ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.22(2009/10/10〜11) A

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(Update:2009/10/15)

 

【大雪渓に到着】

大雪渓駐車場(肩の小屋口バス停)に降り立った登山客の方々は...

今日は下山しながら散策を楽しみます

地図を片手に登山道の位置を確認されています。この時期は、山頂に向かう方と車道や登山道を下山しながら紅葉を楽しまれる方が半々といったところで、こちらの方々は、昨日、山頂に行き、今日は登山道を鈴蘭(乗鞍高原)まで下山しながら紅葉を楽しむとのこと。

 

下山の登山道は大雪渓駐車場南側の沢です

「それにしても紅葉しているところはもう完全にないですねぇ〜」と、言い残して、大雪渓駐車場の南側の沢筋へと歩き始めます。大雪渓駐車場から宝徳霊神・位ヶ原への登山道は少しわかりにくいところにありますが、大雪渓駐車場の南側の沢です。画像ではマイクロバスの向こう側にあたります。

 

山頂登山へ − ヒルクライムとは一味違ったノリクラを

そして、こちらの方々は山頂へ。8月下旬に開催された第24回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍に出場されたものの、そのときは濃霧で大雪渓・山頂付近はまったく見えませんでした。今日ははっきりとその様子が見られ、初めてノリクラにやってきた方をお連れされての登山とのことで、ヒルクライムとは一味違ったノリクラを楽しまれることでしょう。

 

下山は折りたたみ自転車で

シャトルバスを降り立って、折りたたみ自転車を組み立てているこちらの方々もこれから山頂へ。そして、再びここまで下山した後は、この自転車で沿道の紅葉を楽しむ予定とのこと...「紅葉の時期のここ(大雪渓)から肩の小屋までの登山道が好きなんですよ。」と、おっしゃります。登山道脇に点在する真紅のウラジロナナカマドを間近で眺められるのが、この登山道の特長ともいえます。

 

撮影アイテムを探しながら...

「畳平から歩いて降りてきたけど、ホントに何もないねぇ〜」と、残念がるこちらのカメラマンの方々。紅葉が終わっても、ウラジロナナカマドの実やダケカンバの幹の躍動感など、ノリクラには紅葉以外にも、何か撮影アイテムがあり、そんなところを探しながら、下山されて行きました。

 

終日、沿道散策の方が絶えません

吐く息が白くなるほどの冷たい一日が始まりましたが、沿道は絶えず散策を楽しむ方があふれていました。

 

【雪渓下部】

ここからは、いつものように雪渓下部の様子をお伝えします。

 

スキーヤー専用道 − ウラジロナナカマド

先々週の真紅の紅葉から、先週の段階で一気に落葉してしまったスキーヤー専用道沿いのウラジロナナカマド。もう、これ以上変わることのできない状況となってしまいました。

 

誘導ロープが緩められ冬支度へ

スキーヤー専用道の誘導ロープをよく見ると、ご覧のようにロープが緩められています。これも冬支度のひとつで、これからロープの撤収が行われます。

 

日が高くなっても霜柱は消えない冷たい一日

そして、雪渓下部のいたるところで、霜柱が立っていて、日が高くなっても消えることなく残っているほど、今日は終始冷たい一日です。

 

石碑の岩 チングルマ −枯姿に

こちらは雪渓下部の南側にある石碑の岩。ここにある定点撮影のチングルマは、先週の真紅の紅葉が終わって、枯姿を見せています。

 

岩陰に新雪と凍結箇所 − 冬はもうそこまでやってきています

岩陰をよく見ると、所々で8日(木)に降った新雪が残り、凍結した箇所もあり、冬がもうそこまでやってきていることをうかがわせてくれます。 Next


■ご注意■

今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンをご検討ください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。

 

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