ノリクラ 雪渓カレンダー
 
Vol.22(2013/10/05〜06) F

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(Update:2013/10/10)

 

【紅葉情報−宝徳霊神〜位ヶ原付近(標高2500m付近) U】
★ピークです(例年の見頃:9月下旬〜10月上旬)★

それでは、位ヶ原の車道沿いの様子をお伝えします。

 

ダケカンバの落葉が始まる

ダケカンバは全体的には先週よりも色合いがよくなり、ピークを迎えています。こちらは10月5日(土)の様子ですが、すでに落葉が始まっています。そのため、ピークを過ぎている状況で、厳密なピークは10月2日前後だったと考えられます。

 

昨年の位ヶ原のウラジロナナカマド
2012ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.22(2012/10/06〜07) F

先週の位ヶ原のウラジロナナカマド
ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.21(2013/09/28〜29) F

今週の位ヶ原のウラジロナナカマド
ほぼ落葉

こちらのウラジロナナカマドは、早めに紅葉が進捗した個体で、先週の段階で枯れてしまい、今週はかなり落葉が激しい状態です。先ほども申し上げたように、枯れた部分がなくなったため目立たなくなり、他の紅葉した部分が際立つ状況となっています。

 

昨年の位ヶ原宝徳霊神バス停
2012ノリクラ 雪渓カレンダーVol.22(2012/10/06〜07) F
先週の位ヶ原宝徳霊神バス停
ノリクラ 雪渓カレンダーVol.21(2013/09/28〜29) F
今週の位ヶ原宝徳霊神バス停
全体的にはきれいな紅葉へと進んだ

きれいに紅葉した部分は、先週の段階ではまだ青い状態であったことがよくわかります。また、こちらの画像では先週紅葉していた部分がまだ、そのまま残っていて、全体的にはきれいな紅葉へと進んでいる様子がわかります。

 

先週の屋根板の紅葉
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.21(2013/09/28〜29) F
10月2日(水)の屋根板の紅葉
今週(10月6日(日))の屋根板の紅葉
数日単位で一気に進む

こちらは位ヶ原山荘〜宝徳霊神 登山道から見た屋根板の紅葉。ノリクラの紅葉スポットの中で最も優れた絶景ポイントです。左上が先週の様子、右上は10月2日(水)の様子、下は10月6日(日)の様子。紅葉が始まりだすと、数日単位で一気に進む様子がわかります。

 

肩の小屋のスタッフもお昼休みに訪れる

いつもは肩の小屋で忙しく毎日を過ごしています。お昼休みを使って、今回はじめての紅葉散策。もちろんこちらの絶景ポイントも初めてやって来ました。感動のあまりに声が出ません...何枚も写真を撮り続けてしまうほど...

 

途中の登山道も紅葉の回廊が続く WebSiteを確認し、今日しかないと思って来ました!

絶景ポイントに向かう登山道もなかなかの紅葉が続いています。こちらのお二人はWebSiteを確認して今日しかないと思ってやってこられたとのこと。昨年は車道を歩いて位ヶ原山荘まで降りましたので、今日は絶景ポイントからさらに登山道を歩いて位ヶ原山荘へ降りるとのことでした。

大雪渓から位ヶ原山荘は、車道沿いはもちろんのこと、登山道沿いもすばらしい紅葉が続いています。できれば両方歩いていただきたいところですが、現実的には一日で両方を回ることはかなり忙しく、せっかくのんびり過ごすのであれば、どちらか一方ということになります。

 

位ヶ原お花畑

車道に戻って、こちらは7号カーブの位ヶ原お花畑。ほぼピークの状態といってよいでしょう。

 

昨年の位ヶ原宝徳霊神バス停
2012ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.22(2012/10/06〜07) F

こちらは昨年同時期のものですが、色合い的にもほぼ同じ状態で、今年もなかなかのコンディションであることがわかります。

 

ツアーコース入口(11号カーブ) − パンフレット・ポスターなどでたびたび登場するスポット

さらに下って11号カーブのツアーコース入口付近。右の画像はパンフレットやポスターなどでたびたび登場する場所で、今日も多くのカメラマンがお越しになっています。

 

今日も多くのカメラマンが...

こんな光景に出会ってしまったら、また来年もやってこようと決意することは間違いないことと思います。

 

昨年のツアーコース入口(11号カーブ)
2012ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.22(2012/10/06〜07) F
先週のツアーコース入口(11号カーブ)
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.21(2013/09/28〜29) F
今週のツアーコース入口(11号カーブ)
先週よりもさらによい発色

11号カーブのこちらのウラジロナナカマドも、他の個体よりも紅葉が早い状況が見られ、昨年はすでに枯れ落ちていました。今年は先週の段階できれいに色付いてきました。葉の状態が心配されたものの、今週はさらによい発色となりました。

 

今年も「当たり年」になりました

先週は状態のよいウラジロナナカマドを探さなければならない状況でしたが、今週はきれいな発色が至るところで見られるようになり、予想以上の「当たり年」となりました。

 

【紅葉情報−位ヶ原山荘付近(標高2350m付近)】
★ピークです(例年の見頃:9月下旬〜10月上旬)★

先週の屋根板・富士見沢
ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.21(2013/09/28〜29) F
10月2日(水)の屋根板・富士見沢 10月6日(日)の屋根板・富士見沢

標高2350メートルの位ヶ原山荘付近は、ダケカンバとウラジロナナカマドの二種類の構成となりますが、ダケカンバの比率の方が多くなり、黄色から褐色の屏風にウラジロナナカマドの赤が点在する構成となります。

左の先週の段階でもかなり色付いたと感じられる状況でしたが、3日後の中央の画像はさらに色合いが深くなってほぼピークの状態、7日後の右の画像はピークを少し過ぎた色合いになってきました。どの時点の色合いが良いかは、ご覧になった方々の好みによるかと思いますが、紅葉がピークに近づくと一気に色合いの深まりが訪れる様子は一目でわかるかと思います。

 

昨年の位ヶ原山荘付近
2012ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.22(2012/10/06〜07) F
先週の位ヶ原山荘付近
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.21(2013/09/28〜29) F
今週の位ヶ原山荘付近
昨年より進行がやや早い

下段の今週の画像は、左上の昨年の状態と比べてほぼ同じか、やや色合いが深い状態で、昨年よりも進行がやや早いと考えられます。

 

昨年の位ヶ原山荘付近
2012ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.22(2012/10/06〜07) F
今週の位ヶ原山荘付近
山荘より下部で今年のほうが
色付きがはっきりと

位ヶ原山荘より上部では昨年とそれほど大きな違いはありませんが、位ヶ原山荘より下部では明らかに今年のほうが色付きがはっきりしている様子が見られます。

 

先週の位ヶ原山荘〜冷泉小屋
ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.21(2013/09/28〜29) F
今週の位ヶ原山荘〜冷泉小屋
ダケカンバの黄色が濃くなる

位ヶ原山荘から冷泉小屋に向かう沿道の様子を見ても、ダケカンバの黄色がかなり濃くなっています。

 

10月2日(水)時点は鮮やかな黄色 10月6日(日)には黄金色まで色彩が深まる

ダケカンバの鮮やかな黄色が好みという方は、今年の場合は10月2日(水)前後で、かなり深まった黄金色が良いという方は10月6日(日)ということになります。ただし、右の画像のように黄金色まで深まった場合、多少の風や降雨で一気に落葉してしまう危険性があります。そのため、天候などのタイミングを見計らって早めに紅葉散策に訪れなければならないでしょう。 Next


■ご注意■

今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンをご検討ください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。

 

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