第25回 全日本マウンテンサイクリング in 乗鞍
2010/08/28〜29 A
【8月28日(土)、大会受付 U】
さて、観光センター周辺の道路は、大会受付の始まった13時を過ぎると、ルーフに自転車を乗せた選手の方々の車が続々とやってきます。
観光センター周辺は混雑 | 明日はコース上を通行止めにしてレース開催 |
そのため、周辺はかなりの混雑。そして、レースが開催される明日は、スタートの観光センター前からゴールの畳平までの区間、6時から12時30分まで通行止めとなります。
雨量規制などの道路状況以外の理由で、県道乗鞍岳線が通行止めとなるのはこの大会が開催される時だけで、4000名もの選手が出場するイベント開催では、通行止めを実施しないと、実質的に無理なところでもあります。
自動車で来場すると駐車スペースを探すのにかなり苦労しますので、宿泊先に車を置いて自転車でお越しになるのが正解かもしれません。
以前は大会受付時に計測チップを自転車に取り付け、さらにチップの取り付け状況とチップの感度チェックの確認を自転車ごとに行っていましたので、必ず自転車持参で来場する必要がありましたが、計測チップのチェックが実施されませんので、必ずしも自転車で来場する必要がなくなりました。
大会会場ではイベントが開催され、こちらはシドニーオリンピック日本代表の鈴木雷太さんによるヒルクライムのテクニック講座です。ポジションなどの細かな説明のほか、現在、県道乗鞍岳線での自転車のマナーの問題などが取り上げられました。
会場にお越しになっている選手の方々からも自転車のセッティングやポジションについての質疑応答のやり取りがなされます。
鈴木雷太さんに質問をされていたこちらの方。本格的なヒルクライムを始めたのは今年4月からとのこと...でも、明日のレースでは絶対にクラス入賞は果たしたいと、その意気込みを語ってくださいました。
大会会場では、グループで出場される方を中心に多くの方がゆっくりとした時間を過ごしています。
全日本マウンテンサイクリングin乗鞍は、他の大会と比べると格段にレベルが高く、どうしてもノリクラには出たいですね...と、おっしゃるこちらの方。明日はトップ選手の一角に少しでも入り込めたら、とおっしゃってくださいます。
この日の気温は26℃とまずまずの暑さ。午後になって湧き上がる雲に日差しが遮られて、観光センター前テラスでのんびりとされる方々の姿も多くなってきます。
そして、この暑さに観光センター前売店ではソフトクリームを売りさばく手が止まりません。
出展ブースでは、例年のように自転車関連の用品などを取り揃え、受付終了の17時まで多くの人が訪れました。
大半の受付が終了し、訪れている方々は出展ブース内を見歩く中、声をかけてくださったこちらの方。一月に1000km以上のトレーニングを続け、昨年、初めて全日本マウンテンサイクリングに出場して、今年はチャンピオンクラスでの参加。
シリーズ戦となっている美ヶ原での大会では、「今まで遠い存在だった有名選手に追いつき、さらに追い越せたときは本当に感動しました!」と、さらにバージョンアップされている様子。
色々なヒルクライム大会を転戦されていますが、「シーズンを通してみるとやはりノリクラが一つの節目。もちろん明日は頑張りますが、ノリクラが終了するとオフシーズンを取りたいと思います。」とおっしゃってくださいました。
やはりヒルクライムに取り組む方々の中でも、ノリクラは大きな存在であるようです。
そして、毎年出場されているこちらの方。「今年は抽選から外れてしまった。くやしい〜〜!」と、かなり残念そうな様子です。「でも、いつも定宿ですから泊まってあげないと...もう少し出場枠が増えないかなぁ〜...」。
毎年、この時期はノリクラに行くんだ!と、気持ちの中でも決め事になっている選手の方も多いのではないでしょうか...出場枠が決まっている中、仕方がないこととは思いますが、できるだけ多くの方々の願いがかなうことを期待したいですね。
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強い斜光が差し込む大会会場も、この後、夕立があり、その夕立が降り終わった後は綺麗な夕焼けに包まれました。その夕焼けは、明日も今日と同じような天候を保障してくれるかのような綺麗なもので、明日はここから約4000名の方々が出走します。(→ Next)
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