ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.9(2011/07/07〜09) D

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(Update:2011/07/14)

 

【雪渓下部 U − モーグルコース】

ここからはモーグルコースの様子をお伝えします。

 

コブ管理人 − 整備開始

前ページでも申し上げたように、コブ管理人が先週作成したコブラインの整備を始めています。

 

スプーンカットや氷柱がコース内に見られる

この一週間でコブの雪面にはスプーンカットやたけのこ状の氷柱がいくつも見られる状況。また、雪解けでコブそのものも浅くなっています。

 

朝の硬いバーンに、コース整備はなかなかはかどらない

このままではとても滑走できる状況ではなく、浅くなったコブを再度掘りなおして形状を整えますが、朝一番はバーンが硬く、なかなか効率の上がらない作業が続きます。

 

整備完了後のモーグルコース − 多くのモーグラーでにぎわう

そして、こちらはコブの整備が終わり、多くのモーグラーが訪れたお昼前のモーグルコースの様子。10時ごろからバーンが緩み、滑走しやすい状況となっています。

 

長さは101メートル×26コブ(ピッチ:3.9メートル)

ラインの長さは101メートル×26コブ(ピッチ:3.9メートル)

 

テレマークも... スコールも...

モーグラーの方々に加えて、テレマークの方や、スコールの方もお越しになっています。

 

どなたでも自由に滑走できます

モーグルコースはコブ管理人によって整備が実施されていますが、どなたでも自由に滑走することが可能です。初めての方は、コブ管理人の方に滑走する旨を一報してから滑走するよう心がけてください。

 

イヤイヤ登る子供さんもカメラの前では笑顔で...

子供さんの板も担いで登るものの、その後ろでイヤイヤ登る様子があります。でも、家族そろってモーグルコースにお越しになる様子はほほえましい感じを受けたりします。

 

こちらもイヤイヤ登っていますよ〜(笑)。

 

各スキーヤー・ボーダーの方には、定期的なデラがけをお願いしております

梅雨明け初日となった今日は、バーンが緩んでコブが深く掘れてしまい、さらに形状まで変化して行きます。そのため、定期的にデラがけを各スキーヤーにお願いしておりますので、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

 

【雪渓下部 V】

昨年のモーグルコースの岩
2010ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.9(2010/07/10〜11) B
今週のモーグルコースの岩
昨年より一週間早い雪解け

こちらはモーグルコースの岩。大雪渓の中で最初に出現する岩で、7月になるとこの付近にモーグルコースが作成され、多くのスキーヤーが集まることから、モーグルコースの岩と呼称させていただいております。

先週からの雪解けは高さ70センチ程度で、先週と同様、昨年よりも一週間早い雪解け状況となっています。

雪渓下端まで117m − 昨年より一週間早い雪解け

そして、モーグルコースの岩を中心に雪解けとともに上下方向に岩が延びて行きます。こちらはモーグルコースの岩の下端部分。ここから雪渓下端までの距離は117m。昨年よりも一週間早い雪解け状況です。

 

肩の小屋への登山道 − アイゼンが必要なときもあります

モーグルコースの岩の左側には肩の小屋への登山道があります。ご覧のとおり、まだ積雪があります。日差しがあって雪が緩んでいる場合は、問題ありませんが、早朝など雪面の硬い場合は、アイゼンなどの装備が必要です。

 

昨年の石碑の岩
2010ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.9(2010/07/10〜11) B
今週の石碑の岩
昨年より一週間早い雪解け
昨年の石碑の岩の下部のバーン
2010ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.9(2010/07/10〜11) B
今週の石碑の岩の下部のバーン
昨年より一週間早い雪解け

そして、モーグルコースの岩から南へ約100mほどのところに、大雪渓で二番目に姿をあらわす岩があります。こちらの石碑の岩は先週より1メートル近く雪解けして、先週と同様、昨年よりも一週間早い雪解け状況となっています。また、石碑の岩の下部のバーンも岩場の部分が多くなり、雪渓上部へつながるスキーヤー専用道も見え始めています。こちらも先週と同様、昨年より一週間早い雪解け状況です。

 

チングルマ

こちらは毎年定点でお伝えしている石碑の岩にあるチングルマ。若葉が目立つようになって来ました。

 

つぼみが膨らむ − 昨年より一週間早い

よく観察すると、つぼみが膨らんでいる様子が見られます。昨年よりも一週間早い状況です。例年、つぼみが観察された翌週には開花がみられますが、来週は白い花を見ることができるでしょうか?

 

雪渓上部から下部への滑走エリア
昨年よりも一週間早い雪解け

雪渓上部から雪渓下部へ滑り降りるエリアも雪解けが進み、滑走エリアが制限されるようになって来ました。昨年よりも一週間早い雪解け状況です。今後、さらに雪解けが進むと雪渓上部と雪渓下部は分離して、滑り降りることができなくなります。その際は、雪解けとともに現れるスキーヤー専用道を歩いて下山することとなります。

 

昨年同時期より一週間遅いの石碑の岩 東側
2010ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.10(2010/07/17〜18) B
今週の石碑の岩 東側
昨年より一週間早い雪解け状況

こちらがスキーヤー専用道の付近。石碑の岩の東側にあり、ご覧のように雪解けが進んできている様子がわかります。この先、大雪渓入口へとつながっています。積雪状況は、昨年よりも一週間早い雪解けです。 Next

 

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