ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.18(2014/09/05〜06) C
【雪渓上部 U、モーグルコース、ポールトレーニング】
雪渓上部左側 − 上級者限定 |
さて、今回から雪渓上部左側の情報もお伝えします。
こちらは雪渓上部左側。大雪渓の中でも急斜面のバーンが広がり、シーズン終盤まで積雪の残るエリアです。
大雪渓エリアの中でも最も遠方に位置することから、他のエリアが滑走可能なこの時期は訪れる方は少ない状況です。しかし、今後、他のエリアが滑走できなくなって、雪渓上部左側しか滑走できなくなる8月下旬頃になると、冷え込みの影響からバーンは硬くなってきて、スプーンカットのほか、大きな氷の柱が一面に現れ、初心者の滑走は困難な状況になって行きます。さらに、雪渓上部左側は他のエリアよりも急斜面であることに加え、バーン下部は全面岩場であるため、滑落すれば大怪我となる可能性もあります。
したがって、8月下旬以降になって雪渓上部左側しか滑走エリアがなくなるとノリクラデビューは出来ませんので、初めての方は雪渓下部や雪渓上部右側が滑走できる8月中旬までにお越しになったほうが良いでしょう。
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今週より2週間遅い昨年の下端部分 2013ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.20(2013/09/21〜22) C |
今週の下端部分 |
こちらは下端部分、右は今週のもので、左は今週と同じ積雪量の昨年のもので、今週より2週間遅い画像です。つまり、昨年より2週間早い雪解けを示しています。
右エリア |
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滑走できるのは赤枠部分 −中央は滑走できません(急斜面) | 右エリア − ポールとコブがそれぞれ1レーン |
実際に滑走しているのは右エリアで、このエリアに今日はポールとコブがそれぞれ1レーン設置されていました。現在の面積から考えて、これ以上レーンを増やすことはできず、さらに雪解けが進めば、左エリアに移動する必要があります。なお、中間部分は急斜面のため滑走できません。
今日は夏スキーのようにバーンが緩んだ |
今日は強い日差しのため、バーンは夏スキーのように緩んで滑走しやすい状態。
今シーズンのノリクラ通いは今日で終了 |
こちらのチームの今シーズンのノリクラ通いは、今日で終了。また、来年お会いできることを楽しみしております。
モーグルコース |
こちらモーグルコース。昨日の大雨で若干コブば薄くなっていますが、1週間経過しても形状が残っていて問題なく滑走できます。
長さは20コブ×75メートル(ピッチ:3.8メートル) |
コースの長さは20コブ×75メートル(ピッチ:3.8メートル)。今後の雪解け状況に左右されますが、あと1〜2週間程度は滑走可能と考えられます。その後は、左寄りエリアに移動することとなります。
雪渓上端 |
こちらは雪渓上端。
昨年の雪渓上端 2013ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.18(2013/09/07〜08) C ↓ |
先週の雪渓上端 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.17(2014/08/30〜31) D ↓ |
今週の雪渓上端 ほぼ昨年並みの雪解け |
先週と比べて高さで1メートル程度の雪解けが見られます。右上の先週画像の中の表面が褐色になった中央付近の岩の状況で比較するとよくわかるかと思います。また、褐色の岩の下の縦にヒビの入った岩を見ると昨年とほぼ同じことがわかります。
上端から−下端部分まで106メートル、例年並み |
雪渓上部左側の上端から下端までの距離は106メートル。2013年は125メートル。2012年は88メートル。2011年は111メートル、2010年は81メートル、2009年は96メートル、2008年は120メートル、2007年は85メートルでした。昨年より短いものの、ほぼ例年並みであることがわかります。
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