ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版 Vol.6(2012/04/26〜30) G
【ツアーコース U − 位ヶ原急斜面】
こちらはツアーコース最後の位ヶ原急斜面。これまで樹林帯を切りとおしてコースが作られていましたが、この付近からはオープンバーンとなってきます。
昨年の位ヶ原急斜面 2011ノリクラ 雪渓カレンダー プレリリース版Vol.6(2011/04/28〜30) F ↓ |
今週の位ヶ原急斜面 ノリクラ 雪渓カレンダー プレリリース版 Vol.5(2012/04/21) D ↓ |
位ヶ原急斜面の積雪は先週より40センチ少なく、昨年と比べて60センチ少ない状況です。先週までは昨年より多い状態でしたが、今週は昨年よりも少ない状態へと転じました。これは昨年は降雪に見舞われて積雪量が増加したことと、今週は雪解けが激しかったことが考えられます。
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今週の位ヶ原急斜面 ノリクラ 雪渓カレンダー プレリリース版 Vol.5(2012/04/21) D |
今週の位ヶ原急斜面 ブッシュの大きさに注目 − 積雪量は大幅に減少 |
先週も同一箇所をお伝えいたしましたが、この一週間でブッシュがかなり大きくなっていることがわかります。雪解けの激しさがわかる画像です。
位ヶ原急斜面上部をよく見ると雪崩のように県道乗鞍岳線の除雪の雪が散乱している様子があります。位ヶ原山荘までの除雪は例年と変わらない進捗状況でしたが、位ヶ原山荘より上部では例年よりも少し早いペースで進んでいるようです。
綺麗に冴え渡る青空。この青空に迎えられるといつまでもこの場所に浸っていたいと感じるものです。
【位ヶ原】
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先週の位ヶ原7号カーブ ノリクラ 雪渓カレンダー プレリリース版 Vol.5(2012/04/21) D |
今週の位ヶ原7号カーブ 先週から50センチ少ない |
ツアーコース位ヶ原急斜面を登りきって森林限界を超えると、位ヶ原の台地に到達します。この先は極端に木々が少なくなり、目標物がなくなってきます。
こちらは位ヶ原7号カーブの様子。先週から50センチ近く雪解けしています。真夏の大雪渓の雪解けスピードに匹敵するほどです。先ほども申し上げましたが、雪が柔らかいため、雪解けペースが早くなったと考えられます。
こちらはツアーコース位ヶ原急斜面上部の11号カーブの除雪状況。前のコーナーでお伝えした雪崩のようの雪の塊はここから除雪されたものです。
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今週の位ヶ原11号カーブ付近 | 紅葉を迎えた位ヶ原11号カーブ付近 2010ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.20(2010/09/25〜26) D |
この11号カーブは現在は白一面の世界ですが、ご覧のように紅葉シーズンともなれば、高天ヶ原と剣ヶ峰をバックに見事なワンショットが撮影できるポイントでもあります。
除雪は急ピッチに進められ、左の画像は位ヶ原山荘から1.5km先の10号カーブ付近の4月27日(金)の様子で、最終的にこの日は7号カーブ付近まで進められました。現在、乗鞍岳春山バスは位ヶ原山荘までの運行ですが、この先、大雪渓まで除雪が完了すれば、春山バスは大雪渓・肩の小屋口バス停まで延長運行される予定です(延長運行は、例年6月上旬頃です。「肩の小屋口バス停」は今年から「大雪渓・肩の小屋口バス停」名称が変更されました)。(→ Next)
■ご注意■
今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)
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