【速報バックナンバー 2023年6月分】

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◎ 6月

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■2023年6月29日(木)  

 積雪は昨年より10日〜2週間早い雪解け。冷泉小屋工事個所は未舗装・自転車走行注意
@ 2023/06/29 
昨年より10日〜2週間早い雪解け
(大雪渓下部 − モーグルコース付近)
A 2023/06/29 
工事は完了しましたが、未舗装につき、自転車走行注意
(冷泉小屋下工事個所)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 6月12日から始まった冷泉小屋下工事は、工事期間が延長されて、6月26日(月)に終了し、27日(火)から春山バス運行再開されました。その間、現地情報が全くお届けできませんでしたので、大雪渓付近の様子を一部お送りします。

大雪渓付近は1枚目の画像の通り、昨年より10日〜2週間ほど早い雪解け状況です。また、朝日岳直下の登山道上の積雪区間はほとんどなくなり、6月中に稜線付近の登山道の積雪がなくなるのは、今年と同じように積雪の少なかった2016年以降のことです。

また、冷泉小屋下の工事は、終了したものの、2枚目の画像の通り、未舗装となっています。7月1日より自転車走行が可能となりますが、転倒には十分注意下さい。昨年も敷設されている鉄板でスリップ転倒する方が多くいらっしゃいました。道路管理者の話では、舗装工事は片側交互通行にて実施され、完成はお盆ごろとのことです。


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■2023年6月10日(土) 
 

稜線の雪解けが進み、バックカントリースキーヤーから夏のモーグラーにバトンタッチ
@ 2023/06/10 09:20
乗鞍岳春山バス − モーグラーと登山者で大盛況
(大雪渓・肩の小屋口バス停)
A 2023/06/10 11:30
乗鞍大雪渓地域に雷注意情報??
(大雪渓モーグルコース)

B 2023/06/10 14:30
雪解けが進み、稜線からの滑走もこの土日が最後
(朝日岳直下)

C 2023/06/10 13:05
登山道積雪区間は、踏み跡ができましたが、アイゼン必須
(朝日岳直下 −積雪区間は220m)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 春山バスの運行が明日を最後に当面運休となることから、今日はモーグラーを中心に多くの方がお越しになりました。

【目次】
<観光センター前駐車場・春山バス>

<冷泉小屋下工事 − 全面通行止めのため春山バス運休。登山道での入山もできません>
<春山バスの車窓>
<大雪渓、モーグルコース>
<山頂方面積雪状況>
<次回の速報掲載について(次回は6月24日(土)予定)>
<その他の画像>
 【Mt.乗鞍営業終了以降の乗鞍岳春山アクセス方法(4〜6月、ツアーコース、春山バス)】

<観光センター前駐車場・春山バス>
今朝6時の乗鞍高原の天候は雲の多い晴・気温10℃。山頂方面に若干雲がかかっていましたが、次第に抜けて行きます。気温の割には冷え込みはなく、半袖でもちょうどよいほどの状況で、観光センター周辺ではエゾハルゼミの鳴き声に包まれ、夏の訪れを感じさせてくれます。8時ごろになると、観光センター前駐車場は80台程度まで埋まり、春山バス始発便は3台・約100名で大雪渓に向けて出発します。

先週まではバックカントリースキーヤーが大半を占めていましたが稜線付近の雪解けが進んだことから、その姿はかなり少なくなり、その代わりに夏の大雪渓の主役となっているモーグラーの方々の姿が多くなってきました。

<冷泉小屋下工事 − 全面通行止めのため春山バス運休。登山道での入山もできません>
6月12日(月)から6月23日(金)までの12日間、冷泉小屋下の道路工事に伴う全面通行止めのため、春山バスは運休となりますので、ご注意ください。また、道路工事期間中は登山道での入山もできませんのでご注意ください。(工事区間を迂回する登山道がないため)

冷泉小屋下工事 − 登山道での登山もできません

工事期間中は、徒歩・自転車・登山道など全てが禁止

周辺地図(拡大)

<春山バスの車窓>
出発してまもなく、春山バスの車窓は新緑がいっぱい広がります。そして、時折、濃いピンクの花を見つけることができます。この時期、ムラサキヤシオツツジの濃いピンクは非常に目立つ存在で、ぜひとも新緑の美しさもご覧ください。そして、位ヶ原山荘を過ぎると、車窓の風景が一変します。広大な位ヶ原には残雪とハイマツが織りなす唐草模様が美しく広がります。厳冬期の白一色とも、真夏のハイマツの絨毯とも異なった、この時期しか見られない貴重なものです。そして、雪壁で有名な5号カーブ・4号カーブは、ほぼ昨年並みの積雪量を誇り、4号カーブは内側が4メートル。外側が8メートルとなっていて、この時期の乗鞍の名所になっています。終点の大雪渓・肩の小屋口バス停から数百メートルの所にありますので、雪壁の高さをぜひ、実体験してみてください。

<大雪渓、モーグルコース>
春山バス始発便が到着した9時の大雪渓の天候は曇・気10℃。風が強く、肌寒さを感じます。それでも、バーン状態はかなり柔らかい状態。道路沿いには3レーンのモーグルコースがあり、50名以上の方が滑走されていて、7月のハイシーズンを前に、かなりの活況ぶりでした。

積雪状況は、大雪渓入口付近では、先週同様、昨年より2週間早い状況、大雪渓で最初に出現するモーグル岩(※)は、先週の昨年より3週間早い雪解け状況が3〜4週間早い状況に、2番目に出現する石碑の岩は、先週の昨年より3週間早い雪解け状況が2週間早い状況となり、場所によって違いがあります(※ モーグル岩は今冬は降雪が少なく埋まりませんでした)。

昨年の雪渓下部のモーグルコースは、7月23日(土)の週までメインバーンとして滑走できましたが、現状の雪解け状況が続けば、今年は7月上旬で終了する可能性が高いと推測されます。


<山頂方面積雪状況>

山頂方面積雪状況
山頂付近は昨年より多く、大雪渓上部から下は積雪が少ない状態
@ 剣ヶ峰方面、全景画像
山頂方面は昨年より1〜2週間雪解けが遅い
A 稜線へのルート、
大雪渓から直登はできなくなりましたので、
肩の小屋から登山道を利用下さい(積雪区間220m)

B 肩の小屋からの登山道

C 大雪渓から肩の小屋
直登せず、モーグル岩の左を進んでください

稜線付近は、昨年より1〜2週間雪解けが遅い状態で、肩の小屋からの登山道では、朝日岳直下のつづら折れとなる箇所に多くの積雪が残っていて、積雪区間は昨年の55メートルに対し、220メートルにも及びます。今週は踏み跡がある程度できていますので、登りやすくなっていますが、アイゼンが必要な状況ですので、必ず携行してください。このほか、大雪渓から肩の小屋への登山道も、一部見え始めていますが、ほぼ、全区間積雪があります。

稜線付近で積雪が多いのに対して、大雪渓上部より下は昨年より積雪が少ない状態となっていて、大雪渓から稜線に直登するルートが途切れてしまいました。昨年より1週間早い状況です。そのため、今後は肩の小屋から夏の登山道を利用して登るようお願いいたします。

<次回の速報掲載について(次回は6月24日(土)予定)>
道路工事通行止めのため、山頂方面に向かうアクセス手段がありません。したがって、次週6月17日(土)は中止とさせていただき、2週間後の6月24日(土)より再開いたします。(2023/06/10 22:00更新)

<その他の画像>

6月10日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】


 【Mt.乗鞍営業終了以降の乗鞍岳春山アクセス方法(4〜6月、ツアーコース、春山バス)】
3月26日(日)でMt乗鞍スキー場の営業が終了します。それに伴い、県道乗鞍岳線の除雪、乗鞍岳春山バスの運行開始などにより、ツアーコース入口や大雪渓・山頂方面へのアクセス方法が変わってきます。下記を参照のうえ、入山されるようお願いいたします。
特にスキー場営業が終わってから、県道乗鞍岳線の休暇村〜三本滝開通までの間。3月27日(月)〜4月14日(金)11時までは、休暇村から全山自力で登行することとなりますので、ご注意ください。

  スキー場〜三本滝ゲート
(標高1600〜1800m)
三本滝ゲート〜ツアーコース入口
(標高1800〜2000m)
ツアーコース入口〜位ヶ原
(標高2000〜2500m)
位ヶ原方面〜大雪渓
(標高2500〜2600m)

●3月26日(日)まで

(Mt乗鞍営業期間)

リフト乗車 リフト乗車 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)

●3月27日(月)〜4月14日(金)11時

(休暇村ゲート開門前)

徒歩(休暇村G、スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)

●4月14日(金)11時〜28日(金)

(休暇村ゲート開門後)

マイカー(県道乗鞍岳線) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)

●4月29日(土)予定〜5月下旬

(春山バス運行開始後)

マイカー(県道乗鞍岳線) 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜位ヶ原山荘:標高2350m) 徒歩(スノーシュー等)

●5月下旬〜6月30日(金)

(大雪渓延長運行開始後)

マイカー(県道乗鞍岳線) 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜大雪渓:標高2600m)
※6月12日(月)〜23日(金)は県道乗鞍岳線工事通行止のため運休
【岐阜県】 乗鞍スカイラインは道路崩落のため開通未定


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■2023年6月3日(土)  
 

台風一過の快晴 − くっきりとした青空に包まれる
@ 2023/06/03 09:20
台風一過 − 雲一つない快晴
(大雪渓 − 春山バス始発便)
A 2023/06/03 10:30
ノリクラ歴20年 − 毎年、大雪渓でのスキーを楽しむ
(雪渓下部)

B 2023/06/03 10:00
コブをえぐるようにグイグイ滑る
(雪渓下部 − モーグルコース)

C 2023/06/03 12:40
青空に溶け込む絶景
(蚕玉岳直下)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼昨日は台風2号の影響で大雨に見舞われましたが、今日は一転して、台風一過の快晴に恵まれました。厳冬期並みのくっきりとした青空が上空に突き抜け、またとない一日となりました。

【目次】
<昨日の台風2号による大雨通行止状況、観光センター前駐車場・春山バス・冷泉小屋下工事>

<春山バスの車窓>
<大雪渓、モーグルコース>
<山頂方面積雪状況、登山道と積雪部分以外への立ち入りはされないようお願いします>
<そのほかの画像>
 【Mt.乗鞍営業終了以降の乗鞍岳春山アクセス方法(4〜6月、ツアーコース、春山バス)】

<昨日の台風2号による大雨通行止状況、観光センター前駐車場・春山バス・冷泉小屋下工事>
昨日は台風2号の影響で、午前中から激しい雨となり、県道乗鞍岳線(休暇村〜県境)、県道上高地公園線、県道白骨温泉線、国道158号線(湯川渡〜県境)はお昼過ぎに通行止めとなり、そのほか、中央道の伊北から西側方面や、国道19号線も昼過ぎから夕方から通行止めとなりました。かろうじて、松本方面から乗鞍に入ることはできたため、東京方面の方はかろうじて、お越しになることができた模様ですが、名古屋・大阪方面からのアクセスが全滅となっていたため、今日は来場者が少ない状態でした。

今朝6時の乗鞍高原の天候は晴・気温9℃。6時に国道158号・上高地・白骨の通行止めが解除となり、岐阜県側で待機していたという方も7時過ぎには来場されるようになりました。そして、県道乗鞍岳線の通行止めも7時30分に解除され、本日の春山バスは始発便から通常運行が決まりました。始発便は2台・約30名の方を乗せて、大雪渓へと向かいます。

なお、6月12日(月)から6月23日(金)までの12日間、冷泉小屋下の道路工事に伴う全面通行止めのため、春山バスは運休となりますので、ご注意ください。また、道路工事期間中は登山道での入山もできませんのでご注意ください。(工事区間を迂回する登山道がないため)

冷泉小屋下工事 − 登山道での登山もできません

工事期間中は徒歩での入山もできません(拡大)

<春山バスの車窓>
出発してまもなく、春山バスの車窓は新緑がいっぱい広がります。そして、時折、濃いピンクの花を見つけることができます。この時期、ムラサキヤシオツツジの濃いピンクは非常に目立つ存在で、ぜひとも新緑の美しさもご覧ください。そして、位ヶ原山荘を過ぎると、車窓の風景が一変します。広大な位ヶ原には残雪とハイマツが織りなす唐草模様が美しく広がります。厳冬期の白一色とも、真夏のハイマツの絨毯とも異なった、この時期しか見られない貴重なものです。そして、雪壁で有名な5号カーブ・4号カーブは、ほぼ昨年並みの積雪量を誇り、4号カーブは内側が4.2メートル。外側が8メートルとなっていて、この時期の乗鞍の名所になっています。終点の大雪渓・肩の小屋口バス停から数百メートルの所にありますので、雪壁の高さをぜひ、実体験してみてください。

<大雪渓、モーグルコース>
春山バス始発便が到着した9時の大雪渓の天候は晴・気10℃。風がやや強いものの、雲一つないくっきりとした青空が広がります。大雨に見舞われた割には、バーン状態はよく、縦溝もほとんど発生がないものの、一部で再氷結による氷柱が見られるようになっています。全体的に訪れる方が少ない状態ですが、モーグルバーンは盛況で、今日も3レーンとなっています。朝一番でもコブが残っている状態でしたので、こちらも大雨による影響はあまりなかった模様です。

積雪状況は、大雪渓入口付近では、先週の1週間程度早い雪解け状況が2週間早い状況に、大雪渓で最初に出現するモーグル岩(※)は、先週の4週間早い雪解け状況が3週間早い状況に、2番目に出現する石碑の岩は、先週の2週間早い雪解け状況が3週間早い状況となり、場所によって違いがあります(※ モーグル岩は今冬は降雪が少なく埋まりませんでした)。


<山頂方面積雪状況、登山道と積雪部分以外への立ち入りはされないようお願いします>

山頂方面積雪状況
山頂付近は昨年より多い状態。雷鳥保護のため、ハイマツ帯への侵入はご遠慮下さい
@ 剣ヶ峰方面、全景画像
山頂方面は昨年より1週間雪解けが遅い
A 稜線へのルート、
大雪渓からのルートはあと数日で途切れます
それ以降は肩の小屋から登山道で

B 朝日岳直下

C 肩の小屋からの登山道

稜線付近はこれまで、昨年より1〜2週間遅い雪解け状況でしたが、今週は昨年より1週間遅い状況となり、朝日岳付近はかなり積雪が少なくなっています。そのため、朝日岳付近の積雪は、あと数日から1週間程度で、下部の大雪渓と切り離れてしまう可能性が高くなってきました。その後は、肩の小屋から夏の登山道を利用して登るようお願いいたします。

登山道と積雪部分以外への立ち入りはされないようお願いいたします

雷鳥の繁殖時期であり、ハイマツ・高山植物保護のため

なお、本日は登山道と積雪部分以外の部分への立ち入りが複数例ありました。この時期は雷鳥の繁殖時期であり、ハイマツ・高山植物への影響もありますので、登山道と積雪部分以外への立ち入りはされないようお願いいたします。

次回速報は6月10日(土)の予定です。(2023/06/03 22:40更新)

<そのほかの画像>

6月3日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】


 【Mt.乗鞍営業終了以降の乗鞍岳春山アクセス方法(4〜6月、ツアーコース、春山バス)】
3月26日(日)でMt乗鞍スキー場の営業が終了します。それに伴い、県道乗鞍岳線の除雪、乗鞍岳春山バスの運行開始などにより、ツアーコース入口や大雪渓・山頂方面へのアクセス方法が変わってきます。下記を参照のうえ、入山されるようお願いいたします。
特にスキー場営業が終わってから、県道乗鞍岳線の休暇村〜三本滝開通までの間。3月27日(月)〜4月14日(金)11時までは、休暇村から全山自力で登行することとなりますので、ご注意ください。

  スキー場〜三本滝ゲート
(標高1600〜1800m)
三本滝ゲート〜ツアーコース入口
(標高1800〜2000m)
ツアーコース入口〜位ヶ原
(標高2000〜2500m)
位ヶ原方面〜大雪渓
(標高2500〜2600m)

●3月26日(日)まで

(Mt乗鞍営業期間)

リフト乗車 リフト乗車 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)

●3月27日(月)〜4月14日(金)11時

(休暇村ゲート開門前)

徒歩(休暇村G、スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)

●4月14日(金)11時〜28日(金)

(休暇村ゲート開門後)

マイカー(県道乗鞍岳線) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)

●4月29日(土)予定〜5月下旬

(春山バス運行開始後)

マイカー(県道乗鞍岳線) 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜位ヶ原山荘:標高2350m) 徒歩(スノーシュー等)

●5月下旬〜6月30日(金)

(大雪渓延長運行開始後)

マイカー(県道乗鞍岳線) 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜大雪渓:標高2600m)
※6月12日(月)〜23日(金)は県道乗鞍岳線工事通行止のため運休
【岐阜県】 乗鞍スカイラインは道路崩落のため開通未定


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