ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.18(2007/09/08〜09) B
【雪渓下部 T】
大雪渓入口 | 上部からは完全に見えなくなりました |
それではここからはいつものように大雪渓の様子をお伝えします。先週の段階で右の画像の位置から雪渓は完全に見えなくなりましたので、この位置からの画像としては変化はありません。
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先週の雪渓下部
− まだ積雪がありました |
今週はご覧の通り全く積雪はありません |
右の画像のように先週は三箇所に分かれて積雪が残っていましたが、今週はご覧の通り全くなくなっています。先週は昨年と比べて2週間早い状況でしたが、今週の2週間後に当る 2006ノリクラ雪渓カレンダーVol.20(2007/09/30)A では、かろうじて積雪が残っていますので、昨年と比べて2〜3週間早い雪解けということになります。
先週の様子 − 南寄りの雪渓 : 縦10メートル × 横5メートル | 先週の様子 − 中央の雪渓 : 縦3メートル × 横3メートル |
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若干湿っている箇所はあるものの何もありません |
先週、積雪があった箇所は若干湿っていますが、それ以外に雪渓があったことを示すものは何もありません。
雪渓下部の雪解けは昨年より早かったものの平年よりも遅かった |
雪渓下部の積雪が完全になくなった時期を見ると、昨年は今年より2〜3週間遅い状況ですが、2005年は今年より2週間早く(2005ノリクラ雪渓カレンダーVol.16(2005/08/27)@ )、2004年にいたっては4週間も早い状況(2004ノリクラ雪渓カレンダーVol.14(2004/08/13)@ )ですから、今年もどちらかというと平年よりも雪解けは遅かったといえます。
魔利支天岳の山肌が黄色くなって来ました |
ウラジロナナカマド − 先端の赤味が強くなってきた |
先週あたりから魔利支天岳の山肌に色の変化が現れ始めてましたが、今週は緑の中に黄色の部分が見られるようになって来ました。
いつもお伝えしている大雪渓入口付近のウラジロナナカマドは、先週あたりから実の先端が赤くなってきて、今週はさらにその赤味が強くなってきました。他のエリアのウラジロナナカマドはすでに真っ赤になっていますが、ここのウラジロナナカマドの実は遅れているようです。
全日本マウンテンサイクリングが終わって、ヒルクライムに訪れる方も少なくなるかと思いましたが、こんな天候でも結構登っていらっしゃる方が見えます。8月中と異なり、日差しは幾分柔らかめで、天気が良くなれば本当に自転車日和といったところです。
標高1500メートル以上は初めてです |
全日本マウンテンサイクリングの大会前はビシッときめたサイクルジャージに身を包み、本番さながらの勢いで駆け抜けてゆくヒルクライマーばかりといっても良いほどでしたが、大会が終わるとごく普通にサイクリングを楽しむ方が多くなってきたように思います。
徐々に天候も回復してきました | レンタサイクルで乗鞍高原から4時間 |
普段は大阪から京都に行くにしても奈良に行くにしても自転車で、職場でも階段を走って登るというこちらの方は、乗鞍高原から4時間かけてやってきました。普段は近場の低い山ばかりでここまで標高が高いと空気が薄くて足が回らないとおっしゃるのですが、何より大変なのがこちらの自転車。乗鞍高原でレンタルしたマウンテンバイクで、高原内の散策用ですから車体はかなり重く、とてもヒルクライム仕様とはいえません。そして、空気が薄いのは標高のせいだけでなくタイヤの空気も薄く(笑)、自転車が軽快に走るどころかお尻に痛みが走って(笑)、もう大変!よくこの状態でお越しになったものです。
次回はぜひ、ご自身の自転車でヒルクライムに再度チャレンジしてみてください。きっと半分以下のタイムでお越しになれますよ。60歳、まだまだこれからです。
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