ノリクラ 雪渓カレンダープレリリース版
Vol.1(2019/04/06) @
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2019シーズンのノリクラ雪渓カレンダーの掲載を今回から始めます。Mt乗鞍のゲレンデ営業が先週(3月末)で終わり、リフトを使ってツアーコース入口に向かうことができなくなったため、しばらくは全山徒歩での入山となります(※)。そのため、今回は休暇村ゲレンデからツアーコースへ向かう様子をお伝えしますが、リフトが利用できた先週と比べて1時間30分から2時間程度の余裕を持った行動が必要となります。
さて、暖冬傾向だった今シーズンも3月中旬頃からまとまった降雪に見舞われる日が多くなり、また、この1〜2週間は真冬に逆戻りしたような日が続いています。そのため、雪不足が心配されましたが例年並みまで回復しております。ただ、場所によってはまだまだ積雪が少ない所もあり、大雪渓・山頂方面は4月下旬ごろまで積雪が増えますので、もう少し積み増しを期待したいところです。
※ 4月17日(水)11時に県道乗鞍岳線の休暇村〜三本滝ゲート間が開通すると、かもしかゲレンデからのスタートとなります。
■ご注意■
今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)
【4月6日(土)、観光センター前駐車場】
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観光センター前駐車場 |
早朝7時の観光センター前駐車場。
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小雪交じりの曇 |
気温はプラス4℃、暖かな朝を迎えています。天候は小雪交じりの曇。夜明け頃と比べると、雲間に青空が見られるようになり、天候は回復傾向のようです。
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観光センター − 冬季休館中 |
観光センターは、7〜10月のグリーンシーズンにはシャトルバスの発着所として乗鞍高原の中心的な存在ですが、ウインターシーズンは閉鎖されています。なお、再開はゴールデンウィーク頃で、それと同時に位ヶ原山荘への乗鞍岳春山バスの運行も始まります。(4月27日(土)運行開始予定)
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昨年の観光センター前 昨年は1月・2月の積雪多く、3月は少なかった 2018ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.1(2018/03/31) @ |
今回の観光センター前 今年は1月・2月の積雪が少なく3月は多かった |
昨年は1月・2月の積雪量が多かったものの、3月に入って暖かな日が続き、3月末には積雪が少なくなりました。そのため、左の画像のようにテラスの積雪は完全になくなりました。しかし、今年はその逆で、1月・2月の積雪が少なく3月の降雪が多かったため、ご覧のように積雪が残っています。
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駐車場周辺にはまだ積雪が残る |
そのため、駐車場周辺も積雪が残っていて、昨年はすでにふきのとうが顔を出していたものの、その気配はまだありません。
【今日は休暇村からスタート(全山徒歩)】
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休暇村 |
こちらは観光センターから約2km先の休暇村。
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休暇村ゲート − 冬季閉鎖中 | 休暇村ゲートは4月17日(水)11時オープン ★オープン後は三本滝ゲートまで通行可能に★ |
冬季、クルマの通行ができるのは休暇村までです。こちらは休暇村のすぐ先にある休暇村ゲート。4月に入って除雪が進められています。除雪作業は、この先の三本滝レストハウス前を通過して、三本滝ゲートから8km先の位ヶ原山荘まで進められ、ゴールデンウィークには乗鞍岳春山バスの運行が始まります。
【Mt.乗鞍営業終了以降の乗鞍岳春山アクセス方法(4〜6月、ツアーコース、春山バス、乗鞍スカイライン)】
スキー場〜三本滝ゲート (標高1600〜1800m) |
三本滝ゲート〜ツアーコース入口 (標高1800〜2000m) |
ツアーコース入口〜位ヶ原 (標高2000〜2500m) |
位ヶ原方面〜大雪渓 (標高2500〜2600m) |
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●3月31日(日)まで (Mt乗鞍営業期間) |
リフト乗車 | リフト乗車 | 徒歩(スノーシュー等) | 徒歩(スノーシュー等) |
●4月1日(月)〜17日(水)11時 (休暇村ゲート開門前) |
徒歩(休暇村G、スノーシュー等) | 徒歩(スノーシュー等) | 徒歩(スノーシュー等) | 徒歩(スノーシュー等) |
●4月17日(水)11時〜26日(金) (休暇村ゲート開門後) |
マイカー(県道乗鞍岳線) | 徒歩(スノーシュー等) | 徒歩(スノーシュー等) | 徒歩(スノーシュー等) |
●4月27日(土)予定〜5月下旬 (春山バス運行開始後) |
マイカー(県道乗鞍岳線) | 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜位ヶ原山荘:標高2350m) | 徒歩(スノーシュー等) | |
●5月下旬〜6月30日(土) (大雪渓延長運行開始後) |
マイカー(県道乗鞍岳線) | 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜大雪渓:標高2600m) ※6月24日(日)は天空マラソンのため運休 | ||
【岐阜県】5月15日(水)〜 | 乗鞍スカイラインシャトルバス(ほおのき駐車場〜畳平:標高1230〜2700m) |
こちらが、今後のツアーコース・山頂方面へのアクセス方法です。4月から5月にかけては、週単位でアクセス方法が変わりますので、よく調べておく必要があります。なお、今シーズンの変更点は、リフト営業終了が例年より1週間早い所です。そのため、休暇村からの全山登攀が例年より1週間長くなっています。
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休暇村ゲレンデ − 登山者・スキーヤーが準備 | 休暇村バス停 バス停前にはクルマは停めないようにお願いします |
上の表のとおり、今週は休暇村から全山徒歩で入山する必要があり、休暇村には登山者・スキーヤーが出発の準備を始めています。なお、駐車場の一角には路線バスの停留所がありますので、その周辺にはクルマは駐車されないようお願いいたします。
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まだ1メートル以上の積雪 |
休暇村ゲレンデはご覧のように山麓部分でもまだ1メートル以上の積雪があります。
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2017年の休暇村ゲレンデ 2017ノリクラ 雪渓カレンダー レリリース版Vol.3(2017/04/15) @ |
2018年の休暇村ゲレンデ 2018ノリクラ 雪渓カレンダー プレリリース版 Vol.3(2018/04/14) @ |
こちらは2017年・2018年の様子ですが、2018年よりかなり多く、2017年とほぼ同じ程度であることがわかります。ただし、こちらの過去画像は今週よりも1週間遅いものですから、来週にはもう少し積雪が減少していると思われます。
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ツアーコースに向けて出発 |
今日からバックカントリーのシーズンインだとおっしゃる方が結構いらっしゃいました。この時期は春山の穏やかな天候と厳冬期の様相が交互に訪れ、それが厳冬期以上に厳しい状況を作り出す原因にもなりますので注意が必要です。(濃霧・アイスバーン・雪崩など)
■ご注意■
今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)
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