【速報バックナンバー 2024年1月分】

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◎ 1月  
■2024年1月26日(金)
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■2024年1月26日(金)     

※ ご注意 − 11月より山頂方面は冬季閉鎖となり、シャトルバスなどの交通手段はありません。十分な装備を完備した冬山経験者のみ入山できる状態ですのでご注意下さい。

ツアーコース内でも強風 − 吹きさらしの硬いバーン吹き溜まりのパウダーが混在
@ 2024/01/26 07:45
綺麗に晴れ上がるが、山頂方面は雲がかかる
(観光センター駐車場)
A 2024/01/26 10:25
強風のため、吹き曝し箇所は硬いバーンがむき出しに
(ツアーコース入口)

B 2024/01/26 11:50
でも、吹き溜まりを選べばパウダーが...
(ツアーコース − 3番標識下)

C 2024/01/26 13:05
気温マイナス10℃ − 強風で気温以上の極寒
(ツアーコース − 位ヶ原急斜面)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今週は強い冬型の天候により、日本海側を中心に大雪になりましたが、乗鞍においては思ったほどの降雪にはならず、降雪よりも強風の影響を大きく受けた状況が見受けられました。

<乗鞍高原、道路状況、Mt.乗鞍>
早朝7時の乗鞍高原は、綺麗な青空が広がる朝を迎えます。気温はマイナス7℃、サラサラとした新雪が5〜10センチほど降り積もっていますが、これは降雪というよりも、強風で吹きだまったもののよう。今週は日本海側を中心に大雪になりましたが、乗鞍においては思ったほどの積雪にはなりませんでした。乗鞍特有の軽い雪が風で飛ばされてしまったことが一因かもしれません。それでも、観光センター前駐車場の除雪の雪山は先週よりも大きくなり、それなりの降雪ではあったことは間違いありません。なお、道路は国道・県道ともに圧雪路になっていますので、冬用タイヤ・タイヤチェーンは必須です。

Mt.乗鞍は、夢の平クワッドリフトが朝一番から不具合が発生したため終日運行となり、それに連動してかもしかリフトも終日運休となりました。なお、復旧作業が進められていましたが、明日は通常運行されることが本日19時ごろ発表されました。

今週の降雪で、かもしかゲレンデもパウダーが期待されますが、新雪は強風により吹き飛ばされてしまい、10〜15センチ程度にとどまっています。

<ツアーコース・積雪状況>
10時のツアーコース入口の天候は、晴・気温マイナス6℃。先ほどのかもしかゲレンデと同様に強風が吹き抜け、いたるところに風紋(シュカブラ)が見られます。入口急斜面では、吹き溜まり箇所にパウダーが残っているものの、風に叩かれてシールのグリップが悪い状態。さらにその先の急斜面上端部分は、先週以上に下地が硬くなり、新雪がほとんど着雪しない状態。したがって、明日以降、入山されれる方は、右側の樹林帯から登ることをおすすめします。

その先のツアーコースも雪さらしの場所はシュカブラが目立ちます。ただ、吹き溜まりなどの場所を選べば、パウダーが楽しめます。

13時の位ヶ原急斜面の天候は小雪・強風・気温マイナス10℃。時折、日差しも差し込みますが、日差しの暖かさは全く感じられず、強風により、気温以上に寒い状態となっています。新雪は30センチ程度ありますが風に叩かれ、雪着きの悪いところは吹き曝しの固いバーンがあり、新雪がうっすら乗っている状態では、吹き溜まりバーンなのか吹き曝しバーンなのかがわかりにくく、滑走時には不意に足元を取られることがありますのでご注意下さい。

本日は森林限界以降に向かうことができる天候状態ではありませんでしたが、明日以降、入山される方は、山頂方面のアイスバーンや雪崩には十分ご注意下さい。

本日のツアーコースの積雪量は下記の通りで、思ったほど増えていません。
・ 1番標識付近(標高 約2130メートル)で積雪75センチ。(先週より25センチ増加。昨年と同じ。)
・ 3番標識付近(標高 約2235メートル)で積雪95センチ。(先週より15センチ増加。昨年より30センチ多い。)
・ 5番標識付近(標高 約2305メートル)で積雪145センチ。(先週より10センチ増加。昨年より30センチ多い。)

次回速報は2月3日(土)の予定です。(2024/01/26 20:00更新)

1月26日(金)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】


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■2024年1月20日(土)     

※ ご注意 − 11月より山頂方面は冬季閉鎖となり、シャトルバスなどの交通手段はありません。十分な装備を完備した冬山経験者のみ入山できる状態ですのでご注意下さい。

時間とともに雪の降り方が強くなる
明日入山の方はディープパウダーが楽しめるかも(雪崩にも注意)
@ 2024/01/20 09:20
出発の準備
(ツアーコース入口)
A 2024/01/20 10:10
悪戦苦闘 − シールが効かない硬いバーン
(ツアーコース − 入口急斜面上端)

B 2024/01/20 10:30
視界が煙るほど、バンバン降る
(ツアーコース − 1番標識下)

C 2024/01/20 12:20
気温0℃・新雪15cm
午後から雪が強くなり、明日が楽しみ
(ツアーコース − 位ヶ原急斜面)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今日は雪の一日。気温が高い割には軽い雪質で、時間とともに降り方が強くなり、このまま降り続けば、明日はディープパウダーが楽しめるのではないでしょうか?

<乗鞍高原、道路状況、Mt.乗鞍>
早朝7時の乗鞍高原は、曇り空の朝を迎えます。気温はマイナス3℃、朝一番は山頂の輪郭がはっきり確認できたものの、7時を過ぎたあたりから、雲の中飲み込まれて行き、それと同時に、8時ごろから雪が降り始めます。ここ数日間、ほとんど降雪はなく、観光センター付近までの道路は路面凍結等は全くない状態。ただ、観光センターより先はしっかりと積雪状態となっていますので、冬用タイヤ・タイヤチェーンは必須となります。また、この後、雪の降り方が強くなり、午後には乗鞍高原一帯の道路は完全に積雪状態となりました。

Mt.乗鞍は今日も全てのリフトが通常通り運行が開始されます。昨日は夢の平あたりではみぞれだったとのことで、その影響からバーンはやや硬めのバーン。かもしかゲレンデも比較的硬めで、リフト運行開始と同時にかもしかゲレンデに飛び込んだのは、エッジを効かせた高速ターンを楽しむスキーヤーでした。

<ツアーコース・積雪状況>
9時のツアーコース入口の天候は雪・気温プラス2℃。降る雪はみぞれや湿雪ではなく、しっかりとした雪。午後から天候が悪化するため、今日は入山される方は少なめで、20名にも満たない状況です。

ツアーコース入口付近の新雪は10〜15センチ程度、降雪がないためバーンがリセットされないことから、下地のうねりが気になる状態。実際に下山滑走でも入口急斜面はやや滑りにくい状態でした。また、降雪が少ないということは、場所によってはシールが効きにくい状態が想像されますが、入口急斜面の上端部分では新雪が5センチ程度乗っているものの、シールが効きにくく、訪れたスキーヤーの中には、シールでの登行をあきらめてツボ足で登り、スプリットボードの方は、効かないエッジを必死に食いこませながら登っていました。明日以降は右側の樹林帯からの入山が良いかもしれません。

入口急斜面以降のツアーコースは、全体的に10〜20センチ程度の新雪が積もり、積雪量は先週と変わらない状態ですが、先週まで見られた地形のうねりが少なくなってきました。また、降雪は時折激しくなる様子があり、厳冬期のサラサラに乾いた雪質ではないものの、パウダーと言ってよい雪質です。

12時のツアーコース位ヶ原急斜面の天候は雪・気温0℃。この辺りでも15センチ程度の新雪しかありません。ただ、明日の朝まで雪が降り続く予報が出ていますので、明日はディープパウダーが楽しめるかもしれません。もし積雪量が多ければ、雪崩の心配もありますのでご注意下さい。なお、死亡事故を伴う過去の雪崩箇所をその他の画像に掲載しております。必ずご確認の上、雪崩箇所を避ける形で入山されることをお勧めします。位ヶ原急斜面については、可能な限り南側の高い部分(下から見て左側)を登るようお願いいたします。

本日のツアーコースの積雪量は下記の通り。ここ数日間、降雪がないため、先週と同等か少ない状態となっています。
・ 1番標識付近(標高 約2130メートル)で積雪40センチ。(先週と同じ。昨年より20センチ少ない。)
・ 3番標識付近(標高 約2235メートル)で積雪80センチ。(先週より20センチ減少。昨年より20センチ多い。)
・ 5番標識付近(標高 約2305メートル)で積雪135センチ。(先週と同じ。昨年より30センチ多い。)

次回速報は一日前倒しして1月26日(金)の予定です。(2024/01/20 20:00更新)

1月20日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】


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■2024年1月13日(土)     

※ ご注意 − 11月より山頂方面は冬季閉鎖となり、シャトルバスなどの交通手段はありません。十分な装備を完備した冬山経験者のみ入山できる状態ですのでご注意下さい。

ディープパウダーと呼べる状態がようやくやってきた
@ 2024/01/13 10:00
本日よりかもしかリフト運行開始
(かもしかゲレンデ−過去10年で2番目に遅い記録)
A 2024/01/13 11:00
新雪50センチに恵まれる
(ツアーコース − 入口急斜面)

B 2024/01/13 14:30
軽いパウダーだが、やや深すぎる
(ツアーコース − 1〜2番標識間)

C 2024/01/13 13:55
新雪70センチ・気温マイナス10℃ − 雪崩にご注意
(ツアーコース − 位ヶ原急斜面)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 7日(日)の降雪と、昨日から降り続く雪により、ようやく厳冬期らしい状況になってきました。

<乗鞍高原、道路状況、Mt.乗鞍>
早朝7時の乗鞍高原は、吹雪の朝を迎えます。気温はマイナス4℃、昨晩から降り始めた雪が5〜10センチほど降り積もっています。この降雪で、すでに国道から路面は白くなっていて、乗鞍高原に通じる県道も朝一番から除雪作業が行われています。降り積もった雪は乗鞍特有の軽い雪質で、軒先の雪かき作業でもサラサラと雪が舞う様子が見られます。

Mt.乗鞍は、8日(月)に夢の平ゲレンデがオープンし、最後まで残されていたかもしかゲレンデが本日オープンします。かもしかリフトの乗り場付近で新雪は20〜30センチ。一番乗りを目指すスキーヤー・ボーダーの方々早々に列を作りますが、リフト降り場の除雪作業に時間を要し、今日は10時に運行が開始されました。かもしかリフトは12月下旬から1月上旬に営業開始となることが多いものの、1月中旬までずれ込むことは珍しく、過去10年間では2016年の1月16日に続いて、2番目に遅い状況となりました(→速報2016年1月16日(土))。

かもしかリフトを降りたスキーヤー・ボーダーの方々は、我先にと降りたてのパウダーに飛び込んで行きました。そして、時間とともに、吹雪がますます強くなって行きます。

<ツアーコース・積雪状況>
10時のツアーコース入口の天候は吹雪・気温マイナス6℃。入口付近の新雪は深いところで50〜60センチにも達するほど。深雪のラッセルは辛いものがありますが雪が軽いため、足への負担は思ったほどではないものの、やはり普段よりもアクセスに時間を要する状態となっています。ツアーコース全区間を通して、新雪が50センチ前後降り積もっていて、積雪量自体も増えてはいるものの、まだ、一部でブッシュが見えていたり、地形のギャップが埋まっていないところがあります。

14時のツアーコース位ヶ原急斜面の天候は、吹雪で気温はマイナス10℃。新雪は深いところで70センチにも達するほど。例年だと年末年始にこれくらいの降雪が見られ、時期的にまだ雪が落ち着いていないため、下地がなく底なし沼状態となります。ただ、今年は雨が降ったりして下地がある程度できているため、スキー板をはずしてツボ足になっても何とか立てる状態になっています。ツアーコースで50センチもの新雪が降ると、深すぎて下山滑走ができない状態となりますが、この下地のおかげでかろうじてターンを刻みながら滑走できる状態となっています。ただ、それでも深い状態であることは間違いないため、明日以降入山される方は、深雪用のスキー板で入山されることをおすすめします。また、急に積雪が増えましたので、雪崩には一応注意をはらってください。

本日のツアーコースの積雪量は下記の通り。先週から10〜50センチほど積雪が増え、今回初めて昨年よりも多くなりました。
・ 1番標識付近(標高 約2130メートル)で積雪40センチ。(先週より10センチ増加。昨年より20センチ少ない。)
・ 3番標識付近(標高 約2235メートル)で積雪100センチ。(先週より45センチ増加。昨年より35センチ多い。)
・ 5番標識付近(標高 約2305メートル)で積雪135センチ。(先週より50センチ増加。昨年より40センチ多い。)

次回速報は1月20日(土)の予定です。(2024/01/13 20:00更新)

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■2024年1月6日(土)     

※ ご注意 − 11月より山頂方面は冬季閉鎖となり、シャトルバスなどの交通手段はありません。十分な装備を完備した冬山経験者のみ入山できる状態ですのでご注意下さい。

ツアーコースの積雪量は過去10年で最も少ないレベル 
@ 2024/01/06 09:25
ツアーコース方面へは全山登行が続く
(Mt.乗鞍 夢の平ゲレンデ)
A 2024/01/06 10:30
ツアーコース積雪量は過去10年で最も少ない
(ツアーコース入口)

B 2024/01/06 12:25
ツアーコースは新雪5〜10センチでパウダーなし
(ツアーコース − 6番の谷)

C 2024/01/06 13:00
気温マイナス4℃、昼前から降雪が始まる
(ツアーコース − 位ヶ原急斜面)

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 ▼ 今シーズンは暖冬傾向となっていますが、年が明けてもほとんど降雪がなく、ツアーコースは過去10年で最も積雪量が少ない状態となっています。

<乗鞍高原、道路状況、Mt.乗鞍>
早朝7時の乗鞍高原は、綺麗な青空が広がる朝を迎えます。気温はプラス1℃。昨晩からの降雪はなく、観光センターまでの道路には路面積雪や凍結はありません。天候は悪化傾向で、山頂方面は完全に雲に飲み込まれ風がやや出てきて、上空の青空も雲に覆われ始めます。観光センターまでの道路は路面凍結はないものの、その先は隣接するゲレンデの造雪作業の影響から圧雪路となっていますので、冬用タイヤ・タイヤチェーンが必須です。

Mt.乗鞍は雪不足の影響から、やまぼうしリフトと山麓リフトの2本しか稼働できない状態。上部の夢の平ゲレンデでは造雪作業が連日実施されているものの、まだ稼働できない状態ですが、1月8日(月)の営業開始を予定しているようです。年が明けても夢の平より上部の営業ができない状況は、2016年以来、8年ぶりのことです。

<かもしかゲレンデ>
9時のかもしかゲレンデの気温は2℃。青空はほぼなくなり曇り空となって来ました。バーンはうっすらと新雪が乗っている程度でパウダーを楽しめる状態ではありません。ただ、下地の硬さはあまり感じられず、パウダーではないものの、それなりに楽しく滑走できるバーン状態でした。

<ツアーコース・積雪状況>
10時のツアーコース入口の天候は小雪・気温マイナス2℃。雪というよりも細かなあられといった状態の降雪です。新雪はほとんどなく5センチ程度。下地に硬さを感じられるものの、登山の方などツボ足だと下まで踏みぬいてしまう状態です。

この時期は下地が硬くなって来たとしても、まだ雨が降ってないため、ツボ足で歩けるほどの硬さではありませんので、ワカンやスノーシューが必要です。ツボ足で容易に歩けるようになるのは春先になってからのことで、何度か雨が降って下地が固まるからです。今の時期は下地は固まってませんので、前日に降雪がなくても深雪を歩くことができる装備が必要となります(←膝よりも上まで踏みぬくとアクセスに時間がかかる)。通常、冬山装備としてアイゼン・ピッケルは必須と思われますが、ワカンやスノーシューもあわせて実装されることをおすすめします。また、今年のように降雪が続かない状態だと、森林限界を超えた先の山頂方面はアイスバーンとなりますのでご注意ください。

ツアーコース最上部となる位ヶ原急斜面の気温はマイナス4℃、新雪は10センチ程度しかありません。天候は吹雪となってきて、入山された方の大半はここで引き返された模様です。

本日のツアーコースの積雪量は下記の通り。場所によって違いはありますが、過去10年間で最も少ない状態です。
・ 1番標識付近(標高 約2130メートル)で積雪30センチ。(先週よりと同じ、昨年より50センチ少ない。過去10年間で2016年・2019年と並んで最も少ない)
・ 3番標識付近(標高 約2235メートル)で積雪55センチ。(先週よりと同じ、昨年より15センチ少ない。過去10年間で最も少ない)
・ 5番標識付近(標高 約2305メートル)で積雪85センチ。(先週より5センチ減少、昨年より25センチ少ない。過去10年間で2019年・2017年に次いで少ない)

次回速報は1月13日(土)の予定です。(2024/01/06 19:00更新)

1月6日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】



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■2024年1月1日(月)     

※ ご注意 − 11月より山頂方面は冬季閉鎖となり、シャトルバスなどの交通手段はありません。十分な装備を完備した冬山経験者のみ入山できる状態ですのでご注意下さい。

初日の出も拝めることができた快晴の元日 
@ 2024/01/01 07:45
快晴の元日は5年ぶり
(観光センター)
A 2024/01/01 10:45
くっきりとした青空に乗鞍が浮かぶ
(ツアーコース − 1番標識付近)

B 2024/01/01 11:50
気温5℃、穏やかなコンディション
(ツアーコース − 位ヶ原急斜面)

C 2024/01/01 12:55
毎年恒例の初滑り
(位ヶ原)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 新年あけましておめでとうございます。本年も乗鞍大雪渓WebSiteをご愛読下さいますようお願い申し上げます。昨日の雨から一転して、今日は快晴の一日を送ることができました。

<初日の出、乗鞍高原、道路状況、Mt.乗鞍>
早朝7時の乗鞍高原は、綺麗な青空が広がる朝を迎えます。気温はマイナス5℃。東の空に雲があって、今日の日の出は7時45分頃となりました。標高2350メートルの雪山にある位ヶ原山荘では、1月8日(月)まで年末年始営業が行われていますが、今朝は久しぶりに初日の出を拝むことができました。位ヶ原山荘での初日の出は、2019年以来、5年ぶりのことです。

昨日の乗鞍高原は夕方近くまで雨の一日でした。ただ、夜中になって若干の降雪があり、楢の木坂よりも上部の道路はうっすらと白くなり、観光センター周辺では数センチの積雪となっていました。

Mt.乗鞍は雪不足のため、やまぼうしリフトと山麓リフトの二本しか営業できず、夢の平より上部はまだ営業できるゲレンデコンディションではありません。年が明けても夢の平より上部の営業ができない状況は、2016年以来、8年ぶりのことです。そのため、ツアーコース方面へのアクセスは、休暇村ゲレンデ、または、Mt.乗鞍の夢の平ゲレンデよりスタートすることとなります(夢の平ゲレンデまではやまぼうしリフト、または、山麓リフトでアクセス可能)。

<かもしかゲレンデ>
9時のかもしかげれでの気温は2℃、晴れていますが、山頂方面に激しく雲が流れ、山頂は雪煙があがっています。昨日はツアーコース2番付近まで雨だった模様で、かもしかゲレンデは明け方に降った雪がうっすらと積もる程度。綺麗に見えるバーンコンディションも、薄い新雪の下層はガタガタのバーンになっていて、パウダーは皆無です。

<ツアーコース・積雪状況>
10時のツアーコース入口の天候は快晴・気温4℃、新雪は5〜10センチ程度。ブッシュが目立ちますが問題になる状態でありません。ただ、入口急斜面上端部分は、硬いバーンにうっすらと新雪が乗っている状態ですので、シールだとかなり滑りやすく、隣の樹林帯からのアクセスをお勧めします。

ツアーコースは、昨日の雨の影響はあまり残ってなく、10〜20センチ程度の新雪に覆われています。日中は山麓からの霧・雲が絶えず流れていて、日差しがさえぎられていた影響から、バーンコンディションは思ったよりも良い状態です。

・ 1番標識付近(標高 約2130メートル)で積雪30センチ。(先週より5センチ増加、昨年より50センチ少ない)
・ 3番標識付近(標高 約2235メートル)で積雪55センチ。(先週より5センチ増加、昨年より20センチ少ない)
・ 5番標識付近(標高 約2305メートル)で積雪90センチ。(先週より5センチ増加、昨年より20センチ少ない)

<位ヶ原・初滑り>
正午の位ヶ原急斜面の気温は5℃と暖かな状態が続き、その先の位ヶ原でも2℃と寒さはあえりません。日差しが強く、冷たい空気をかき消してくれるためです。新雪そのものはクセのない柔らかなものですが、全体的な積雪量が少ない状態です。また、昨晩の降雪で幾分バーン状態が回復した模様ですが、山頂方面はアイスバーン状態となっていますので、滑落には十分注意してください。

毎年恒例の初滑りも状態のよい所を探しながらのものとなりましたが、終日快晴の中、厳冬期とは思えない綺麗な青空と暖かな日差しに恵まれた一日を送ることができました。

<令和6年能登半島地震>
本日16時過ぎに石川県で発生した地震ですが、乗鞍でも何度も揺れました(松本市 震度4)。乗鞍高原から見る山頂方面には雪崩の様子もなく、年末年始営業を行っている位ヶ原山荘は、やや激しい揺れがあったものの、被害などの影響はなかったとのことでした。今シーズンは積雪量が少ないため、地震による雪崩の影響は現時点ではないものと思われますが、明日以降、入山される方は細心の注意のもとお願いいたします。

次回速報は1月6日(土)の予定です。(2024/01/01 20:40更新)

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