ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.19(2012/09/15〜16) B
【雪渓下部】
ここからは大雪渓下部の様子をお伝えします。
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先週の雪渓下部 − 縦1メートル×横1.2メートル ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.18(2012/09/08〜09) C |
今週の雪渓下部 − 雪渓はもうありません =例年よりも多い状態で終了= |
先週は縦1メートル×横1.2メートルの大きさまで小さくなってしまいましたので、さすがに今週はその姿はありません。例年と比較して積雪量の多い状態で今年の雪解けは完了いたしました。過去の隔年との比較については、先週の雪渓下部のコーナーに記載しておりますので、そちらをご覧ください。(→ ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.18(2012/09/08〜09) C 【雪渓下部 T】)
スキーヤー専用道 | ウラジロナナカマド − 実全体がしっかりとした赤色 |
こちらは大雪渓入口から雪渓上部につながるスキーヤー専用道。ウラジロナナカマドの実が先週から赤くなり始め、今週は実全体がしっかりとした赤色に染まってきました。例年と比べるとやや遅い状況です。
ようやく紅葉が始まる |
スキーヤー専用道沿いのウラジロナナカマドの中にはご覧のように黄色く変化を始めるものが見られるようになって来ました。しかし、こちらも例年よりも少し遅め。
石碑の岩 |
雪渓下部では白一面だったバーンの中に一番最初にモーグルコースの岩が5月下旬頃に頭を出します。そのモーグルコースの岩から南へ約100mほどのところに、大雪渓で2番目に姿をあらわす岩があります。6週間前の段階で周辺の積雪は完全になくなりました。
チングルマ | 先週からの変化が乏しい |
こちらは毎年定点でお伝えしている石碑の岩にあるチングルマ。先週と同様に変化の乏しい状況です。こちらのチングルマは開花の状態や花が終わった後の綿毛(さく果)の飛散状況は隔年で二つのパターンをたどっていますが、偶数年の2010年・2008年も今週と同じように変化のない様子が見られました。また、2009年は全体が赤くなってきてきました。
石碑の岩の下部 |
石碑の岩の下部から見られる大雪渓周辺・位ヶ原。
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昨年の石碑の岩の下部 2011ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2011/09/15〜16) B |
今年の石碑の岩の下部 昨年以上に紅葉が遅い |
昨年も紅葉が遅れたシーズンでしたが、今年はそれ以上に遅い状況がわかります。ただ、昨年のように枯れている部分はほとんどありません。
【雪渓中段】
雪渓中段 |
雪渓下部の北端のモーグルコースの岩と南端の石碑の岩の間を上がったエリアで、雪渓上部の雪渓下部を結ぶ緩斜面です。ご覧のとおり、積雪箇所はどこにも見つかりません。
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先週の雪渓中段 − 長さ15メートル×横8メートル ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.18(2012/09/08〜09) C |
今週の雪渓中段 もう積雪はありません |
中央の大岩の北側に積雪が残り、先週は長さ15メートル×横8メートルの大きさがありました。しかし、今週はご覧のように完全になくなりました。
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先週の雪渓中段 − 長さ15メートル×横8メートル ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.18(2012/09/08〜09) C |
今週の雪渓中段 − もう積雪はありません 過去10年間で二番目に多いシーズンでした |
現場に近づいてみても、全くありません。2002年までさかのぼってみると、同一週で積雪の残っていたのは、2006年の長さ3メートル×幅2メートルで、、過去10年間で二番目に積雪量の多かった(雪解けの遅かった)シーズンであったと言えます。
【雪渓上部 T】
雪渓上部全景 |
それでは雪渓上部の様子をお伝えします。
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先週の雪渓上部右側 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.18(2012/09/08〜09) D |
今週の雪渓上部右側 積雪を確認できません |
こちらは雪渓上部右側。積雪が十分にあった8月中旬までは中斜面が続き、ポールレッスンが盛んに行われるエリアでした。先週は縦20メートル×横33メートルの大きさがありましたが、ご覧のように今週は積雪を確認できません。
近づいてみるとごくわずかに残っている |
しかし、先週の大きさから考えると、残っている可能性も否定できないため、周辺をくまなく探すと...
縦50センチ×横1メートル | 鉄塔土台までの距離は94メートル |
本当に猫の額といってもよいほどの積雪が残っていました。縦50センチ×横1メートル。鉄塔土台までの距離は94メートルです。
雪渓上部右側の雪解け完了の時期を見ると下記のとおりです。
2011年は今年よりも1週間早い(→2011ノリクラ 雪渓カレンダー
シーズン Vol.18(2011/09/08〜09) C)
2010年は今年より1週間遅く(→2010ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.20(2010/09/25〜26) C)
2009年は今年より1週間遅く(→2009ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.21(2009/10/03〜04) B)
2008年は今年より2週間遅く(→2008ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.21(2008/10/04〜05) B)
2007年は今年とほぼ同じ(→2007ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.19(2007/09/15〜16) D)
この状況から、今年は例年よりも積雪量がやや少ない(雪解けがやや早い)状況で今シーズンが終了したことがわかります。(→ Next)
■ご注意■
今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンをご検討ください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。
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