ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.21(2019/09/28) A

 

 

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(Update:2019/10/03)

  

【大雪渓までの沿道の風景 U】

三本滝tゲート − この先マイカー規制 10月から開門時間が1時間遅くなります(7時開門)

観光センターから7km先にある三本滝ゲート。この先はマイカー規制が実施され、バス・タクシー・自転車のみ通行できます。通行可能期間は来月10月末までですから、今シーズンは残りあと1ヶ月ほどとなりました。そして、来月からは朝の開門時間が1時間遅くなって7時に変更され、「朝のパトロールが遅くなって助かるわ〜」とのこと...

 

早朝パトロールにはスタッドレスタイヤが必要

10月に入ると「アンタ、まだ替えてないの〜?私はもう替えたよ!」っていう会話が三本滝ゲートの警備員の中で飛び交います。

何を替えるのかって?それはスタッドレスタイヤのこと...。昨日、畳平で初氷が観測されましたが、10月に入ると夜間凍結は珍しいことではなく、雨や雪が降った翌日は道路が全面凍結ということだってあります。異様に気温の高い日が続いているため、なかなか想像できないところですが、あっという間に冬はやってきます。

 

数日の冷え込みで一気に色づく

ここ数日の冷え込みで、一気に紅葉が始まりました。

 

28号カーブ付近の紅葉の回廊 − 上部の紅葉に引けを取らない色づき

摩利支天から少し登った28号カーブ付近は紅葉の回廊が続き、大雪渓・位ヶ原の紅葉に引けを取らない紅葉スポットです。

 

冷泉小屋付近 冷泉

更に登ってこちらは冷泉。

 

三本滝駐車場から3時間かけて登ってきました! 疲れ知らずで元気いっぱい!

三本滝駐車場を出発し、登山道を歩いてここまで3時間。この先、剣ヶ峰山頂まで道のりはまだまだ長いですが、疲れたご様子はなく皆さん楽しそう〜。ひとりで歩く気楽さとは別に、みんなで一緒歩くと自然にペースも上がり、ラクに歩けてしまうものです。

 

位ヶ原山荘

そして、標高2350メートルの位ヶ原山荘を超えると森林限界へ...

屋根板・富士見沢のダケカンバが黄色くなってきた 夕方にはさらに黄色味が増す

先週まで緑一色だった屋根板・富士見沢もご覧のようにダケカンバが黄色くなってきました。しかも、夕方にはさらに色濃くなり、紅葉が始まると一気に進む様子を目の当たりにします。進み始めると早いのが上部エリアの紅葉の特徴です。

 

毎年紅葉の時期にはお会いします

若干、色づきがまだ薄いように感じますが、これも日に日に色合いが濃くなってきます。「今年はもう9回も登ってますよ〜」と、おっしゃるこちらのヒルクライマー。乗鞍スカイラインから登ってきて、位ヶ原山荘で折り返すのがいつものパターン。そして、「昨年はお会いできなかったのが残念でしたが、今年は運よくお会いすることができました!」と、おっしゃっていましたが、この紅葉シーズンは毎年のように位ヶ原・大雪渓近辺でお会いすることが多いんです。

「今年は仕事の都合をつけてわざわざ来たのに、まだ紅葉がしっかり色付いてなくて残念〜」とのこと..大雪渓・位ヶ原の紅葉はタイミングが難しく、ピークと呼べる期間は数日しかありません。そのため、ピークに合わせて現地に出向くのはなかなか難しいものがあります。

 

紅葉の中を行く 色々な色彩があるからキレイ

どのエリアの紅葉でもそうですが、すべてのものが一斉に色づくわけではなく、すでにピークに近いものもあれば、まだ青いものもあります。そのグラデーションが残っているところが彩り豊かな紅葉を演出してくれるもので、また、紅葉しないハイマツなどの常緑樹の存在も大切です。全てが真っ赤・真っ黄では味気ないものです。

 

大雪渓上 3号カーブからの眺め

ダケカンバの場合、緑から黄緑、そして黄色になり、終盤にはオレンジ〜褐色系に変化する様子は、どこをピークととらえるか難しいところかもしれません。

 

これから山頂登山へ

のんびり風景を楽しみながら三人揃ってヒルクライム。これから畳平まで走り、さらに山頂登山の予定とのこと。今日はノリクラを十二分に楽しんでいらっしゃいます。最近はヒルクライムでの往復では物足らず、県道乗鞍岳線と乗鞍スカイラインを行き来したり、畳平から登山に向かうなど、ヒルクライムにもバリエーションを加えた楽しみ方をされる方が増えていらっしゃいます。

 

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