ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.17(2019/08/31) A

 

 

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(Update:2019/09/05)

 

【大雪渓までの沿道の風景 U】

三本滝ゲート − この先マイカー規制

観光センターから7km先にある三本滝ゲート。この先はマイカー規制が実施され、バス・タクシー・自転車のみ通行できます。終点の畳平では岐阜県側の乗鞍スカイライン(こちらもマイカー規制)と接続されていて、三本滝ゲートには乗鞍スカイラインの道路状況(通行止・自転車通行止)が表示されています。

前のページでもお伝えしたしたように、今日は乗鞍スカイラインが通行止となっていて、道路わきに表示看板が出ていました。(※ この日の通行止めは13時に解除されました)

シャトルバスが運休でタクシーは大忙し

いつもなら多くのシャトルバスが行き交いますが今日は運休。そのため上部に向かう手段はタクシーしかなく、今日は多くのタクシーが行き交っていました。

 

雨が止んでも激しい水の流れ
雨は止んでも土砂崩れなどの注意が必要で、通行止めが継続される理由でもある

大雨が降ると山の斜面には大量の雨水が溜め込まれます。そのため、雨が止んでしばらくしても斜面からは激しく水が流れ出しています。いつもなら半日程度すれば水が引くものの、この日は夕方になっても水量の変化がなく、いかに大量の雨が降ったかがわかります。一般的に大量の雨が降ると土砂崩れの危険性があり、乗鞍スカイラインで雨が止んでも通行止めが続く理由にもなっています。

 

秋空

夏空と秋空ってそんなに違うものでしょうか?しかしその場の雰囲気は確実に変わってきました。

 

気の早い紅葉

さて、ウラジロナナカマドなどの紅葉を代表する木々は、7月頃から部分的紅葉があちこちで見られます。しかし、こちらのようにある程度の範囲の紅葉は今年は初めて確認しました。おそらく、本格的な紅葉が始まるころには枯れ落ちてしまいますが、それでも紅葉シーズンが近づいてきたことを教えてくれる貴重な存在ます。

 

位ヶ原山荘

標高2350メートルの位ヶ原山荘を超えると森林限界へ進みます。

 

位ヶ原11号カーブのナナカマド

位ヶ原山荘から約1.5kmにある11号カーブ。こちらにあるウラジロナナカマドの紅葉も色合いの変化をしっかり感じられる状態になっています。ただ、葉の状態を見ると、発色し始めたものを中心に枯れた状態が散見され、他の箇所でも紅葉が進んだ部分の葉の中には乾燥した状態のものがやや目立っていました。

 

まだまだ自転車のシーズンは続く

お昼近くになって綺麗な雲が青空に広がり、空の広さを強調します。そして、カラッとした空気感が何とも言えない心地よさがあります。先週、マウンテンサイクリングin乗鞍が終了しました。この大会が終わるとヒルクライムの来場者は下火になります。しかし、最近は秋にもお越しになる方々が多く、特に紅葉シーズンは走りながら紅葉の写真を撮る方に人気となっています。

 

【雪渓下部】

雪渓下部 − 2週間前に積雪はなくなる

ここからはいつものように大雪渓の様子をお伝えします。雪渓下部の積雪は2週間前の段階でなくなりました。例年、雪渓下部の積雪がなくなるのは9月第1〜3週あたりで、近年では8月中に消滅するケースはほとんどなく、今年は異常に早い雪解けでした。

 

大雪渓入口のウラジロナナカマド 実が赤くなってきた

大雪渓入口のウラジロナナカマド。実が赤くなってきました。例年並みかやや遅い状況。

 

石碑の岩

大雪渓内には大岩があちらこちらにありますが、こちらは石碑の岩。

 

チングルマ − 綿毛はもうない

いつもお伝えしているチングルマ。綿毛は完全になくなり、紅葉が少しすすんでいます。こんなミクロな世界にも秋の彩りが見られます。

 

ハクサンボウフウ チングルマの綿毛

石碑の岩周辺には数多くの高山植物がみられ、まだ花をつけるものも数多く存在しています。でも、さすがにチングルマは花が終わり、フラミンゴのような綺麗な色合いの綿毛が秋風になびいています。

 

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