ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.24(2015/10/17〜18) C
【雪渓下部】
雪渓下部の積雪は3週間前なくなりました |
ここからは大雪渓下部の様子をお伝えします。雪渓下部の積雪は3週間前なくなりました。
大雪渓入口には降雪が残る |
そして、大雪渓入口周辺は13日の降雪が一部残っています。この時期の降雪はまだ根雪になる状態ではありません。
石碑の岩 |
こちらは石碑の岩。雪解けが進んで、モーグルコースの岩に次いで大雪渓で2番目に姿を現す岩です。周辺の積雪がなくなってすでに2か月ほど経過します。
チングルマの紅葉が枯れてしまいました |
いつもお伝えしているチングルマ。先週まできれいな紅葉を見せていましたが、とうとう枯れてしまいました。これから長い冬が始まり、来年芽吹くのは7月上旬ごろのはず。8ヶ月以上もの永い眠りです。今年の芽吹きの様子は、ノリクラ 雪渓カレンダーVol.9(2015/07/04〜05) B の中ほどで確認できます。
クロマメノキの実 | コケモモの実 |
高山植物の花はさすがに残っていませんが、実(み)はあちこちでまだ見られます。左はクロマメノキ。紅葉も美しい高山植物。そして、右はコケモモ。常緑樹ですが、冬が近づくにつれて、葉が赤っぽくなります。落葉することなく、来年、雪解けが進んで、日が当たるようになると再び緑に戻ります。
雪渓上部に向かうスキーヤー専用道 | この先雪渓上部 |
石碑の南側には雪渓上部に向かうスキーヤー専用道があります。雪解けが進んですでにこの付近の積雪はありません。
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先週の雪渓上部右側の下端部分 ノリクラ 雪渓カレンダーVol.23(2015/10/10〜11) B |
今週の雪渓上部右側の下端部分 下端の位置に変化がない |
もう少し進むと、雪渓上部右側の下端部分に到達できます。左の先週画像と右の今週画像では撮影位置が異なりますが、赤丸の岩を目印に確認していただくとお分かりのとおり、下端の位置はほとんど変化がみられません。
昨年同時期の6週間前の雪渓上部右側の下端部分 ノリクラ雪渓カレンダーVol.18(2015/09/05〜06) B ↓ |
先週の雪渓上部右側の下端部分 ノリクラ 雪渓カレンダーVol.23(2015/10/10〜11) B ↓ |
今週の雪渓上部右側の下端部分 昨年より6週間遅い雪解け |
こちらは畳の岩の様子。下端より20メートルほど上にある岩です。右上は先週で下は今週のもの。ほとんど雪解けが進んでいないことがわかり、左上の昨年同時期の6週間前とほぼ同じ状態。先週よりも雪解けがさらに遅くなり、昨年より6週間も遅い状況です。
【雪渓上部 T】
雪渓上部全景 |
それでは雪渓上部の様子をお伝えします。
雪渓上部右側 |
こちらは雪渓上部右側の上半分。3週間前の段階で積雪はなくなりました。
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先週の雪渓上部右側(下半分) ノリクラ 雪渓カレンダーVol.23(2015/10/10〜11) B |
今週の雪渓上部右側(下半分) |
しかし、下半分はご覧のとおり積雪が残っています。ほとんど先週と変わりありません。
中央部分が途切れ始めた |
しかし、中央部分が途切れ始めました。
先週の鉄塔土台 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.23(2015/10/10〜11) B |
今週の鉄塔土台 距離51メートル |
鉄塔土台からの距離は先週と変わらず51メートル。この3週間、全く変わりありません。
上端から−雪渓下端まで51メートル、過去最長 |
上端から下端までの距離は51メートル。昨年は完全に終了し、2013年は30メートル、2012年は4週間前に消滅、2011年は5週間前に消滅、2010年は4週間前に消滅しました。過去最長の長さとなっています。
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