ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.22(2008/10/11〜12) @

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(Update:2008/10/16)

 

【大雪渓】

10月の第2週目の月曜日は体育の日となるため、この週末は三連休を迎えた方も多かったのではないでしょうか?2003年から実施されたマイカー規制により、シャトルバスの運行が始まりました。10月末までの運行期間中、シャトルバスの一日最高乗客数を記録するのはお盆でしたが、昨年から体育の日を含めた三連休の中日に記録され、今年も同じく、この三連休中日が今シーズン最高の乗客数を記録しました。(12日(日) の 乗車数は2008名で今季最高の記録)

その三連休も初日の11日(土)は朝から雨が続き、あいにくの天候。午前中には雨はやんで山麓の乗鞍高原には日差しが戻りますが、大雪渓・山頂エリアは絶えず濃霧に包まれて、寒い一日をおくりました。そして、翌日12日(日)は早朝は曇り空が広がるものの、次第に天候は回復し、きれいな青空の下、前述のとおり、今シーズン一番の賑わいとなりました。

多くの方が山頂方面や上部エリアから車道や登山道を降りながら散策される様子が見られ、歩きながら散策する方が年々増えてきているように感じます。

紅葉については、5ページ目の 【紅葉情報】 からお伝えしますが、見頃のエリアはほぼ完全に山麓の三本滝・乗鞍高原に移動してきた感じが見受けられます。

それではこの二日間の様子をお伝えします。

◎ 今回の目次

Page-1 : 【10月11日(土)、観光センター】       【シャトルバス、車窓から】      【大雪渓トイレ改修工事】
Page-2 : 【10月11日(土)は寒い一日 − 今季最後のジュニアレーシング】      【10月11日(土)は寒い一日 − 今季最後の肩の小屋】
Page-3 : 【10月12日(日)、観光センターは大変な賑わい】
Page-4 : 【雪渓下部】      【雪渓上部 T】      【雪渓上部 U − モーグルコース】
Page-5 : 【紅葉情報 − 大雪渓付近】       【紅葉情報 − 宝徳霊神〜位ヶ原付近】      【紅葉情報 − 位ヶ原山荘付近】
Page-6 : 【紅葉情報 − 位ヶ原山荘〜冷泉小屋付近】      【紅葉情報−冷泉小屋〜魔利支天付近】
Page-7 : 【紅葉情報 − 魔利支天〜三本滝付近】      【紅葉情報−乗鞍高原】      【昨年の今ごろは?】       <編集後記>

  

 

 

【10月11日(土)、観光センター】

今朝の乗鞍高原はあいにくの雨。6時の気温は10℃とそれほどの寒さはありません。

 

三連休初日はこの天候のため人出は少ない

今日は三連休の初日ですが、この天候で観光センター駐車場には45台ほどのしか車がやって来ていません。どんよりとした雲が立ち込めて、晴れた日ならばはっきりと望むことのできるノリクラの峰々どころか鳥居尾根すら見えない状況。

 

乗鞍高原にも紅葉前線が訪れる 7時便をお待ちの方々がテントに

乗鞍高原にも紅葉前線がやってきて、観光センター周辺の木々もかなり色づき始め、雨に濡れてしっとりとして鮮やかさを放つようになって来ました。駐車場ではほとんど人の動きのない様子でしたが、シャトルバス始発の7時便を待つ方々がバス停のテントに隠れるように集まってます。

 

シャトルバス始発便

シャトルバスが到着し、乗車が開始されます。先週までは三脚を携えたカメラマンの方々が乗り込む様子を数多く見かけましたが、今日はどちらかというと登山に出かける方のほうが多い状況。上部エリアの紅葉がほぼ終了したことがそんな所からもうかがえます。

 

7時ごろになるとほぼ連続して降り続くようになり、そんな中を大雪渓に向けて出発です。

 

【シャトルバス、車窓から】

31号カーブ − 真正面に聳えるはずのノリクラは濃霧の中

雨の降り方は小雨ですが、三本滝ゲートを通過したあたりから少し強めの風が吹きぬけるようになります。そして、いつもなら、真正面にノリクラの峰々が聳え立つ光景が広がる31号カーブ付近もご覧のようにその姿は全くありません。

 

雨と風で落葉 − 落葉の絨毯が綺麗 朝一番はまだ葉が残る(後述の紅葉情報と比較)

この雨と風でご覧のように落葉が始まり、路面を綺麗に彩っています。右の画像はいつも紅葉情報で荒田沢橋〜魔利支天中間点(28号カーブ)としてお伝えしている場所。後述の【【紅葉情報−冷泉小屋〜魔利支天付近】 で同じ日の夕方に撮影した画像をご覧いただきますが、一日の中でも状況に変化が見られることがわかるはずです。

 

位ヶ原山荘 − どんよりとした雲が垂れ込める

位ヶ原山荘を過ぎると、雲の塊がもうすぐそこまでやって来ていることがわかるようになってきます。

 

雲の流れは目線と同じ高さに

位ヶ原に上がるともうほとんど目線と同じ所に雲が流れ始め、大雪渓に到着する頃にはその濃霧にすっぽりと覆われるようになります。

 

シャトルバスは濃霧の中を大雪渓に到着します。

 

【大雪渓トイレ改修工事】

トイレ改修工事

こちらは改修工事中の大雪渓のトイレ。ほぼ、完成に近い状態となっています。

 

受水槽

先週設置された受水槽もご覧のように側面がコンクリート打ちされています。

 

洗面台も設置

受水槽からの水はトイレに使用されるほか、ご覧のように洗面台も設置され、手洗いにも利用されるようです。

 

避難小屋工事

こちらはトイレ北側の駐車場に設置される避難小屋の工事。

 

コンクリート打ちの型枠取り付け

ご覧の通り、建物部分の鉄骨が組まれ、コンクリート打ちのための型枠の取り付けが急ピッチで行われています。

 

入口は南側に −構造は現行のトイレとほぼ同じ

避難小屋の入口はトイレ側の南側。そして、この上に屋根を取り付けて、現行のトイレとほぼ同じような構造となります。

 

型枠は金具で固定

コンクリートを流し込む箇所にはご覧のように長い金具を取り付け、そこに板をしっかりと固定します。

 

気温3℃ − 作業は遅くまで続けられます

今日は時間とともにどんどん気温が低下し、午後になると3℃前後の気温となる状況ですが、コンクリート打ちを二日後に控え、作業は遅くまで続けられました。 Next


■ご注意■

今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンにしてください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。

 

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