ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.19(2014/09/13〜14) C
【雪渓上部 U モーグルコース、ポールトレーニング】
雪渓上部左側 − 上級者限定 |
さて、今回から雪渓上部左側の情報もお伝えします。
こちらは雪渓上部左側。大雪渓の中でも急斜面のバーンが広がり、シーズン終盤まで積雪の残るエリアです。
大雪渓エリアの中でも最も遠方に位置することから、他のエリアが滑走可能なこの時期は訪れる方は少ない状況です。しかし、今後、他のエリアが滑走できなくなって、雪渓上部左側しか滑走できなくなる8月下旬頃になると、冷え込みの影響からバーンは硬くなってきて、スプーンカットのほか、大きな氷の柱が一面に現れ、初心者の滑走は困難な状況になって行きます。さらに、雪渓上部左側は他のエリアよりも急斜面であることに加え、バーン下部は全面岩場であるため、滑落すれば大怪我となる可能性もあります。
したがって、8月下旬以降になって雪渓上部左側しか滑走エリアがなくなるとノリクラデビューは出来ませんので、初めての方は雪渓下部や雪渓上部右側が滑走できる8月中旬までにお越しになったほうが良いでしょう。
今週より2週間遅い昨年の下端部分 2013ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.21(2013/09/28〜29) C ↓ |
先週の下端部分 ノリクラ 雪渓カレンダーVol.18(2014/09/05〜06) C ↓ |
今週の下端部分 |
こちらは下端部分、右は先週の画像です。左は今週と同じ積雪量の昨年の画像で、今週より2週間遅い画像です。ただ、全く今週と同じ状況ではないため、今週は昨年より2週間早い雪解けとは完全には言えません。画像右下の落書きの岩と雪渓との距離はほぼ同じですが、下端部分の位置は今週のほうが下にあり、ちょうど落書きの岩と同じ位置にあります。
モーグルコース |
今日もモーグルコースとポールが設置されています。モーグルコースの北側(右側)は狭くなってきたたため、ポールはモーグルコースの南側(左側)に設置されていますが、ややバーンの落ち込みがあって、これ以上南側はやや危険な状態です。
モーグルコースの常連の面々 |
こちらはモーグルコース。ここを滑る常連の面々はほぼ変わらず...
滑走にはかなりの力量が必要 |
ここを滑走するにはかなりの力量が必要と思われますので、雪渓下部にモーグルコースがある7月から通い続けないと無理かと思います。
長さは19コブ×72メートル(ピッチ:3.8メートル) |
モーグルコースの長さは19コブ×72メートル(ピッチ:3.8メートル)です。
雪渓上端 |
上端部分の積雪状況を確認します。
昨年の上端部分 2013ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.21(2013/09/28〜29) C ↓ |
先週の上端部分 ノリクラ 雪渓カレンダーVol.18(2014/09/05〜06) C ↓ |
今週の雪渓上端 昨年より1週間遅い雪解け |
先週と比べて高さで50センチ程度の雪解けが見られます。昨年と比べて1週間ほど遅い雪解け状況ですが、ほとんど変わらないといってもよい状況です。
上端から−下端部分まで100メートル、例年よりやや長い |
雪渓上部左側の上端から下端までの距離は100メートル。2013年は128メートルです。2012年は75メートル。2011年は79メートル、2010年も79メートル、2009年は91メートル、2008年は113メートル、2007年は85メートルでした。昨年より短いものの、例年よりやや長い状況です。
果敢に滑るポールトレーニング |
モーグルコースの隣を果敢に滑るのはポールトレーニングのスキーヤー。
舞い上がるシュプール、斜光に照らされて |
ピッチの細かいポールセットではシュプールが激しく舞い上がり、そこにに斜光が差し込むと、エッジの効いた小気味よいリズムがキラキラと照らされて、それは美しい瞬間...
完走できたら今日の練習は終了 | 悪戦苦闘 |
いつものことですが、完走できたら今日の練習は終了...悪戦苦闘の時間が続きます。
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ノリクラの日々がまだ続くか... |
「本当は冬まで途切れることなく練習を続けたいのですが...」と、おっしゃっていましたが、果たして、ノリクラでのトレーニングの日々がまだ続くのでしょうか?
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