましょう!

 

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