【速報バックナンバー 2013年9月分】

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◎ 9月

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■2013年9月29日(日)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.21  (→紅葉情報は6ページ目から))
 

@ 2013/09/29 05:40
文句なしの御来光!
(大黒岳 − 御来光バスの運行は9月30日まで)
A 2013/09/29 09:30
紅葉 − 中腹エリアまで見頃に近づく
(県道乗鞍岳線 − 荒田沢橋〜摩利支天間)

B 2013/09/29 10:45
紅葉 − ダケカンバの黄色が昨日よりもさらに鮮やかに
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原山荘前)

C 2013/09/29 12:05
紅葉 − 霜枯れが多い中にも真紅のウラジロナナカマド
(宝徳霊神登山道)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 今日は本当に雲ひとつない快晴の秋空が終日続き、昨日よりもさらに色鮮やかになった紅葉が冴えた一日でした。

早朝4時の乗鞍高原は、満天の星が瞬く夜空が広がっています。これから、今月末で運行が終了するご来光バスに乗車します。9月のバスの発車時刻は4時10分(観光センター前)で、すでに数台のバスが到着してお客様の乗車も完了して出発時刻を待つばかりの状況です。乗車気温は6℃でこの時期としては、暖かい状況であるかと思います。

今日のご来光バスは6台が運行されました。そして、車内の乗務員のアナウンスでは「2時53分時点の畳平の気温は5℃、風速1メートル、天候は晴です。今日の日の出時刻は5時40分です。ご来光バスはご来光専用バス停(県境付近)に5時ごろ到着予定です。また、お帰りのバスはご来光専用バス停を5時51分出発を予定しています。」と、案内されました。

三本滝ゲートを通過したあたりから空が明るくなり始め、位ヶ原山荘付近に到達すると、東の水平線が次第にオレンジ色に輝き始め、ご来光バスがご来光専用バス停(県境付近)に到着した5時過ぎには、水平線の輝きがさらに強くなり、ご来光ポイントである大黒岳への登山道もライトなしで登ることができるほど空が明るくなってきました。

今日のご来光は雲ひとつなく、また、山麓にも雲海もなく、太陽が昇り始める東の稜線付近には日の出を遮るものは一切なく、定刻どおり5時40分に日の出を迎えました。気温は6℃でほとんど風もなく、この時期としては非常に暖かい状況。訪れた方も寒さに震える様子はなく、ご来光を楽しんでいらっしゃいました。

ご来光から下山して、7時の観光センター前駐車場は、真っ青な快晴に包まれています。気温は7℃、駐車場にはすでに163台ものマイカーがお越しになっていて、空きスペースは数えるほどしか残っていない状況となっています。朝の冷え込みはこの時間帯では全く感じられず、日差しの強い朝を迎えました。

時間の経過と共に、日差しはかなり強くなってきます。9時の摩利支天付近の気温は14℃。真っ青な快晴は全く変わらず、昨日以上に良い天候で、日差しは昨日よりもさらに強く、ジリジリと肌をも焦がすほどの勢いです。

今日もヒルクライムにお越しになる方は多いものの、それに加えて、カメラマンの方々の様子は昨日以上に多く見受けられ、沿道を歩くカメラマンの中には「暑さで体が参ってしまう...」と、おっしゃる方も見えました。

紅葉の色合いは中腹付近でも昨日よりもさらに鮮やかに感じられ、特に位ヶ原山荘より上部の屋根板・富士見沢付近のダケカンバの黄色の鮮やかさが際立つようになって来ました。大雪渓・位ヶ原エリアのウラジロナナカマドがひどく霜枯れする様子が見られても、ダケカンバの黄色の鮮やかさに助けられている状況ともいえます。
紅葉シーズンに初めて訪れたヒルクライマーも「こんなにノリクラの紅葉がきれいだなんて知りませんでした。」と、感動される様子もあり、今日のヒルクライマーの大半は、ペダルを止めてはシャッターを切り、再び走り始めると、すぐに止まってシャッターを切る様子が何度も繰り返されました。

正午の大雪渓の気温は16℃。真っ青な快晴には全く変わるところはなく、強い日差しと無風のコンディションも相変わらずで、薄着で十分なほどです。山頂に向かう登山者の中には、暑すぎてアウターを腰に巻きつけて登る様子が見られました。

今日の大雪渓にはいつも常連の方がお越しになっています。そして、昨日は1本しか滑走できなかったコブのラインが3本にもなっていて、今日も安定した天候の下で、夕方まで滑り続ける様子が見られました。

本格的な紅葉シーズンに突入し、今後の紅葉の進捗状況に一喜一憂する状況がまだしばらくは続きそうです。
なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.21 は、次週末掲載予定です。今しばらくお待ちください。(2013/09/29 16:30更新)

【紅葉情報 − 昨日よりも色合いが鮮やかになり、見頃の時期に突入しました。ただ、大雪渓・位ヶ原では霜枯れの影響が見られます】

乗鞍の紅葉は標高2600〜2700メートルの大雪渓付近で9月中下旬ごろから始まります。乗鞍の紅葉の概要は、 乗鞍紅葉情報(紅葉の歩き方)  をご覧ください。

▼ 標高2700メートルの大雪渓付近から標高2500メートル付近の位ヶ原では、見頃の時期に入ってきました。
特に目立つのは、位ヶ原山荘よりも上部の屋根板・富士見沢のダケカンバです。昨日よりも黄色がさらに鮮やかになり、申し分ない色合いとなって来ました。ピークにはまだ達していないと思われます。
また、昨日も申し上げたように大雪渓・位ヶ原(標高2700〜2500メートル)のウラジロナナカマドは、霜枯れにより状態のよくないものが多くなってきました。特に道路周辺のウラジロナナカマドは霜枯れの傾向が顕著で、ハイマツ帯に点在するものは、良い発色を見せています。また、現時点で紅葉進んでいない青い状態の葉も、今後紅葉が進むと枯れ落ちる可能性もあります。
屋根板・富士見沢のダケカンバは、あと2〜4日程度でピークの色合いになるかと思います。

▼ 標高2350メートルの位ヶ原山荘から標高2230メートル冷泉小屋、そして、標高2100メートルの荒田沢橋付近でもかなり鮮やかな色合いになってきました。
この付近は霜枯れの影響が少ないため、上部エリアよりもむしろ色合いが良いものが多く、枯れているものも散見するものの、全体的にはまずまずの状況といえます。さらに下部の標高2000メートルの摩利支天、及び、標高1800メートルの三本滝かもしかゲレンデ付近も色付きが始まったといっても良いかと思います。

大雪渓・位ヶ原のウラジロナナカマドは、次週末まで色合いが保持されているか微妙な状況で、ダケカンバについては、あと少しでさらに綺麗な色合いに状況になってくるかと思います。次週末には少しピークを過ぎるかもしれません。
 

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@ 2013/09/29 06:05
快晴−乗鞍スカイラインは通行可
シャトルバスはAダイヤ運行
(朝の速報、紅葉状況 − 県道乗鞍岳線位ヶ原11号カーブ)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く7時現在の観光センター前駐車場の気温は7℃。快晴の朝を迎えました。駐車場は空きスペースがほとんどない状態となっていて、今日もたくさんのマイカーがお越しになっています。
今日のご来光バスは6台が運行され、日の出時刻の5時過ぎの大黒岳の気温は6℃でほとんど風がなく、この時期としては寒さを感じない朝でした。また、今日も位ヶ原や大雪渓エリアの沿道にはたくさんのカメラマンがお越しになっています。乗鞍スカイラインは通行可能で、シャトルバスはAダイヤでの運行です。
今朝の速報画像は早朝の位ヶ原の紅葉の様子です。発色の良いものもかなり目立つようになって来ましたが、位ヶ原・大雪渓エリアでは霜枯れが目立ちます。また、中腹の冷泉小屋などは綺麗な色付きとなっています。 なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2013/09/29 07:10更新)
 

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■2013年9月28日(土)        (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.21  (→紅葉情報は6ページ目から))
 

@ 2013/09/28 09:40
紅葉 − 中腹エリアも綺麗な色合いになってきた
(県道乗鞍岳線 − 摩利支天〜荒田沢橋間)
A 2013/09/28 10:25
秋のヒルクライムはみんな揃って!
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原山荘上 15号カーブ )

B 2013/09/28 11:00
うわぁ〜キレイ!
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原 7号カーブ)

C 2013/09/28 12:15
紅葉 − 大雪渓・位ヶ原は霜枯れの影響がやや目立つ
(大雪渓)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 紅葉の色付きがはっきりしてきて、見頃の時期を迎えつつある状態となってきました。そして、終日に渡って透明感あふれる真っ青な秋空が紅葉散策にはもってこいの一日となりました。

日付が今日に変わる頃の乗鞍高原は、やや薄い雲がかかるものの、星空が広がる穏やかな夜を迎えます。気温は10℃でじーっと星空を眺めていても、それほど寒さを感じさせない夜が続きます。そして、上空の薄い雲は時間と共に消滅し、満天の星空から星屑が今にもこぼれそうな様子が夜明けまで続きます。

そして、一夜明けた乗鞍高原は、雲ひとつない快晴の朝を迎えます。5時の気温は4℃とやや冷え込んでいます。この時間帯だとまだ空は暗く、ご来光に出かけた方々が富士見岳を登るヘッドライトが確認できるほど。今日のご来光バスは5台も運行され、乗車された方々はきれいなご来光を拝むことができたようです。
乗鞍スカイラインは3時30分に開門しましたが、開門前パトロールによる2時30分の畳平の気温は0℃だったとのことでしたが、ご来光に行かれた方の話では風がなく、それほど寒くはなかったとのことでした。そして、シャトルバスは両県とも通常時のAダイヤでの運行が始まりました。

6時10分観光センター発の始発便は2台運行されました。大半の方は登山に向かうスタイルで、大きな三脚やカメラを携えるカメラマンの様子は幾分少なめ。紅葉が若干遅れ気味ということも影響しているものと考えられます。

時間と共に薄い雲が時折見られることがありますが、ほぼ快晴といってよい状態で、薄くかかる雲も秋空を演出するための小道具といっても良いほどです。空気感は完全に秋のものに入れ替わり、空の高さも流れるそよ風もこの時期らしい状況になってきました。ヒルクライムの方々の多くは長袖のサイクルジャージで、色付きが始まりだした紅葉の回廊の中をゆっくりとペダルを回す様子が見られました。

ノリクラの紅葉のメインはなんと言っても森林限界を超えた位ヶ原エリアと大雪渓エリアで、今週あたりからカメラマンの方々の姿が少しずつ増えてきました。沿道に三脚を立ててじっくりと撮影する様子が、位ヶ原一帯からさらに上部の富士見沢付近まであちこちで見られます。紅葉情報は後ほどまとめてお伝えいたしますが、位ヶ原よりも上部エリアでは紅葉が進んだウラジロナナカマドを中心に霜枯れの影響が目立ち、撮影ポイントがやや絞られる状況になっています。昨年のよい状況を知っているカメラマンの中には、少しばかり渋い顔をされながら沿道を歩き続ける様子もありました。

正午の大雪渓気温は10℃、まだまだ快晴が続いています。今週は雪解けがほとんど進んでなく、車道沿いの雪渓下部や、その奥にある雪渓上部右側の積雪がまだ残っていて、過去最高の積雪量を示す状態が続いています。そして、上級者限定の雪渓上部側には、今日も常連のスキーヤー・ボーダーの方々がお越しになって、コブのラインを滑走されていました。バーンは適度な硬さですが、コブの間から岩の頭が出てきて、新たなコブを作成しなおさなければならない状況です。今後の天候状況にもよりますが、コブさえ作り直せば、10月の三連休あたりまでは十分に滑走可能な状況と考えられます。

午後になって、時折、大雪渓や山頂方面に霧が発生しますが、それも夕方近くには解消し、ほぼ終日にわたって安定した良い天候の一日が続きました。
明日も終日晴マークが並ぶ天気予報が発表されています。本格的に紅葉が始まった状況となってきましたので、ぜひとも秋の一日をノリクラでお過ごしください。

なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.21 は、次週末掲載予定です。今しばらくお待ちください。(2013/09/28 19:00更新)
 

【紅葉情報 − 遅れ気味ですがようやく色付きが始まりました。ただ、大雪渓・位ヶ原では霜枯れの影響が見られます】

乗鞍の紅葉は標高2600〜2700メートルの大雪渓付近で9月中下旬ごろから始まります。乗鞍の紅葉の概要は、 乗鞍紅葉情報(紅葉の歩き方)  をご覧ください。

▼ 標高2700メートルの大雪渓付近から、標高2500メートル付近の位ヶ原では紅葉が綺麗な色付きがみられるようになって来ました。
上部エリアの大雪渓・位ヶ原(標高2700〜2500メートル)では、ダケカンバの色付きはまだ不足しています。また、ウラジロナナカマドは、紅葉が進んだものでは霜枯れしたものが散見し、撮影ポイントがやや限定される状況です。ただ、色付きが進んでいないウラジロナナカマドの中には霜枯れの影響が少ないものもありますので、今後の状況に期待したいところです。おそらく、見頃といえるまでには数日程度は必要と考えられます。

▼ 標高2350メートルの位ヶ原山荘から標高2230メートル冷泉小屋、そして、標高2100メートルの荒田沢橋付近でも紅葉が始まりました。
この付近は霜枯れの影響が少ないため、上部エリアよりもむしろ色合いが良いものが多いかもしれません。また、色付きとしては、まだしっかりした状況ではなく、あと数日程度は必要と考えられます。さらに下部の標高2000メートルの摩利支天、及び、標高1800メートルの三本滝かもしかゲレンデ付近も色付きが始まったといっても良いかと思います。

いずれにしても、現段階では、まだ完全な色付きではありませんが、まずまずの紅葉散策が楽しめることと思います。次の週末のほうが色合いが濃くなっているかと思いますが、急激な冷え込みに見舞われると、さらにダメージを受ける可能性がありますので、早めにお越しになったほうが良いかと考えられます。
 

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@ 2013/09/28 05:20
快晴−乗鞍スカイラインは通行可
シャトルバスはAダイヤ運行、紅葉が始まりました
(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く5時現在の観光セ ンター前駐車場の気温は4℃。ひんやりを通り越して寒い朝を迎えています。天候はご覧の通り雲ひとつない快晴です。山頂付近もくっきりと確認できる秋の澄んだ空気に包まれています。乗鞍スカイラインは2時30分の開門前パトロール時点の気温は0℃と冷え込んでいますが、通常通り通行可能で、シャトルバスはAダイヤでの運行が開始される予定です。
また、5時の時点で観光センター前駐車場は3分の2程度が埋まっていて、ご来光バスは5台も運行されるほどの状況で、今日も賑やかな一日が始まりそうです。
紅葉は標高約2100メートルの荒田沢橋付近より上部で見頃に近づいてきています。紅葉見物の方々がたくさんお越しになることと思います。 なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2013/09/28 05:40更新)
 

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■2013年9月22日(日)        (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.20
 

@ 2013/09/22 07:40
さわやかな秋空の下、ヒルクライムを楽しむ
(県道乗鞍岳線 − 摩利支天上 31号カーブ)
A 2013/09/22 09:45
紅葉 − ヒルクライムの足を止めて
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原 7号カーブ)

B 2013/09/22 10:35
紅葉 − 少しずつ色付きが広がる
(大雪渓)

C 2013/09/22 13:20
秋スキー頑張ります!
(雪渓上部左側)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 三連休中日、午前中は綺麗な青空で、午後から少し曇ったものの、まずまずの一日でした。

早朝5時の乗鞍高原は、まだ日の出前の薄暗い朝です。気温は6℃で一枚余分に着込んでちょうど良い肌寒いコンディションです。天候はやや薄い雲がたなびくものの、ほぼ晴といった状態で、富士見岳の稜線には登山者の照らすライトがはっきりと見えるほどです。そして、5時30分ごろになるとようやく周囲が明るくなり、綺麗な朝焼けに染まる日の出を迎えます。

乗鞍スカイラインは通常通り開門し、シャトルバスも晴天時のAダイヤでの運行が始まります。6時10分の始発便が到着する頃に観光センター前駐車場には、すでにマイカーが150台近くお越しになり、7時過ぎになると、空きスペースを探す車が右往左往する様子も見られるようになって来ました。そして、9時前には満車となって、すずらん橋駐車場などへの誘導が始まったようです。

昨日は強い日差しで暑さを感じる状況でしたが、今日の日差しはそれほどの強さを感じません。綺麗な青空には筋状の雲がたなびいて、名実共に秋らしい雰囲気です。今日のヒルクライムにお越しになる方々の姿がありますが、ペダルを必死になって回すヒルクライマーは皆無で、景色の良い場所に止まってはカメラを取り出す方が大半で、この時期らしいヒルクライムの楽しみ方をされていました。

8時を過ぎる頃から上空には少し雲が多くなってきます。それでも、完全に曇り空になるということはなく、綺麗な青空が広がってしっかりとした太陽の日差しが差し込むようになると、進み始めた紅葉の色取りが一段と冴えるもの...そんな景色にめぐり合うと、クリートをリリースして足を止めるヒルクライマーがあちこちで見られました。まだ本格的な紅葉が始まっていないため、大きな三脚を携えたカメラマンの姿はあまり見られませんでしたが、道端に自転車を停めて、サイクルジャージのポケットからカメラを取り出すヒルクライマー兼カメラマンの方々がかなりたくさんお越しになっていました。

11時の大雪渓の気温は14℃。遠景の山並みは水墨画のように織り成していて、この光景だけを眺めていても楽しいものです。そして、今日も大雪渓には常連のスキーヤー・ボーダーの方がお越しになり、のんびりとお昼休みを取る様子が見られます。
現在、滑走できる場所は雪渓上部左側のみです。いつものようにモーグラーの方々が果敢に攻める様子や、ポールレッスンを行うスキーヤーがいらっしゃいます。しかし、かなりの急斜面のため、初心者や雪渓での滑走経験のない方の滑走はできませんので、ご了承ください。

正午の大雪渓の気温は12℃、今日はほとんど風もなく、午後から雲って日差しもありませんが、あまり寒さを感じません。この時期になると、午後から急激に冷え込む様子がありますが、それも今日はほとんど感じられず。暑くもなく寒くもない状況の一日でした。

今日のシャトルバスは、始発便は2台、7時便は2台、8時便は4台、9時便は6台で、また、ご来光バスは5台も運行され、まずまずの人出となりました。

なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.20 は、次週末掲載予定です。今しばらくお待ちください。(2013/09/22 18:00更新)

【紅葉情報 − 少しずつ色付きが見られるようになって来ましたが、本格的に始まったといえる状況ではありません。】
乗鞍の紅葉は標高2600〜2700メートルの大雪渓付近で9月中下旬ごろから始まります。乗鞍の紅葉の概要は、 乗鞍紅葉情報(紅葉の歩き方)  をご覧ください。
状況としては、昨日とほとんど変わりありません。本格的な紅葉が始まるまで、少なくともあと数日〜1週間程度は必要かと思います。昨日も申し上げたように、大雪渓付近のウラジロナナカマドに霜枯れの影響がやや見られ、今後の状況が若干懸念されます。ただ、3枚目の画像のようにまずまずの発色を見せるものもあります。また、富士見沢から屋根板方面(位ヶ原山荘の上あたり)のダケカンバは、昨日よりも少し色合いが深くなってきていますので、これからは、日に日に紅葉が進むことと思います。
位ヶ原山荘より山麓側の冷泉小屋から摩利支天にかけても、一部で枯れかけたものもありますが、全体的には少しずつ発色が良くなってきています。ただ、日の当たり方で色合いが大きく変わりますので、天候の良い時を狙ってお越しください。
 

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@ 2013/09/22 05:30
晴、朝焼け−乗鞍スカイラインは通行可
シャトルバスはAダイヤ運行
(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く5時現在の観光セ ンター前駐車場の気温は6℃。まだ5時の時点では周囲は暗くで、富士見岳に登る登山者のライトがわかるほどの暗さです。次第に空が明るくなり、5時30分にはご覧のように綺麗な朝焼けの朝を迎えます。天候は晴。観光センター前駐車場は三連休中日とあって、すでに半分以上が埋まっているほどの人出です。
乗鞍スカイラインは通行可能で、シャトルバスはAダイヤでの運行が始まります。また、乗鞍スカイラインは開門前パトロール時点では畳平異で3℃と冷え込んでいます。なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2013/09/22 05:50更新)
 

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■2013年9月21日(土)        (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.20
 

@ 2013/09/21 08:35
見事な秋空が広がる
(県道乗鞍岳線 − 摩利支天上 32号カーブ)
A 2013/09/21 09:30
紅葉 − 今年はやや遅い、見頃までもう少しの我慢...
(県道乗鞍岳線 − 荒田沢橋〜摩利支天間 28号カーブ)

B 2013/09/21 10:25
紅葉 − ようやくきれいな彩がちらほらと
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原11号カーブ)

C 2013/09/21 14:20
秋スキー − 色付いた沢筋のナナカマドを眺めながら
(雪渓上部左側 − モーグルコース)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 週末になると天候がぐずつく呪文から解放され、今日は典型的な秋晴れの一日となりました。

日付が今日に変わる頃の乗鞍高原は、頭上に昇った十六夜の月が真昼のように夜空を煌々と照らす明るい夜を迎えています。気温は6℃、台風18号が去ってからは、空気感が完全に秋に衣替えして、この時期らしい気候となってきました


そして、一夜明けた乗鞍高原は昨日同様に、ほぼ快晴の夜明けを迎えます。5時の気温は6℃、それほどひんやりとした感覚はありません。そして、西の空には一晩中、夜空を明るく照らし続けた十六夜の月が役目を終えて、ノリクラの稜線に沈みこもうとしています。
今日から秋分の日を含めた三連休が始まることもあり、観光センター前駐車場には68台のマイカーが訪れ、まずまずの人出のようです。

雲ひとつない天候ですから、乗鞍スカイラインの通行には支障となるところはなく、シャトルバスも通常時のAダイヤでの運行が始まります。今日の始発便は2台が運行され、登山の方に加えて、大きなカメラや三脚を携えてバスに乗り込むカメラマンの姿もちらほら見られ、そんな様子からも紅葉シーズンに少しずつ近づいていることがわかります。

7時の気温は9℃、日差しの暖かさを背中に感じるようになってきます。そして、少しばかりたなびいていた上層の雲がすっかりとなくなって、くっきりとした青空が広がるようになってきます。今日は日差しが強く感じられ、このあとは、ジリジリと照りつける日差しに暑さを覚える状況となってきます。漂う空気は比較的カラッとしていて、そよ吹く風に日差しの強さをやわらげてくれるように感じます。

10時を回る頃になると、上空の雲が幾分多くなってきたように感じます。位ヶ原山荘の気温は14℃。普段ならひんやりした感覚があるものの、今日は山麓の乗鞍高原とあまり変わらない空気感。そのため、完全に無風になると、やはり日差しのジリジリ感が肌を突き刺します。

この一週間は気温が急激に冷え込み、紅葉の進捗が期待されるところでしたが、色付きは思ったほど進んでいない状況。カメラを携えてやってきたヒルクライマーも少しばかり残念そうにされている様子もありました。それでも、今日の青空は秋本番の色合いで、青空だけでも絵になる光景が続いて行きます。

正午の大雪渓の気温は14℃。まだ雪渓下部に積雪が残っていて、雪渓上部右側にも積雪があります。ただ、どちらも滑走できるほどの面積はなく、現在滑走可能なのは、上級者限定の雪渓上部左側のみです。そして、今日も常連のスキーヤー・ボーダーの方々が集まっていて、雪渓脇でのんびりとお昼休みを過ごす様子が続きます。
そよ吹く風はやわらかく、あくせくとハイクアップしてスキーをするよりも、のんびりと青空を楽しむ方が、今日のコンディションにはぴったりの状況です。

午後になっても天候は一向に変わらず、きれいな青空が続き、雪渓に斜めから夕日が差し込むと、まるで砂漠のような光景となり、ジリジリと肌をも焦がす勢いの今日の太陽の力強さを最後まで印象付けさせてくれます。そして、この安定した天候は、お盆以降は久しぶりということもあって、太陽が沈む時間までいつまでも滑り続けるモーグラーの姿がありました。大雪渓の積雪は例年よりも多いものの、今後は冷え込みが厳しくなり、晴れていても滑走できる実質的な時間は正午をはさんだ前後2時間程度しかなくなってきます。そのため、今日のような絶好のコンディションを惜しむように滑りつづけていました。

明日も良い天候が続く天気予報が発表されています。日差しは本日同様に強い状態であると予測されますので、日焼け対策・水分補給には万全を期してください。
なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.20 は、次週末掲載予定です。今しばらくお待ちください。(2013/09/21 18:40更新)
 

【紅葉情報 − 少しずつ色付きが見られるようになって来ましたが、本格的に始まったといえる状況ではありません。】
乗鞍の紅葉は標高2600〜2700メートルの大雪渓付近で9月中下旬ごろから始まります。乗鞍の紅葉の概要は、 乗鞍紅葉情報(紅葉の歩き方)  をご覧ください。
今週に入って気温が急激に低下し、全山的に少しずつ色付きが見られるようになって来ました。また、17日(火)には初氷・初霜が観測され、霜枯れの心配が懸念されました。
その初霜の影響ですが、大雪渓付近では、一目でわかるほどのひどい霜枯れはありません。ただ、多くのウラジロナナカマドでは、若干霜の影響を受けている状況が見られ、一部では完全に枯れてしまったものも散見されます。ただ、まだ青いウラジロナナカマドでは、今後が期待できるものもあって、おそらく、次週あたりは綺麗な紅葉を見せてくれることと思います。そして、紅葉の進捗状況は、部分的にはきれいなものも見られますが、まだ、本格的に紅葉のシーズンに突入したという状況は見られません。
また、位ヶ原よりも山麓では、霜の影響を受けたものはあまり見られず、今後の色付きに期待したいところです。

全体的な進捗状況は、、昨年よりもやや早い状況で、例年と比べてやや遅めといったところです。そのため、今後、数日間で見頃を迎えるといったほどの進み具合ではありません。

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@ 2013/09/21 05:30
快晴、十六夜の月−乗鞍スカイラインは通行可
シャトルバスはAダイヤ運行
(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く5時現在の観光セ ンター前駐車場の気温は6℃。9月17日(月)の台風18号通過以降は、ひんやりとした空気に置き換わり、気温は一ケタ台となってきました。天候はご覧の通りの快晴。位ヶ原方面の木々を見ると幾分黄色っぽく感じられるようになって少し紅葉が進んでいるようです。
先々日は中秋の名月でしたが、十六夜の月がノリクラの稜線に沈もうとしています。乗鞍スカイラインは通常通り通行可能で、シャトルバスはAダイヤでの運行が予定されています。
朝の畳平の気温はまだわかりませんが、3時30分の開門前の気温は6℃、畳平・山頂方面に向かう場合は必ず防寒着をお願いいたします。
。(2013/09/21 05:55更新)
 

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■2013年9月15日(日)        (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.19   →紅葉情報は6ページ目から)
 

@ 2013/09/15 09:30
紅葉 − 一部ではきれいな色取りになる
(県道乗鞍岳線 − 摩利支天〜荒田沢橋間)
A 2013/09/15 11:40
午前中の大雪渓は雨と濃霧
(雪渓上部)

B 2013/09/15 14:40
大黒岳新登山道 − 乗鞍の峰々を鷲掴みできる絶景
(大黒岳〜桔梗ヶ原登山道 − 9月10日一般開放)

C 2013/09/15 15:20
紅葉 − 今年は若干遅れ気味
(県道乗鞍岳線 − 大雪渓前)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 午前中は雨に見舞われましたが、午後から雨も止んで風が強くなるものの、雲間に青空がのぞく状態となり、台風18号が接近していますが、「嵐の前の静けさ」といった一日でした。

早朝5時の乗鞍高原は小雨の朝を迎えます。気温は14℃で雲は位ヶ原より少し下の辺りにとどまっています。今日は三連休の中日ですが、台風18号接近を敬遠される方が多かったため、観光センター前駐車場には44台のマイカーしかお越しになっていません。

この雨も次第に収まってきて、6時ごろにはほとんど雨を感じない状態となり、高天ヶ原の山頂付近まではっきりと確認できるほど雲がなくなってきます。雲の動きそのものはそれほど早くなく、天候が急変する気配はありません。上部エリアもそれほど天候は悪くなく、乗鞍スカイラインは通行可能で、シャトルバスも両県ともAダイヤでの運行が開始されます。

7時ごろになると雲間に青空がのぞくほどの回復ぶりを見せ、本当に台風が接近しているのかと思わせるほど、しかし、7時30分になると突然ひどい降り方へと変わって行きます。雨は強弱を繰り返す状況で、位ヶ原山荘より上部では濃霧が立ち込めるようになって来ました。

10時の位ヶ原山荘の気温は13℃。昨日のような蒸し暑さはありません。また、冷たさを感じるほどではないものの、一枚余分に着たほうがよいと感じられる状況。そして、位ヶ原山荘を過ぎて位ヶ原エリアに到達するとやや風を感じる状況となってきました。

11時の大雪渓の気温は10℃、この頃が最もひどい天候で、横殴りの暴風雨に近い状態となってきて、視界は100〜200メートル程度です。
こんな状況でも大雪渓には数名のスキーヤーがお越しになっていてます。例年なら積雪がなくなる雪渓上部右側ではポールレッスンが行われていて、最後まで積雪が残る上級バーンの雪渓上部左側では、昨日作成したコブを滑り込むスキーヤーの姿がありました。昨日よりも固めのバーンとなっていて、足を取られて転倒滑落するスキーヤーもいたほどです。ただ、異常にバーンが硬いわけではなく、例年並のバーン状態になってきたといったほうが良いでしょう。

正午の大雪渓の気温は12℃。この時間帯になると、雨は収まって来たと同時に強風が吹きぬけるようになってきます。また、雨が止んだ路面は乾き始めて来ました。

大黒岳山頂から桔梗ヶ原に下る新しい登山道が9月10日に一般解放され、午後からそちらへ出向きました。
大黒岳山頂〜桔梗ヶ原ルートは全く新しい登山道ではなく、古い登山道が存在していて、大黒岳山頂から桔梗ヶ原方面は、これまで立ち入り禁止となっていました。このたび、山小屋関係者の方々などによって、旧登山道に誘導ロープの設置などを行って、9月10日に一般開放されました。大黒岳山頂から桔梗ヶ原までの登山道は全長約700メートル、標高115メートルで、所要時間は片道約30分と短い登山道ですが、そこには桔梗ヶ原のハイマツ帯の絨毯が広がり、烏帽子岳、大丹生岳、硫黄岳、十石山など、乗鞍23峰に名前を並べる山並みが一望でき、さらには大丹生ヶ池や高山の町並みまでつながっていて、他の登山道とは一味違うロケーションが楽しめます。秋になって高山植物などがすっかり終わってしまったものの、これらのロケーションを鷲掴みできる醍醐味は、10月末の乗鞍スカイライン閉鎖まで十分楽しめることともいます。

午後は時間と共に風は強くなる一方ですが、雲間に青空がのぞき、山麓の乗鞍高原もはっきりと確認できるほどの状態となり、台風18号の影響をほとんど感じさせない一日でした。ただ、台風は徐々に近づいてきていますので、「嵐の前の静けさ」といったほうが正解かもしれません。

明日は台風が上陸するかもしれないという情報もありますので、登山やヒルクライム、そして、夏スキーには出向かないほうが良いかと思います。
なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.19 は、次週末掲載予定です。今しばらくお待ちください。(2013/09/15 17:45更新)

【紅葉情報 − 若干色合いの変化を感じますが、まだ始まっていません。昨年よりも若干遅い箇所も見られます。】
乗鞍の紅葉は標高2600〜2700メートルの大雪渓付近で9月中下旬ごろから始まります。乗鞍の紅葉の概要は、 乗鞍紅葉情報(紅葉の歩き方)  をご覧ください。
昨日の速報でもお伝えしたように、部分的な色の変化はあっても、紅葉が始まったといえる状態ではありません。全体的には色合いに変化を見せる状況となってきましたので、紅葉に向けた準備が始まっている様子は確認できます。また、大雪渓など一部では葉の状態が良くないものが一部で確認できますが、大半のウラジロナナカマドはまだよい状態です。今晩から明日にかけての台風18号の接近・上陸が今後の紅葉の良し悪しに大きく影響すると考えられます。

 

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@ 2013/09/15 05:30
小雨−乗鞍スカイラインは通行可
シャトルバスはAダイヤ運行
(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く5時現在の観光セ ンター前駐車場の気温は14℃。小雨が降ったり止んだりしています。山頂方面は雲がかかり、位ヶ原下辺りから上部は雲に飲み込まれています。現時点では台風18号の影響はあまり感じられません。また、乗鞍スカイラインは雨と風の影響が若干あるものの通行可能です。シャトルバスもAダイヤでの運行が予定されています。ただ、今後の台風18号の影響により、通行止め・運休の可能性もありますので、最新の情報の元で行動されることをオススメします。 なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2013/09/15 05:50更新)
 

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■2013年9月14日(土)        (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.19  →紅葉情報は6ページ目から)
 

@ 2013/09/14 10:35
穏やかな晴天
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原5号カーブ)
A 2013/09/14 10:35
紅葉 − 若干の色合いの変化がみられる
(大雪渓下)

B 2013/09/14 13:40
積雪量が多くまだ滑走可能
(雪渓上部右側)

C 2013/09/14 14:30
モーグルコースは半日かけて再作成 − やっと滑走可能に
(雪渓上部左側 − モーグルコース)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 台風18号の影響が懸念されましたが、午前中は穏やかな青空が広がり、午後からは曇り空となったものの、一時的なにわか雨があった以外は、ほとんど台風の影響を感じさせなかった一日でした。

日付が今日に変わる頃の乗鞍高原は、薄い雲がたなびき、その雲間に明るい月が昇る夜を迎えます。気温は16℃、風もなく、虫の音もなく、また、川のせせらぎすら感じられない、本当に静かな夜がひっそりと流れてゆきます。

そして、一夜明けた乗鞍高原は、薄い雲のベールに包まれた青空の朝を迎えます。5時の気温は14℃、寒さは全く感じません。そして、パステル調の青空の中にノリクラの峰々がくっきりと浮かんでいます。今日から三連休ということもあって、観光センター前駐車場には5時の時点で75台ものマイカーがお越しになっていて、始発のシャトルバスに乗車しようとされる方が早くも準備を始めています。乗鞍スカイラインも通行可能で、シャトルバスは通常通りの運行が開始されます。

今日のシャトルバス始発便は3台も運行されました。乗車される方々の様子を見ると、大半が登山の格好をされた方です。9月も半ばに入ると朝晩の冷え込みが感じられる状態になりますが、少しずつ蒸し暑さを感じさせる状況。そのため、中には半袖のまま、シャトルバスに乗車される方もいらっしゃったほどです。

今日は日差しがあっても・なくても とにかく暑い!風が吹いても暑さが変わらず、湿度が高いことが要因かと考えられ、おそらく台風18号の接近に伴って、湿った空気が流れ込んできたのだと思います。

ほとんど天候に変化がない中、9時ごろになると、それまでくっきりと眺められていた山頂方面に雲が流れ始めます。そして、山麓からも周期的に雲が沸き始めるようになり、それだけをみていると夏山そのものの天候です。ただ、そんな天候の変化があって日差しがなくなってきても、蒸し暑さは一向に変化はありません。

10時の位ヶ原山荘の気温は16℃、周期的に山麓から雲が沸きあがる状況が続きます。おそらく16℃という気温であれば、暑さどころか肌寒さを感じる状況があってもおかしくありませんが、今日は霧が立ち込めても霧が抜けてもとにかく蒸し暑い状況に体力が奪われてしまいます。
周期的に湧き上がってくる雲で視界が遮られる状態があれば、再び穏やかな青空が広がる状況を繰り返し、気だるいようなぼわ〜っとした雰囲気に包まれます。

11時の大雪渓の気温は18℃。この頃になるとほとんど青空がなくなり、曇り空となってきます。山麓から湧き上がる雲で周期的に視界が遮られる状況は続いています。今日もヒルクライムにやってくる方が大雪渓前を通過し、車道沿いに残る雪渓をバックに記念撮影をされる様子がありました。例年、車道沿いの雪渓(雪渓下部)は8月下旬には消滅してしまいますが、今年は積雪量が多く、まだまだ残っています。おそらく、次週末まで残るかと思いますが、かなり小さくなることと思います。

今日の大雪渓は、前述の通り、雪渓下部がまだ残っていて、雪渓中段は消滅してしまいました。また、例年この時期はほぼ消滅してしまう雪渓上部右側がまだ滑走可能な状態で、今日もボーダーのグループの方々がコブの練習をされていました。そして、例年、最後まで積雪が残る雪渓上部左側では半日かけてモーグルコースが作り直されて、午後からは滑り込んでバーン整備が行われていました。今日は雪質が柔らかいため、滑り込んで形を整えることが比較的容易ですが、少し滑り込むと下地の硬さが感じられる状況となり、結構苦労してモーグルコースを滑り込む様子が夕方まで続きました。

午後からは、濃霧の時間が若干長くなったように感じられるものの、16時ごろまでは雨に降られることなく、無事に一日を終えることができました。

その後、一時的ににわか雨があり、乗鞍高原でも時々雷鳴が聞こえて、パラパラと雨が降る時間帯が見られ、天候は不安定な状況を示しているようです。明日はさらに台風18号が近づいてくるため、雨の一日となりそうです。雨対策を十分に整えてお越しください。
なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.19 は、次週末掲載予定です。今しばらくお待ちください。(2013/09/14 18:30更新)

【紅葉情報 − 若干色合いの変化を感じますが、まだ始まっていません。昨年よりも若干遅い箇所も見られます。】
ノリクラの紅葉は標高2600〜2700メートルの大雪渓付近で9月中下旬ごろから始まりますが、現時点では、大雪渓〜乗鞍高原に至るまで、部分的な色の変化はあっても、紅葉が始まったといえる状態ではありません。また、先週からの1週間の変化がほとんど感じられない状況です。昨年と比べても、ほぼ同じかやや遅い状況です。接近中の台風18号による暴風雨に見舞われた場合は、今後の紅葉への影響が懸念されます。
また、ダケカンバの部分的な色づきが広範囲でみられるようになってきましたので、例年よりも遅いながらも、紅葉シーズンが近くなっていることは間違いありません。
  

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@ 2013/09/14 05:25
晴(薄曇)乗鞍スカイライン通行可
シャトルバスも正常運行
(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く5時現在の観光セ ンター前駐車場の気温は14℃。寒さはありません。天候はやや薄い雲が上空を覆っていますが、山頂方面もはっきりと確認できる晴れた朝です。今日から三連休が始まり、観光センター前駐車場はいつもよりも多くのマイカーがお越しになり、現時点で3分の1程度が埋まっています。乗鞍スカイラインは通行可能で、シャトルバスはAダイヤでの運行が始発便から始まる予定です。 なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2013/09/14 05:45更新)
 

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■2013年9月8日(日)        (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.18
 

@ 2013/09/08 08:10
紅葉 − 部分的な色づきが見られる
(県道乗鞍岳線 − 摩利支天〜荒田沢橋間)
A 2013/09/08 09:10
紅葉 − 全体的にはまだこれから(見頃:例年9月中下旬)
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原7号カーブ付近)

B 2013/09/08 10:10
乗鞍スカイライン9時より雨量通行止 − シャトルバスも運休へ
(大雪渓・肩の小屋バス停)

C 2013/09/08 10:20
大雪渓周辺は大雨で激しい濁流が
(大雪渓)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 今日は午前中を中心に激しい雨で、シャトルバスも運休となり、生憎の一日となりました。

早朝5時の乗鞍高原は、昨晩から周期的に強弱を繰り返す雨の朝を迎えます。気温は16℃で風はほとんどありません。この天候ですから、観光センター前駐車場は25台ほどのマイカーしかお越しになっていません。岐阜県側の乗鞍スカイラインは通行可能ですが、24時間雨量が57mmに達し規制値の70mmまであとわずかで、いつ通行止めとなってもおかしくない状況。また、上部の強風濃霧のため、自転車は通行見合せとなりました。シャトルバスは運行されるものの、岐阜県側はBダイヤ運行となりました。

6時ごろになると雨はほとんど収まり、雲間に青空が見られるようになってきます。そして、山頂付近まではっきりと確認できるほど雲が抜けてきました。しかし、それもつかの間のことで、7時ごろになると再び雨が降り始め、雲も低くなって来ました。

8時の三本滝ゲートの気温は16℃、この付近から少し風も強くなってきます。そして、降り続く雨のため、普段は見られない小さな滝が道路周辺であちこちで発生して、昨晩からの雨の降り方の激しさを物語っています。その後、雨の降り方も激しくなり、ザーザーと音を立てるほどの降り方となってきました。空もかなり暗い状態で、9時近くになってもまるで夜明け直後のような薄暗さです。

この状態も位ヶ原山荘を過ぎると、少しずつ空が明るくなってきます。そして、位ヶ原周辺から山頂方面が時折見え隠れしています。ただ、雨の降り方は一向に収まる気配を見せません。むしろひどくなる一方といっても良いでしょう。そのため、乗鞍スカイラインは9時から雨量通行止めとなり、シャトルバスも9時便をもって運休となりました。

9時過ぎの大雪渓の気温は12℃。激しい雨が続き、視界は100メートルほど。やや強めの風が吹くものの、それほど強い風ではありません。大雪渓エリアはいたるところで小さな滝が激しく流れていて、さらに土砂を押し流して濁流となっています。その後、視界は比較的良好な状態となり、モヤっているものの、霧はほとんど見られなくなって来ました。

10時過ぎになると、大雪渓周辺の道路はまるで川のような状態になってきました。強い雨の降り方は11時30分頃までで、それ以降は少しずつ雨の降り方が弱まってきました。
正午の大雪渓の気温は9℃、断続的に強く雨の降る状況が続きますが、道路が川になるほどの激しい降り方はなくなりました。

今日の大雪渓はシャトルバスが運休となってしまったため、訪れる方は皆無、自転車でヒルクライムされる方も皆無で、タクシーが午前中に何台か往復した程度で、ほとんど人出のない状態でした。

お盆以降、週末ごとに悪天候となるパターンにはまってしまったようで、青空の週末がそろそろ欲しいところです。なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.18 は、次週末掲載予定です。今しばらくお待ちください。(2013/09/08 13:30更新)

【紅葉情報 − 若干色合いの変化を感じますが、まだ始まっていません。昨年よりも若干遅い箇所も見られます。】
ノリクラの紅葉は標高2600〜2700メートルの大雪渓付近で9月中下旬ごろから始まりますが、現時点では、大雪渓〜乗鞍高原に至るまで、部分的な色の変化はあっても、紅葉が始まったといえる状態ではありません。昨年はすでに紅葉が始まりつつあったエリアも、今年はその気配は感じられない状況で、若干遅い状態のように感じます。ただ、これが全体的に遅いのどうかまでは断定できません。今年の紅葉の進捗具合や良し悪しは、もう少し先にならないとわからないかと思います。

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@ 2013/09/08 05:20
雨−乗鞍スカイライン自転車通行止め
岐阜県側シャトルバスはBダイヤ運行
(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く5時現在の観光セ ンター前駐車場の気温は16℃。昨晩から断続的に激しい雨が降り続いていて、現在も周期的に雨が強弱を繰り返しています。乗鞍スカイラインは現時点では通行可能ですが、今後さらに激しい雨が降り続くと雨量規制値に達して通行止めの可能性があります。また、上部では風速18メートルの強風を観測したことから、自転車の通行は見合わせられています。シャトルバスは通常運行されますが、長野県側はAダイヤ、岐阜県側はBダイヤでの運行となります。 なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2013/09/08 05:40更新)
 

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■2013年9月7日(土)        (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.18
 

@ 2013/09/07 09:50
大会が終わり、静かなヒルクライムを楽しむ
(県道乗鞍岳線 − 冷泉小屋前)
A 2013/09/07 11:30
紅葉はまだまだ − 例年9月中下旬頃からです
(大雪渓前)

B 2013/09/07 13:10
午後から本降りに
(雪渓上部右側)

C 2013/09/07 13:40
3週間振りの来場 − モーグルラインもイチから作り直し
(雪渓上部左側)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ どうやら週末になると天候が悪くなるパターンにはまっているようで、今回も生憎の天候の一日となってしまいました。
今週から紅葉情報を開始いたしますが、まだ、始まったといえる状況ではありません(下記参照)。

日付が今日に変わる頃の乗鞍高原は、頭上に星空の広がる夜を迎えます。気温は14℃、寒くもなく暑くもない程よい状況です。今日は月は出ていませんが、空自体がやや明るく、西の空にそびえるノリクラの峰々の輪郭が浮かんでいる様子がはっきりとわかるほどです。

そして、一夜明けた乗鞍高原は、曇り空の朝を迎えます。気温は14℃、若干ひんやりとした感覚があるものの冷え込むというほどのレベルではありません。頭上の雲はそれほど厚みのあるものではなく、雲間から青空がのぞいていて、ノリクラの峰々や東の空は朝やけにきれいに染まっている様子がはっきりとわかるほどでした。

上空の雲にはほとんど動きはないものの、岐阜県側の乗鞍スカイラインは上部強風のため、自転車の通行が見合わせられていました。しかし、風が収まってきたため、6時30分から自転車の通行もできるようになりました。

7時過ぎにはしっかりとした日差しも差し始めて、天候は回復するかと思ったものの、9時30分ごろから霧雨が降り始めます。全日本マウンテンサイクリングin乗鞍が終了すると、例年、練習に訪れるヒルクライマーが激減しますが、今日はこの天候にもかかわらず、何人かのヒルクライマーがお越しになっていました。中には「大会後は静かにヒルクライムが楽しめますから、毎年、この時期にやってきています。」と、おっしゃる方もいて、秋のヒルクライムをゆっくりと楽しんでいらっしゃいました。

位ヶ原山荘付近から周辺に濃霧が立ち込めるようになり、ほとんど前の視界が効かないほどの状態となってきます。11時の大雪渓の気温は12℃、視界は30メートル程度しかありません。周期的に雨と濃霧が繰り返され、雨が降ると視界が回復し、雨が収まると再び濃霧に包まれる状態を何度も繰り返します。

正午の大雪渓の気温は10℃。今年は大雪渓の積雪量が多く、例年だと車道沿いにある雪渓下部も過去最高の積雪量を誇り、また、ボールレッスンなどが行われる雪渓上部右側も2〜3レーンほどポールがセットできるほどの広さがあります。雨が降りしきる中、ボーダーの方々が朝から滑り続ける様子があり、「動き続けていないと寒くなるから」と、おっしゃりながら休むことなく夕方まで練習されていました。
また、雪渓上部左側はこの3週間、お越しになる方がなく、モーグルラインはほぼ消滅してしまったため、朝からお昼過ぎまでコブ作りを続ける様子がありました。とりあえず、スコップや鍬で形を作るところまではできたものの、まだ、十分な滑り込みができなかったため、きれいな形状に整えるところまでには至ってないようです。バーンそのものはそれほど硬い状態ではありませんでした。

午後から雨の降り方は強くなり、14時以降は再びひどい濃霧に見舞われました。秋は周期的に天候が変化する時期で、その周期にはまってしまうと、毎週雨に見舞われることも珍しくありません。明日も夕方まで雨マークが並ぶ天気予報が出ています。雨対策を整えてお越しください
なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.18 は、次週末掲載予定です。今しばらくお待ちください。(2013/09/07 18:00更新)

【紅葉情報 − 若干色合いの変化を感じますが、まだ始まっていません。】
例年9月上旬からお伝えしている紅葉情報を、今年は今週から開始します。ノリクラの紅葉は標高2600〜2700メートルの大雪渓付近で9月中下旬ごろから始まります。
現時点では、大雪渓〜乗鞍高原に至るまで、部分的な色の変化はあっても、紅葉が始まったといえる状態ではありません。また、葉の状態も現段階では問題となるような状況はあまり見られません。しかし、今年の紅葉の進捗具合や良し悪しは、もう少し先にならないとわからないかと思います。
 

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@ 2013/09/07 05:25
曇−山頂が赤く朝焼け
乗鞍スカイライン通行可 シャトルバスは両県ともAダイヤ運行
(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く5時30分現在の観光セ ンター前駐車場の気温は14℃。少しばかりひんやりとした雰囲気がありますが、冷え込むというほどではありません。東の空や山頂方面は赤く朝焼けを見せる朝を迎えます。上空は雲に覆われているものの、厚いものではなく、雲間に青空がのぞきます。乗鞍スカイラインは通行可能で、シャトルバスは両県ともAダイヤでの運行が開始される予定です。ただし、上部エリア強風のため、現時点では乗鞍スカイラインの自転車通行は見合せとなっています なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2013/09/07 05:50更新)
 

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■2013年9月1日(日)        (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  第28回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍 特集
 

@ 2013/09/01 06:55
濃霧強風のため、ゴールを位ヶ原山荘に変更して実施
(第28回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍−大会会場)
A 2013/09/01 08:09
森 正選手 − 本大会初優勝でシリーズ優勝(39分17秒287)
(ゴール、位ヶ原山荘)

B 2013/09/01 09:20
どの選手もゴール前はスプリントレース並みのラストスパート
(ゴール手前100メートル)

C 2013/09/01 09:45
気温16℃、濃霧 −4520名の選手がゴールを目指す
(ゴール、位ヶ原山荘)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 今日は第28回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍のレース当日。大雪渓・県境付近の天候悪化に伴い、ゴールを位ヶ原山荘に引き下げての実施となりました。

早朝4時の乗鞍高原は雲間に星空が広がる夜明け前の状況から始まります。気温は16℃、この気温ですが寒さは全く感じません。今日のノリクラは一年の中で最も早い朝を迎えます。まだ、真っ暗な状況ですが、大会会場の観光センター前周辺では自転車の整備を始める選手の方々がすでに活動をはじめます。
ゴールエリア付近の畳平の気温は9℃で、濃霧と風速10メートルの強風が吹き、乗鞍スカイラインは自動車の通行はできるものの、自転車の通行は見合わせられている状況となっています。

5時ごろになると、ゴールエリアの県境付近や大雪渓方面へ現地スタッフが到着し、現地からの状況が入電するようになってきます。その情報によると、位ヶ原山荘より上部では濃霧と強風がひどく、自動車のドアが開けられないほどの強い風とのこと。大会本部では、レース実施に向けた協議が重ねられた結果、位ヶ原山荘より上部での走行は困難と判断して、ゴールを5km手前の標高2350メートルの位ヶ原山荘に引き下げて実施することとなりました。そして、6時25分ごろ会場内の特設ブースより、実行委員長より発表され、会場内の選手は、実施することとなって安心する様子と、距離が短くなってペース配分が異なることから、レース展開をどのように仕掛けていったらよいか戸惑う様子など、さまざまな反応がありました。また、ゴール設備を引き下げる準備の都合から、スタート時刻を当初の7時00分から30分繰り下げて、7時30分スタートとなりました。
この変更により、コースは全長20.5km→15km、標高差1260m→890mとなりました。また、これに伴い、CP2(給水所)は位ヶ原山荘から冷泉小屋に変更となりました。また、本大会において、ゴール地点を変更して実施するケースは今回が初めてのことです。

スタート付近ではほとんど雨が降っていませんでしたが、CP1がある標高1800メートルの三本滝付近から小雨が降り始め、CP2となった標高2230メートルの冷泉小屋から周囲に霧が立ち込めるようになってきます。

7時30分の位ヶ原山荘の気温は13℃、時折、小雨が降って視界は100〜200メートルで、風はほとんどなく、自転車走行には全く問題のない状況。すでにゴール設備の設置が終わっていて、選手がやってくるのを待つばかりの状況となっています。7時30分にチャンピオンクラスの選手がスタートしたのを皮切りに、4520名の選手がそれぞれのカテゴリーに分かれて順次出走します。

位ヶ原山荘にトップでゴールしたのは森 正選手で、本大会では初優勝を果たすことができました。タイムは39分17秒287でした。また、これと同時にJCA全日本ヒルクライムシリーズ戦での総合優勝も獲得されました。なお、女子A・B優勝は金子 広美選手で二連勝を果たしました。

コースが5km短くなり、ゴール手前150メートル地点から道路の勾配がほとんどなくなりフラットに近い状態となることから、ゴール直前はスプリントレース並みのラストスパートをかける選手ばかりで、ゴールシーンだけ見ていると、とてもヒルクライムレースとは思えない状況。その状態がトップクラスの選手はもちろんのこと、レース中盤以降まで同じような光景が続きました。

10時の位ヶ原山荘の気温は16℃、レース中はほとんど雨は収まり、低めの気温であるため、選手の方々にとっては走りやすいコンディションだったようです。ゴールを終えた選手の話では、やはり15kmという短めのコースでのレース展開の戦略が難しいという方が多く見受けられました。

11時30分の制限時間でレースは終了となりましたが、それと同時に再び雨が降りはじめ、午後になっても、不安定な天候のまま一日が終わりました。しかし、ゴールが変更になったことによる大きな混乱もなく、無事に終了することができただけでも、今回は本当に良かったと思います。

全日本マウンテンサイクリングin乗鞍が終了すると、ノリクラの夏は完全に終了します。そして、この大会のために日々のトレーニングを重ねてきた選手の方々も、これで無事に今シーズンを乗り越えられるのではないでしょうか?

なお、今回の 第28回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍の特集 は、9月15日頃掲載予定です。今しばらくお待ちください。(2013/09/01 18:20更新)

【本日のリザルト(速報値抜粋)】(公式結果は後日発表される大会主催者のリザルトをご確認ください)
●チャンピオンクラス(1位〜10位)

1 森 正(39:17.287)
2 矢部 周作(39:45.785)
3 走ってコロコロ(40:46.071)
4 宮崎 新一(40:47.891)
5 渡辺 祐樹(40:52.980)
6 兼松 大和(40:54.749)
7 宮木 賢一(41:10.151)
8 てぃ−ざき(41:13.685)
9 小山田 智也(41:32.306)
10 乾 友行(41:37.756)

●女子A・B(1位〜10位)
1 金子 広美(48:53:558 女子A 1位)
2 中込 由香里(50:50:922 女子B 1位)
3 前田 愛(55:25:554 女子A 2位)
4 袴田 美香(55:29:016 女子B 2位)
5 市東 章代 (55:48:406 女子A 3位)
6 山口 由紀(56:07:119 女子B 3位)
7 松本 雪子(56:24:867 女子B 4位)
8 上田 順子(56:33:195 女子A 4位)
9 嶋田 美貴子(57:03:166 女子B 5位)
10 齋藤 弘子(57:09:260 女子B 6位)
 

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@ 2013/09/01 04:00
雲間に星空、気温16℃−畳平は気温9℃、濃霧、風速10m
大会本部は開催に向けて運営開始 − 最終決定は6時に発表
(朝の速報 − 大会本部)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く4時現在の観光セ ンター前駐車場の気温は16℃、雲間に星空が広がっています。少し風と時折小雨があるものの、穏やかな状況です。また、ゴールエリア付近の畳平の気温は9℃、濃霧と風速10メートルの風があり、岐阜県側の乗鞍スカイラインでは、自転車の通行が見合わせ中になっています。
観光センター前駐車場にある大会本部では、レース開催に向けて最後の準備作業が始まっています。最終決定は6時に発表される予定です。なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2013/09/01 04:35更新)
 

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