ノリクラ 雪渓カレンダー
 
Vol.11(2013/07/20〜21) D

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(Update:2013/07/25)

 

【雪渓上部】

雪渓上段全景

それでは雪渓上部の様子をお伝えします。全体的に見ると、画像の中間付近では昨年よりも1〜2週間ほど雪解けが遅い状況が見られ、上端に近いところは、逆に昨年より雪解けが早い状況が見られます。

 

昨年の雪渓上部右側
2012ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.11(2012/07/21〜22) E
今週の雪渓上部右側
昨年よりも1週間以上遅い雪解け

雪渓上部は中央部分で上部から尾根が延びてきて、バーンは左右に分離してくるようになります。こちらの画像は雪渓上部右側で、中斜面が続き、ポールレッスンが盛んに行われるエリアです。昨年よりも1週間以上遅い雪解けです。

2008年以降では、2010年に匹敵するほど積雪量の多い状態です。

 

雪渓上部を左右に分ける中央の尾根 − 昨年より2〜3週間遅い雪解け

雪渓上部を左右に分ける中央の尾根が、今週から確認できるようになりました。こちらでは昨年よりも2〜3週間遅い状況で、大雪渓全体の中でも最も雪解けが遅い箇所となっています。

 

今日ものんびりと過ごします
「WebSiteを毎回見てるので久しぶりという感覚がありません」

毎年、月に一度はノリクラに来るようにしたいとおっしゃるこちらの方。「ノリクラは5月末以来ですが、WebSiteを毎回チェックしているので、久しぶりに来たという感覚はありませんよ。」

大雪渓にはシャトルバスで朝一番でお越しになり、大雪渓を見ながら朝食、そして、大雪渓の上端まで登ってのんびりと一日を過ごして、お昼休みも雪渓の上...終日にわたってできるだけ大雪渓で過ごしたいとおっしゃっていました。「まだ、1本しか滑っていませんが、これでいいんです。この景色さえ眺められれば、何も考えなくてよい...」

ヤマの中は細かく見ようと思えば、際限なく色々なものを発見し続けてしまいます。その上、山登りには登頂する喜びがあって面白さが倍増するものです。そんな忙しい楽しみ方をしていると、ヤマ全体の雰囲気をボーっと楽しむことを忘れてしまう側面があるかもしれません。

しかし、こちらの方のようなすごし方が続けられたら、ヤマに飽きることなくずーっと楽しめるはずです。

 

大雪渓の一番高いところまで登る

冷え込んだときの雪渓上部のバーンは、スプーンカットの角が立っていて、滑走が難しいときもありますが、今日はバーン表面が緩んで、スプーンカットの形は若干残るものの、スキーを走らせれば全く気にならないほどの柔らかさ。

 

今日は6本も滑りました 松本平までくっきりと

「今日はもう6本も滑りました。」というこちらの方。大雪渓の一番高いところから眺める松本平は遥か彼方にあります。でも、その様子がくっきりと確認できるほど、今日は空気が澄んでいます。7月としては珍しいほど好条件です。

 

雪渓上部右側上端 − 昨年より1週間早い雪解け

こちらは雪渓上部右側上端。昨年よりも1週間ほど雪解けが早く、例年とほぼ同じかやや少ない状態です。他のエリアでは昨年より多い状態ですが、この箇所だけは昨年よりも少なくなっています。

 

上端から−雪渓下端まで496メートル
過去5年間で最長

上端から雪渓下端までの距離は496メートル。昨年は486メートル、2011年は468メートル、2010年は475メートル、2009年は284メートル、2008年は465メートルです。従って、過去5年間で最長となっています。

 

雪渓上部右側のバーンでは、ゲートが設置されています。

 

アルペンボードのレース まずはジュニアから

今日はアルペンボーダーの方々を中心にレースが行われています。ジュニアと成人に分けて競い合います。

 

歩くものもうイヤ

こちらのジュニアは歩くものはもうイヤ!ボードを持ってもらっていますが...

 

自分の道具は自分で持って歩く

自分の道具は自分で持って歩くのもトレーニングの一つです。何とか自分で持ってハイクアップを頑張ります。

 

配車復活戦

午前中の予選が一巡して、敗者復活戦。

 

真剣そのもの...
上位二人が決勝へ

上位二人の枠に入れるよう、予選以上に真剣です。

 

雪面にグイグイとエッジを食い込ませて

雪面にグイグイとエッジを食い込ませてシャープなターンをつなげて、バーンの荒れをものともせずにターンを切り替え行きます。

アルペンボードで滑走するにはスキー以上にフラットな条件が必要ですから、大勢でバーン整備しなければなりません。そのため、このようにたくさんのアルペンボーダーが集まって、滑りながら自分たちのバーンを整備しなければ、トレーニングには結びついていかないものだと思うのです。

 

【肩の小屋】

肩の小屋

こちらは大雪渓の北西に位置する肩の小屋。乗鞍岳山頂(剣ヶ峰)への登山道の中間にあります。

 

久しぶりに晴れ上がった日は布団干し

久しぶりに晴れ上がった日は、真っ先に宿泊用の寝具の天日干し。ちょっとでも日が翳ったりすると、湿ってもいないのに、布団が冷たくなってしまいます。ですから、布団を干している間は、他の仕事をしていても絶えず空の顔色を伺い続けています。

 

登山者が立ち寄る − これから忙しいお昼の時間になる

お昼休み近くになると、剣ヶ峰から下山してきた登山者が立ち寄るようになってきます。忙しい時間帯が始まります。

 

スタッフの休憩も仕事の合間を見ながら

そのため、お昼休みも全員が揃ってとることはできません。

 

屋外のベンチでも気持ちよい

気温は16℃。日差しがあって、外のベンチのお昼休みを取っている登山者もたくさんいらっしゃいます。

 

登山道は数珠繋ぎ状態

ここから眺める山頂方面の登山道は、ご覧の通りかなりの人出。取材二日目の翌日はさらにたくさんの人出があり、登山道はまさに蟻の行列のような状態となっていました。夏山シーズンが本格的に到来した雰囲気です。

 

「人手が足らないんですよ」」 アルバイトの募集

たくさんの方がお越しいただくのはうれしいこと。でも、まだスタッフが集まっていないのででんやわんや状態。ですから小屋の一角には求人募集の張り紙が出されていました。肩の小屋では7月下旬から8月上旬に住み込み勤務可能なアルバイトを募集しています。詳細は肩の小屋まで(連絡先:0263−93−2001 鈴蘭小屋)。 Next

 

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