ノリクラ 雪渓カレンダー
 
Vol.1(2013/05/11) A

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(Update:2013/05/16)

 

【乗鞍岳春山バス】

冬季閉鎖期間中 − 春山バスのみ通行可能

乗鞍岳春山バスが行く県道乗鞍岳線は、観光センター前から三本滝ゲートまではマイカー通行が可能で、三本滝ゲートより先はマイカー規制となり、7〜10月の夏季4ヶ月間はバス・タクシーや自転車などの通行のみ許可されています。

それ以外の期間は冬季閉鎖となっていて、乗鞍岳春山バスは特別な許可を取得して運行されています。そのため、夏季は通行可能な観光バスやタクシーでも通行はできません。

 

気温が高く雪解け水が凍らない
始発便から通常運行
冷え込みが厳しいと雪解け水が夜間凍結
速報 2013/05/04(始発便は運休)

道路そのものは除雪されて積雪はありませんが、周囲に残っている積雪が日中の日差しで雪解けして、道路にしみだしてきます。それが夜間の冷え込みで凍結して、翌朝になると全面凍結することがしばしばあります。

良く晴れた日は特に冷え込みが厳しいため凍結しやすく、逆に今日のように気温が高い日は凍結しにくいものです。そのため、「どうしてこんなに天気がよいのに運休なの!!」と、憤慨される方がいらっしゃいますが、このような天候のカラクリがイタズラしているためです。

 

雪景色 − ダケカンバ・ナナカマドはまだ芽吹き前
(県道乗鞍岳線29号カーブ付近)
紅葉 − お山のパッチワークが素敵!
2012ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.22(2012/10/06〜07) G

ノリクラには四季があります。これから新緑の季節を迎え、グリーンシーズンの最後には見事な紅葉が錦絵を描きます。ノリクラの紅葉は9月中下旬に標高2600メートルの大雪渓付近から始まり、ご覧の標高2000メートル前後の摩利支天付近は10月上旬、そして、山麓の乗鞍高原は10月中下旬に見頃を迎えます。

そのため、9月下旬から10月下旬までの間、ノリクラのどこかで紅葉の見頃が訪れて、1ヶ月もの長い期間にわたって紅葉を楽しむことができます。

冬景色の美しさとは、一味違った趣を楽しむことができるはずです。ぜひとも紅葉の時期もお越しになってはいかがでしょうか?WebSiteでは、紅葉の始まる前の9月上旬から紅葉情報をお伝えしています。紅葉見物にお越しの際は、事前にチェックされたうえでお越しになれば幸いです。

また、県道乗鞍岳線(エコーライン)の紅葉ビューポイントを示した ノリクラガイドマップ  紅葉 上部エリア版ノリクラガイドマップ 紅葉 下部エリア版 もご覧になると参考になるかと思います。

 

2週間前の冷泉小屋付近(春山バス試運転)
ノリクラ 雪渓カレンダー プレリリース版
Vol.6(2013/04/25〜29) A
今回の冷泉小屋付近
道幅が徐々に広がる

雪の壁も時間と共に少しずつ変化しています。こちらは標高2230メートルの冷泉小屋付近。このあたりから雪の壁が高くなってきます。左の画像は4月25日(木)の春山バス試運転時の様子で右は今回の状況です。雪の壁の高さに関してはそれほど違いを感じませんが、良く見ると道幅が試運転時よりもかなり広くなり、道路両脇の路肩白線が確認できるまでになっています。

 

場所によっては道幅はまだ半分

それでも部分的には道幅が半分程度しかない箇所もあり、車両のすれ違いができない状況です。乗鞍岳春山バスですら、途中でバスが対向しないダイヤ編成になっていて、夏季のように一般のバス・タクシーや自転車の通行ができないのも無理はないところです。

 

位ヶ原山荘に到着

三本滝ゲートを通過して約40分、乗鞍岳春山バスは標高2350メートルの終点 位ヶ原山荘に到着です。

 

【位ヶ原山荘に到着】

位ヶ原山荘 − 気温8℃、雨が降り続く

8時過ぎの位ヶ原山荘の気温は8℃。しとしとと降り続く雨の勢いに変わりはありません。

 

雨に冷たさがないから、まだ過ごし易い

雨に冷たさは感じられず、レインウェアーがびっしょり濡れても寒さを感じないだけ、まだ過ごし易いと状況といえるでしょう。雪よりも雨のほうが始末が悪く、また、冷たい雨は雪以上に寒さを感じるものです。

 

雪の壁は4メートル以上 入口はスロープ状に除雪される

位ヶ原山荘から100メートルほど歩くと屋根板の入口があります。周辺の雪の壁は4メートル以上あって、切り立った壁はとても登ることができませんが、一箇所だけスロープ状に除雪されているところがありますので、ここから登って行きます。

 

「さっき、ちゃんとスロープ作っといたでよぉ〜!」
ノリクラ 雪渓カレンダー プレリリース版
Vol.6(2013/04/25〜29) B
大雪渓まで除雪が続けられる

「さっき、ちゃんとスロープ作っといたでよぉ〜!」
2週間以上も前のことですが、重機のエンジン音がけたたましく鳴り響く中、バックホーを操作する除雪の方が大声で叫んでくれました。

今年は積雪量が多く、除雪作業は若干難航されているとも聞いています。5月下旬には春山バスが大雪渓まで運行される予定になっていて、位ヶ原山荘から大雪渓までの約3kmの区間の除雪が急がれるところです。 Next


■ご注意■

今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)

 

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