ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.19(2008/09/20〜21) E
【紅葉情報
− 大雪渓付近】
★始まりました(昨年より早め)★
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大雪渓付近 |
ここからは紅葉情報をお伝えしております。今週に入り、紅葉がしっかりと始まったといえる状態になってきました。昨年と比べて早めの状況を見せ、エリアによっては1週間ほど早い状況です。ノリクラの紅葉の歩き方やおおよその時期については
乗鞍紅葉情報(紅葉の歩き方) をご覧ください。
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トイレ付近 − 昨年よりもやや早い | 山頂全景 − 昨年並み |
トイレ付近では少しずつ赤くなり始めたウラジロナナカマドがあります。昨年よりもやや早い状況。大雪渓全体でウラジロナナカマドをみるとまだ紅葉していないものの方が多く、右の画像ではほぼ昨年と同じ状況を見せています。
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スキーヤー専用道のウラジロナナカマド |
こちらは大雪渓入口からスキーヤー専用道脇にあるウラジロナナカマドの帯。ご覧の通り、ハイマツ帯を縁取るように赤く染まり始めました。
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昨年よりも1週間ほど早い紅葉 − 色合いもよい |
まだまだ緑のものが多い状況ですが、ここ近年ではなかなかみることのできなかった、きれいな色合いを見せています。
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山頂方面 − ミヤマクロスゲの紅葉が少しずつ始まる | 雪渓上部左側より |
雪渓上部エリアではコバイケイソウの紅葉が終わってミヤマクロスゲの紅葉が始まりつつあります。また、右の画像のようにハイマツ帯と沢筋の境を縁取るウラジロナナカマドの紅葉はまだこれからといった所です。
【紅葉情報
− 宝徳霊神〜位ヶ原付近 T】
★始まりました(昨年より早め)★
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宝徳霊神バス停付近 − 昨年並み |
他のエリアが昨年よりも早めの推移を見せる中、宝徳霊神バス停付近は昨年並みの状況です。ただ、後述いたしますが、付近に近づいて観察すると、部分的にはかなり進んでいるものもあります。
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ダケカンバは昨年並みの状況 |
こちらは宝徳霊神バス停から位ヶ原山荘に降りる登山道付近の屋根板のダケカンバ。それほど紅葉が進んでいません。昨年並みといったところでしょうか?
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富士見沢・鶴ヶ沢 |
先週までは屋根板としてお伝えしておりましたが、正確を期すため、富士見沢・鶴ヶ沢として名称を改めます。富士見沢は手前のエリア、鶴ヶ沢は県境から位ヶ原山荘方面に下りる部分で、遠方の大黒岳の山肌から続く沢です。
分布としては手前の富士見沢の上部(画像手前部分)にはウラジロナナカマドが多く、屋根板や鶴ヶ沢の遠方に位置する大黒岳から続く山肌にはダケカンバが多く見受けられます。他のエリアと同様、ウラジロナナカマドの色づきが早く、それと対比してダケカンバが遅いことが良くわかるかと思います。
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ウラジロナナカマド − ピーク手前の色合い |
こちらは手前のウラジロナナカマド。ピーク手前まできれいな色合いを見せています。
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先週のウラジロナナカマド(富士見沢) |
先週のウラジロナナカマド(富士見沢) |
こちらの2組の画像は先週と比較した富士見沢のウラジロナナカマド。この1週間でかなり紅葉が進んだことがわかります。(→ Next)
■ご注意■
今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンにしてください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。
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