ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.1(2009/05/15〜16) D

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(Update:2008/05/21)

 

【剣ヶ峰〜蚕玉岳】

こちらは剣ヶ峰〜蚕玉岳の稜線。昨年は少し雪庇(せっぴ)に近い形状になっていましたが、今年はなだらかな形状となっていて、少しばかり積雪が少ないようにも感じます。

 

昨年の蚕玉岳
2008ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.1(2008/05/17〜18) F
今週の蚕玉岳
今回、箇所によって雪着きが異なるが積雪はほぼ昨年並み

ただ、蚕玉岳山頂の画像を昨年のものと比較すると、それほど変わらないことがわかります。

 

稜線からの滑り込み 横幅は100メートル以上 − 夕方になってフィルムパック

稜線からの滑り込みは左の画像のように、上から見て右側の剣ヶ峰から続く岩肌があるものの、左側の蚕玉岳直下はまだ雪解けが進んでいないため横幅は100メートル以上あります。そのため、右の画像のように広大なバーンが広がっています。

時刻は15時を回ろうとしている頃。バーン表面はフィルムパックが始まります。

 

この時期は毎年欠かさずやってこられるこちらの方。

久々に再会した光景に目が奪われます

午後になって綺麗な青空が戻ってくるようになり、久々の光景に目が奪われます。

 

昨年の位ヶ原
2008ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.1(2008/05/17〜18) F
今週の位ヶ原
昨年よりも若干雪解けが早いが例年よりも多い

こちらは稜線から滑り降りたところから見た位ヶ原。昨年と比べるとやや雪解けが進んでいるようですが、例年はもっとはっきりと唐草模様がしっかりできていますので、例年よりも多いことが分かります。

 

昨年の稜線直下の岩
2008ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.1(2008/05/17〜18) F
今回の稜線直下の岩
ほぼ昨年並みの積雪

剣ヶ峰から続く稜線直下はほぼ昨年並みの積雪です。

 

ほぼフラット状態
楽しく落ちて行けます

若干、湿雪気味ではあるものの、幾つものシュプール跡が若干気になる他はほぼフラット状態で、楽しく落ちて行くことができるバーンコンディションです。

 

急斜面から緩斜面に(昨年)
2008ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.1(2008/05/17〜18) F
急斜面から緩斜面に(今回)
ほとんど昨年と同様の状態

稜線から車道までの沢沿いを滑り降りますが、その3分の1程度のところに達すると斜面が緩くなってきます。この付近から沢の両脇にハイマツ帯が帯状に出現しますが、昨年と同様、どこを滑って行けばよいか分からないほど積雪量が多い状態です。

 

全景

この付近で県道乗鞍岳線と合流しますが、今年はまだ除雪がここまで到達していないため、切り通しの高さから積雪量が計測できません。稜線からの滑走エリア全体を見たとき、昨年並みかやや少なめといったところでしょう。

 

【雪渓下部】

ここからは雪渓下部の様子をお伝えします。

 

昨年の大雪渓入口
2008ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.1
(2008/05/17〜18) E

先週の大雪渓入口
(2009/05/09)

今週の大雪渓入口
昨年とほぼ同じかやや少ない

こちらは大雪渓入口付近。左上が昨年同時期、右上が先週、そして、下中央が今回の画像です。先週よりも50センチほど雪解けが進み、昨年とほぼ同じ状況です。

 

登山道の支柱の頭が見え始める

そして、登山道を示す標識の支柱の頭が姿をあらわし始めました。

 

トイレ付近 − トイレ前駐車場で縁石・ガードレールが出始める

先々週の段階でトイレ前駐車場の縁石が頭を出し始めましたが、ご覧のようにガードレールも見え始めます。

 

トイレ − 地面が見え始める

そして、トイレ周辺でもかなり積雪が少なくなってきました。

 

雪渓下部全景 モーグルコースの岩
例年よりも2週間早い雪解け、昨年と同じ推移

こちらは雪渓下部全景。左の画像の右上付近がいつもお伝えするモーグルコースの岩付近。雪渓下部は肩の小屋方面に向かってしばらく中斜面が続き、その後はなだらかな斜面に変化して肩の小屋までつながります。この中斜面から緩斜面へ変化するあたりに、モーグルコースの岩があります。(夏スキーのシーズン、この中斜面ではいくつものモーグルのラインができることから、便宜上、呼称させていただいております)

右の画像がモーグルコースの岩を捉えたもので、約1ヶ月半ぶりに再び姿をあらわしました。例年よりも2週間ほど早い傾向ですが、昨年と同じ推移を見せています。 Next

 

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