ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.3(2005/05/28) D

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(Update:2005/06/02)

 

【鶴ヶ池大雪渓】

ノリクラにはこれまでご紹介してきた長野県側の大雪渓のほかに、岐阜県側の鶴ヶ池大雪渓でも滑走ができます。畳平の数百メートル手前に県道乗鞍岳線と乗鞍スカイラインが交差する三叉路があります。そのすぐ横にある駐車場のとなりが、鶴ヶ池大雪渓です。岐阜県側で滑走が認められているのはこの鶴ヶ池大雪渓のみです。

 

鶴ヶ池大雪渓の駐車場

鶴ヶ池大雪渓のとなりにある駐車場はマイカー規制以前は、ハイシーズンになると、畳平駐車場からあふれたクルマで、夜明け前から満車状態になっていました。しかし、マイカー規制後は駐車する車もなく、乗鞍スカイラインが開通しても、ご覧のように除雪されることもありません。ちなみに駐車場はもう一段左上にもあります。

 

左にエア台、右にモーグルコース

畳平でシャトルバスから降りたスキーヤー・ボーダーの多くは長野県側の大雪渓・稜線をめざして登っていきますので、畳平から数百メートルという近さにもかかわらず、あまり訪れる人がいません。今日は常連のモーグラーの方々がエア台やモーグルコースを作って練習していました。スコップなど装備の多いモーグルの方々にとって、大雪渓よりもこちらの雪渓は利便が良いようです。

モーグルコース

まず、モーグルコースから紹介します。取材に訪れたときは、かなりしっかりとしたラインができあがっています。また、鶴ヶ池大雪渓そのものはあまり斜度はありませんので、練習には最適かと思います。

 

20ターン = 3時間30分

こちらはモーグルコースを上端から見たところですが、曇り空で今日の雪質では画面上ではその形がなかなか分かりづらく、きれいにお見せできないのが残念です。ここから、左上のハイマツまできれいにコブができています。ターンインターバルやふり幅を考えながら、スコップで一つ一つ作成されたようです。画像の管理人の方も、その出来には満足のようです。
ちなみにこのライン、20ターンありますが、作成には3時間30分かかったそうです。

稜線まで担ぎ上げて、一気に滑走するのも大変ですが、こちらの方のように、一つのコースを時間をかけて整備するのも大変なことです。

 

管理者みずから、その出来具合を確かめます。

エア台

こちらはエア台。雪がやわらかいので、練習中に何度も整備します。

 

繰り返し何度もエアの練習をします。

 

決まったぁ〜!

エアーがうまく決まると、苦労してエア台を作った甲斐があるというものです。

今回はこれほどまでに新雪が降っているとは予想も出来ませんでした。雪渓下部はそれほどの量ではありませんでしたが、稜線付近は昼近くになると、積もって間もない新雪はすぐに緩み、歩きにくさはこの上ありません。

5月中旬からノリクラ雪渓カレンダーを開始しましたが、今年は多いことは多いけど、めちゃくちゃ多いということはないなぁ〜と、思っていました。しかし、このところの低温で雪解けが進まず、5月下旬の段階で例年と比べると、週を追うごとに例年との差が大きくなって来ています。

スキーヤー・ボーダーにとってありがたいことで、この時期にきれいな新雪が味わえるだけでも幸せなことでしょう。今年は少しでも長く、雪の上に立てることが出来たらと、思っています。

 

【昨年の今ごろは?】

date:2004/05/30

昨年もこの時期に宮様杯フィーゲルスキー大会が開催されました。今年のフィーゲルスキー大会の様子はこの後、次のページで紹介します。

 

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