ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.18(2008/09/13〜14) @

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(Update:2008/09/18)

 

【大雪渓】

今回は敬老の日とあわせて13日(土)〜15日(月)の三連休となった方も多かったのではないでしょうか?13日(土)は乗鞍高原ではまとまった雨の降り方を見せたため、大雪渓方面にお越しになる方は少なめでしたが、大雪渓付近は午前中に一時的に数回にわか雨に見舞われる程度で、午後からは濃霧に見舞われるものの、定期的に視界が開けるときもあり、天気が回復して日差しがさし始めた山麓の様子をはっきり確認できるようになって、不安定な天候の移り変わりを見せたもののまずまずの状態でした。そして翌日の14日(日)は三連休中日とあって、観光センター駐車場は早朝から多くの車がやってきて、久しぶりの賑わいを見せ、浮かぶ雲がやや多いものの深い青が冴える高い空が広がって季節が秋にシフトしてきていることがよく分かる状態です。シャトルバスを利用される方もたくさん見えたことはもちろんですが、自転車でのヒルクライム、そして、山麓から歩いて登って行く方の姿もいつも以上に多く見かけることができました。少しばかりひんやりとした空気に包まれた中、これからのシーズンは散策が楽しい季節となってきます。

紅葉に関しては速報でもお伝えしておりますが、部分的に変化を始めるものが先週よりも多くなってきていますが、始まったといえるほどではありません。また、大雪渓はまだ雪渓上部右側にも積雪が残っていますが、滑走できるのは雪渓上部左側のみ。かなり急斜面ですので、初めての方などは滑走できるエリアではありません。全体的には昨年より1週間遅い状況を見せています。

それではこの二日間の様子をお伝えします。

◎ 今回の目次

Page-1 : 【9月13日(土)、観光センター】      【シャトルバス、車窓から】
Page-2 : 【大雪渓トイレ改修工事】      【雪渓下部 T】      【雪渓下部 U】
Page-3 : 【高山植物】
Page-4 : 【雪渓上部 T】      【雪渓上部 U】      【雪渓上部 V − モーグルコース】
Page-5 : 【雪渓上部 W − ジュニアレーシング、基礎練習】
Page-6 : 【9月14日(日)、三連休中日 T】
Page-7 : 【9月14日(日)、三連休中日 U】
Page-8 : 【紅葉情報 − 大雪渓付近】       【紅葉情報 − 宝徳霊神〜位ヶ原付近】       【紅葉情報 − 位ヶ原山荘付近】       【昨年の今ごろは?】       <編集後記>

  

 

【9月13日(土)、観光センター】

朝6時の観光センター駐車場はご覧のような曇り空。気温は15℃ですが、寒さはありません。

 

早朝ににわか雨 − でも山頂付近ははっきりと

5時30分ごろに一旦雨が降りましたが、それもすぐにやんで、曇り空ではあるものの、ノリクラの峰々ははっきりと眺めることができます。

 

三連休初日 − 訪れる車はまばら

今日は三連休初日。しかし、駐車場には50台程度の車しかお越しになっていません。シャトルバスに乗車しようと準備する光景もまばら...

 

シャトルバス7時便

7時のシャトルバスが到着する10分前になってもバス停には20名に満たないほどの状況。そして、7時便のシャトルバスは定刻の5分前に到着します。

 

今日のシャトルバスは全体的に少なめの状況

この人数ですから全て乗客の改札が終わってもまだ定刻にならない状況です。今日の乗鞍高原は雨に見舞われたこともあって、今日の便は全体的に少なめの状況です。翌日の三連休中日はまるで別物のような光景が繰り広げられました。14日(日)のシャトルバスの状況については後述いたしますでご覧ください。

 

どんよりとした雲の広がる中、大雪渓に向けて出発です。

 

【シャトルバス、車窓から】

乗鞍高原でも部分的に紅葉 −鈴蘭バス停前(左)、鈴蘭橋手前(右)

はっきりとした紅葉全線は大雪渓付近からから始まり、その後は徐々に山麓へと降りて来ます。しかし、部分的に赤くなったり、緑の葉が薄くなってくる状況は山麓の乗鞍高原でもすでに見られるようになって来ました。

 

山頂付近ははっきりと

早朝の観光センターでもはっきりと望むことのできた山頂付近は時間が経過しても全く変わらない状況です。

 

これから紅葉の回廊に −29号カーブ付近(左) 、28号カーブ付近(右)

魔利支天バス停を過ぎてしばらくするとダケカンバやウラジロナナカマドの回廊が続く場所がやってきます。もちろん紅葉の時期になれば見事な色合いを見せてくれます。昨年は左の画像の29号カーブ付近は10月中旬頃、その上の荒田沢橋手前の28号カーブ付近は9月下旬に紅葉のピークを迎えています。

 

冷泉小屋から位ヶ原山荘付近にやってくると...

 

次第に雨が降り始めるようになってきます。

 

それでもしっかりとした視界は確保され、シャトルバスは大雪渓に到着です。

 

小雨、早速合羽を...

雪渓に向かう前に合羽を着込む所から出発の準備が始まります。乗鞍高原から大雪渓入口まで標高差1100メートルあり、今回のような天候の変化はよくあることです。車内がさほどの混雑していない場合は、下車する前に合羽を来て下車の用意を始めるのも良いでしょう。

 

雪渓上部左側へ出発

滑走できるエリアは画像右上に見える雪渓上部左側のみ。さらに滑走エリアが南寄り(左寄り)であればほとんど蚕玉岳の山頂に手が届くほどの距離です。ただしここから蚕玉岳へのルートはなく、ひどいガレ場になっていて落石の危険があります。特に下部の雪渓エリアへの落石の確立が高く、滑走するスキーヤーなどへの危険性がありますので、絶対に立ち入ることのないようお願いいたします。 Next


■ご注意■

今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンにしてください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。

 

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