ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.24(2017/10/21) @

 

 

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(Update:2017/10/26)

 

10月19日(木)は9月29日の初雪以来の降雪で、路面積雪となる程度のまとまった降り方を見せました。例年10月20日を過ぎると、積雪凍結による通行止めが発生する頻度が高くなり、年によっては最終日の10月31日を待たずに冬季閉鎖となることもあります。今年の9月〜10月上旬は極端に寒い日が少なかったものの、10月中旬から一気に冷え込みが見られるようになり、しばらく寒い日が続くようですから、これから最終日までの1週間は積雪凍結、及び、山頂冠雪が多く見られるかもしれません。

とはいうものの、週明けには台風21号が訪れ、今年は季節がめちゃくちゃです。でも、台風21号通過に伴って北からの寒気が入り込み23日には今シーズン一番の冬景色を見せました。ノリクラのグリーンシーズンはあと1週間しか残っていません。今年もシーズン最後までちゃんと見届けたいものですね。


◎ 今回の目次

Page-1 : 【10月21日(土)、観光センター前駐車場】       【一の瀬大カエデ】        【大雪渓までの沿道の風景 T(乗鞍高原〜三本滝)】
Page-2 : 【大雪渓までの沿道の風景 U(三本滝〜大雪渓)】
Page-3 : 【雪渓下部】       【雪渓上部、モーグルコース】
Page-4 : 【紅葉情報−乗鞍高原、一の瀬園地(標高1500m付近)】        <編集後記>「10月のヒルクライム入山数」

●参考資料●
(紅葉情報) − 紅葉総合INDEX
(周辺地図) − ノリクラガイドマップ(紅葉上部エリア版)ノリクラガイドマップ(紅葉下部エリア)  ノリクラ ガイドマップ (春〜夏スキー大雪渓・山頂版)     ノリクラガイドマップ県道乗鞍岳線版  
(シャトルバス・マイカー規制) − 乗鞍岳マイカー規制・乗り換え駐車場・シャトルバス情報   
 ノリクラガイドマップ(県道乗鞍岳線 シャトルバス乗換駐車場 版)

 

 

 

【10月21日(土)、観光センター前駐車場】

観光センター前駐車場

朝7時の観光センター前駐車場。天候は曇〜霧で気温は11℃、この気温の割には寒さはありません。

 

明け方から濃霧

明け方から濃霧が立ち込め、視界は50メートル程度しかありません。

 

シャトルバス − 10月16日から1日6便のCダイヤ

シャトルバスは今週から(10月16日から)、晩秋ダイヤとなり、天候に関係なく1日6便のCダイヤ運行で、おおむね2時間に1本です。

 

山頂方面が見えてきた

これから台風21号が日本列島に接近するため、天候は悪化する方向に向かっています。それでも、今日の天気予報は曇となっていて、ご覧のとおり、山頂方面が確認できる状況になってきました。

山麓の乗鞍高原に低い雲が垂れ込めていたり濃霧が掛かっているような天候の時は、山頂方面は雲海の上ということが多く、今回もそのパターンが当てはまりました。朝6時の乗鞍高原は、先ほどの画像のとおり濃霧でしたが、同じ6時の畳平は曇で視界良好のため、自転車も通行可能な状況でした。

 

タクシー乗場 − 台風到来に備えてパイロン撤収

台風到来に備えて、タクシー乗場のパイロンも一時撤収です。本来なら積雪凍結が頻繁に発生する時期なのに、超大型の台風到来とは...寒さが全く感じられない朝は、季節が一ヶ月逆戻りしたような感じです。

 

【一の瀬大カエデ】

一の瀬園地

それでは、大雪渓に向かう前に一の瀬園地の様子をお伝えします。

 

シラカバはほぼ落葉、ミズナラが紅葉の主体に

一の瀬周辺の紅葉は見頃が続いていますが、よく見ると、シラカバはほぼ落葉して、ミズナラが紅葉の主体を作っています。

 

これは何だ〜!

さて、これはヤマウルシかな...

 

タラノキ − 幹には鋭い棘、紅葉になる前から赤い枝がボロボロと落ちる

よく見ると、枝は鋭い棘に覆われています。こちらはタラノキ。赤い枝は今年芽吹いたもので、この枝は節目からポロポロと簡単に落ちます。そのため、タラノキは紅葉になる前に落葉してしまうケースも多く、このようにきれいに残っているのは珍しいかもしれません。

 

一の瀬大カエデ

そして、こちらが一の瀬園地の一番奥にある一の瀬大カエデ。

 

昨年の一の瀬大カエデ
2016ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.24(2016/10/22〜23) @
今回の一の瀬大カエデ

残念ながら、落葉が目立つようになってきました。本来ならこう少し赤色が鮮やかになって真紅になるところですが、それを待たずに落葉のほうが先に始まっています。なお、昨年も鮮やかな真紅には至らず、オレンジ系の色合いでした。

そのため、今年のピークは先週の10月14日土曜日前後の数日間だったといえますが、色合い的にはピークに達しませんでした。

 

【大雪渓までの沿道の風景 T(乗鞍高原〜三本滝)】

大雪渓に向かう沿道の様子をお伝えします。こちらは観光センターのすぐ先ににある鈴蘭バス停のカエデ。

 

2015年の鈴蘭バス停のカエデ
2015ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.25(2015/10/24〜25) A
2016年の鈴蘭バス停のカエデ
2016ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.24(2016/10/22〜23) @
今回の鈴蘭バス停のカエデ
落葉が目立ってきた

やはり先週がピークだったようで、今週は落葉が目立ってきました。色合い的には、ピーク達しています。先ほどの一の瀬大カエデの色合いがまだもう一歩足らないことがこちらのカエデと比べてお分かりかと思います。

 

鈴蘭バス停 − 現在一番きれいなバス停

鈴蘭バス停は観光センターを出てわずか100メートルのところにあります。ベンチが一つだけあるこじんまりとした小さなバス停です。シャトルバスが停車するバス停の中で、現在一番美しいのはこちらのバス停。

かつては鈴蘭が咲き乱れていたこの地域に最初に小屋を作ったのがバス停前にある鈴蘭小屋とされています。各地の路線バスにはこんな近くに二つもバス停があるのは何故?って思うケースがありますが、それはこの地域の歴史と深いかかわりがあるのです。

 

善五郎の滝駐車場付近

こちらは善五郎の滝駐車場付近。ミズナラの色付きがはっきりしてきました。

 

善五郎の滝への遊歩道 − まだ青い部分があって色づきが遅れている

善五郎の滝への遊歩道も秋色一色へ...ただ、よく見るとミズナラの葉にはまだ青い部分があって、紅葉が遅かった昨年よりも色づきが遅くなっています。紅葉情報はこの後の4ページにて詳しくお伝えします。

 

今回の鈴蘭橋 紅葉を迎えた鈴蘭橋(10月中旬)
2014ノリクラ 雪渓カレンダーVol.24(2014/10/18〜19) D

ノリクラの紅葉エリアは標高2700メートルの大雪渓から標高1500〜1400メートルの乗鞍高原まで広がり、9月中旬の大雪渓から、10月末の乗鞍高原まで、1ヶ月半もの長期間楽しむことができます。しかし、各エリアの紅葉は長くて2週間、本当に良い状態のピーク期間は1週間もない状態。そのため、事前にいつが良いのかどこが良いのか下調べしておく必要があります。

 

今回の休暇村〜三本滝間 紅葉を迎えた休暇村〜三本滝間(カラマツ、10月下旬)
2014ノリクラ雪渓カレンダーVol.25(2014/10/25〜26) D

乗鞍の紅葉情報をまとめた 紅葉情報INDEX から当WebSiteのすべての紅葉情報へアクセスでき、その中に、乗鞍の紅葉を大まかに把握するには、乗鞍紅葉情報 は初めての方にお勧めです。

また、撮影ポイントについては、ノリクラガイドマップ(紅葉上部エリア版)ノリクラガイドマップ(紅葉下部エリア) をご覧ください。県道乗鞍岳線沿線のビュースポットが地図上で把握できるようになっております。また、撮影当時のノリクラ雪渓カレンダーにもリンクされていますので詳細な状況の把握も可能です。紅葉撮影にお越しの際には一度ご確認ください。

 

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