ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.12(2009/08/01〜02) A
【大雪渓に到着】
次第に青空が... |
シャトルバスが到着した頃は、前頁の通り、濃霧に覆われていましたが、次第に天候は回復し、綺麗な青空が広がり始めます。
雪渓上部に向かうため、スキー板はザックに括り付けて |
大雪渓全体の雪解けが進み、車道に面した雪渓下部は面積が狭くなり、大半のスキーヤー・ボーダーの方々は、雪渓上部へ向かいます。ゆっくり歩いても30分もかからない場所ではありますが、雪渓上部左側に向かう常連の方々は、ザックに板をくくりつけて出発です。
こんな風に背中とザックの間に板を通してますが、歩くときは周辺の方々に接触しないよう、十分注意してください。
防寒着にもなる合羽は必需品 |
綺麗な青空が広がり始めても、合羽は必需品。寒さ対策にもなり、何はなくとも合羽さえあれば、天候の急変するノリクラでは必需品ともいえます。
しっかり準備体操をして体をほぐしてから...
雪渓上部に向けて出発です。
【雪渓下部 T】
ここからは雪渓下部の様子をお伝えします。
雪渓下端から大雪渓入口まで64メートル − 昨年並み |
雪渓下部は南側(左側)を中心に岩の頭が多くなって来ました。右の画像は雪渓下端付近の様子。大雪渓入口までの距離は64メートルで、ほぼ昨年並みです。(昨年は66メートル)
幅は10メートル − 昨年並み |
雪渓下端(北寄り)から大雪渓入口まで31メートル −昨年並み |
この帯状の岩場は車道沿いの入口付近より一段上に上がっていて、左の画像のように、ほぼ完全に平坦になります。今後、雪解けが進み、平坦な部分がさらに帯状に広がって行きます。幅は10メートルで、ほぼ昨年並みです。
また、右の画像は、北寄りの登山道側の雪渓下端部分。大雪渓入口まで31メートルで、こちらも昨年並み。
スキーヤー専用道 − ウラジロナナカマド |
完全に開花しました |
こちらは大雪渓入口付近のスキーヤー専用道沿いのウラジロナナカマド。先週は、花が咲き始めた状態でしたが、ご覧のように、完全に開花状態となりました。先週と同様、ほぼ昨年並みの推移です。
登山道入口 |
幅は23メートル − 昨年よりやや早い雪解け |
こちらは大雪渓入口から50メートルほど北にある肩の小屋へ向かう登山道。ここから始まる登山道は、大雪渓の北側を肩の小屋に向かって登り、肩の小屋で畳平からのルートと合流します。雪渓下端と車道との間は、先週の8メートルから23メートルと大幅に雪解けしています。そのため、昨年よりも、やや、早い雪解け状況となっています。
大雪渓入口から肩の小屋までのルートで、この付近が最も雪解けの遅いエリアですが、この一週間で、ご覧のように積雪はほとんどなくなりました。
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先週の登山道(モーグルコースの岩付近) |
今週の登山道(モーグルコースの岩付近) |
二つの画像に映る岩の丸印を比較するとお分かりになるかと思いますが、1メートル以上の雪解けがあることが分かります。
登山道の除雪 − グリーンサポートスタッフの方 |
そして、部分的に残る積雪は、グリーンサポートスタッフの方によって除雪が行われました。
誘導ロープの設置や登山道の除雪などによって、ノリクラにお越しになる登山者の方々の安全が守られています。(→ Next)
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